自閉症だった私へⅢ

「自閉症だったわたしへⅢ」 (ドナ・ウィリアムズ、河野万里子訳、新潮文庫)

 高機能自閉症である著者の手記第3弾。この本を読んでいると、著者の生きようとする強さに心を打たれる。第3弾では、同じく自閉症のパートナー・イアンとの生活を通して、「わたしの世界」から「世の中」、そして「わたしたち」の世界へと生活の幅が広がっていく。自分の意志とは関係なく行動してしまうことを「防衛心」と呼び、それから解放されるためにイアンと編み出した方法や、イアンとの結婚、そして関係を絶っていた著者の家族のことなど、著者の生きる様は本当に過酷だ。「わたしらしく」生きることがどんなに大切か、強く伝わってくる。

 自閉症を抱えながらも、他者と生きることを求めつづけるドナとイアンを、言葉では表せないほどすごいと思った。難しいけれども、読み応えのある本でした。
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by halca-kaukana057 | 2005-01-23 20:49 | 本・読書

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by 遼 (はるか)
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