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考えるための道具としての知識

 久々に天文仲間の方々と、星見をしてきました。薄曇りで、空は澄んでおらずあまり条件はよくないため、月と木星しか観られませんでしたが、それでもどちらの天体も何度観ても見入ってしまう魅力があります。月のクレーターのでこぼこ、海の部分の色、陰影。木星の縞模様、4つのガリレオ衛星。眼で観るだけでなく、スケッチしたいなと思った。残念ながら紙も鉛筆もなかったので出来なかったが、もっともっとよく観たい、もっと月のことも木星のことも知りたいと思った。あのクレーターはどのくらいの大きさ、高さ、深さなのだろうか。どんな名前が付いているのだろうか。「かぐや」が月に還った場所はどのあたりだっただろうか。いつも当たり前のように観ている月について、もっと知りたくなった。

 そんなことを考えながらしばらく月を観ていて、何かについてもっと考えようとしている時や疑問を持つ時、知識は必要となってくるのではないかと思った。これまで、知識と言うと詰め込んで、自分の中にためておくもののようなイメージがあった。でも、知識は力となる。例えば月なら、クレーターや月の岩石など月に関する知識をもとに、もっと深く知り、疑問を持ち、考えることが出来る。音楽なら、時代や作曲家、作品に関する背景や楽典を知って、作品についてより深く考えることが出来る。知識は道具となり、その道具を技として使い、さらに学んでいける。

 何かについて、もっと知りたいという気持ちは、それについてもっと考えたいという欲求のあらわれなのかもしれない。知識ばかり増やして何になる、知識の詰め込みはよくないという考えもあるけれども(自分自身そう考えていた)、知識がないと考えるにも考えられないと思う。知識と、その知識を使う経験、そして知識を使って考え、さらに深く知る。学ぶことはその繰り返しなのだと思う。何かについて知りたいと思ったら、ためらうことなく調べて、知識を蓄えよう。きっと、その蓄えが視野を広げ、考えを深めることにつながるはず。

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by halca-kaukana057 | 2009-10-29 21:51 | 日常/考えたこと

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by 遼 (はるか)
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