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まだまだ知らないシベリウスの歌曲

 昨日12月8日はシベリウスの誕生日(&マルティヌーも。一緒だったんだね…忘れてました)。そこで昨日から、シベリウスの作品を色々聴いている。シベリウスならやっぱり交響曲・管弦楽曲もいいけど、これまで歌曲を取り上げたことがなかった。歌曲も色々あるんです。今年は声楽の魅力をコンサートで味わう機会を作ることが出来たので、その視点から歌曲を聴いてみる。

 聴いているのはBISのシベリウス選集「The Essential Sibelius」より11枚目。シベリウスの歌曲のほとんどはスウェーデン語歌詞。シベリウス自身がスウェーデン系というのもあっただろうし、元の詩そのものがスウェーデン語によるものだったからというのもあっただろう。ここではあまり深く気にしないことにする。

 この11枚目の「三月の雪の上のダイアモンド」Op.36-6.以前、私はバーバラ・ボニーによるものを聴いたことがある。このCDではバリトンのヨルマ・ヒュンニネンが歌っている。伴奏はヨルマ・パヌラ指揮ヨーテボリ交響楽団。ボニー盤の伴奏はピアノだった。同じ作品だけど、歌手や伴奏で味わいがまた変わる。ボニーのはまさにきらめく雪を思わせるし、ヒュンニネンからは春へ向かう暖かさを感じる。ハープのアルペジオが伸びやかな歌声に、きらめきを加えている。まだ冬は始まったばかりだというのに、春が待ち遠しくなってきた。

 アンネ・ソフィー・フォン・オッターとモニカ・グループの「考えること」JS192のハーモニーにはうっとり。歌詞もスウェーデン語を英訳したのを読んでみると、いい詩だなぁと思う。詩はフィンランド国歌「Maamme(我が祖国)」の作詞(スウェーデン語での)をした、ユーハン・ルードヴィーグ・ルーネベリ(Johan Ludvig Runeberg)。シベリウスの歌曲には、ルーネベリの詩のものが多い。

 歌曲は、詩を読みつつ聴くのもいいけど、歌声そのもの、歌声の響きや伴奏だけをそのまま聴くのもいい。伸びやかな旋律の中に、ほの暗さがあるのがシベリウスだなぁ…とも思う。シベリウスは好きだけど、まだまだ知らない曲、聴いたことのない曲、よくわかっていない曲もある。「アンダンテ・フェスティーヴォ」のような、知られざる名曲もあると思う。そんな楽曲を、自分なりに発見できたらいいなと思う。

 バーバラ・ボニーのCDはこれ。
HMV:ダイヤモンド・イン・ザ・スノウ~北欧歌曲集
バーバラ・ボニー(ソプラノ)/アントニオ・パッパーノ(p)
 シベリウスの他にもグリーグやアルヴェーンなど北欧作曲家の歌曲が入ってます。歌声に惚れます。
by halca-kaukana057 | 2009-12-09 22:43 | 音楽

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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