どんな時も、自分の音楽を

 前回から少し間があいて、今年最後のピアノ記事です。思いきり落ち込んで、立ち上がって、今はソナチネ7番全楽章とシベリウス「樅の木」、ブルグ25おさらいをしています。

 ソナチネ7番は、まだまだ第1楽章が安定しません。指が滑る、回らない。音を外してばかり。結局このまま年を越すことになりました。私にとっての第1楽章の課題が、指が回らないこと、技術であることが悔しい。技術はそう簡単に身に付くものではない。そう実感しています。簡単だろうと思っていたが、こんなに苦労するとは…。恐るべしソナチネ7番。
 第2・3楽章のほうが弾きやすいです。勿論、どちらも難しいところはあります。第2楽章はトリルとスラーの繋ぎ。第3楽章は左手の指遣い。3拍子系で、「ドミソドミソ…」という伴奏の場合、5・3・1という指遣いがお決まりのはず。ところが、この第3楽章では、4・2・1。慣れるまでは「お決まりの左手伴奏の指遣い」ではない指遣いに戸惑いました。後はコロコロと変化する強弱と、2つの主題をどう弾き分けるか。模索中です。

 以前、ピアノ演奏の録音・録画をアップするのは最低限にとどめるつもりと書いた。録音していると、解釈や表現を演奏で表すことよりも、きれいにミスなく演奏することばかり気にしてしまうから。あれから考えたのだが、思い通りの演奏が出来ないからアップしないのではなく、どんな時、どんな場でも自分の思い描く演奏をすることを目指す。これが自分の課題ではないのか。確かに緊張する。マイクやカメラをセットして演奏するとひとりで演奏しているのに緊張してしまって、手に汗をかくこともある。でも、その緊張を乗り越えて、皆演奏しているのではないか。どんな時も、自分の目指す音楽を心から奏でたい。これは、録音・録画すること、人前で演奏することに限らない。どんな時も…他者の進度の速さや挑戦意欲の高さ、練習している作品の難易度に圧倒されて自分を見失ってしまいそうになる時も、なかなか進展がなく焦る時も。周囲がどうあろうと、自分自身がスランプに陥っていても、「こんな音を奏でたい」「この解釈が伝わるような演奏をしたい」という灯台のような目標を持っていたい。どんな状況でも、私は私の目指す音楽へ向かいたい。勿論、視野を狭めたり、考え方を偏らせないように気を付けて。これが来年の目標です。

 そんな思いで、久々に録音してしました。ソナチネ7番第2楽章。
ソナチネ7番(クレメンティ op.36-1) 第2楽章ソナチネ7番のページでどうぞ。第1回録音です。
 トリルが難しい…。もっとゆったりでもいいよなぁ…。柔らかさ、優しさも足りない。第2楽章も年越し決定! ……。

 来年の目標をもう一つ。シベリウス「樅の木」を演奏すること。譜読みは終了。「わからない」と放り投げていた部分も解決しました。あとはみっちり練習するだけです。ここからが長いのですが…。アルペジオの嵐、静寂の深い低音をどう出すか。楽譜とにらめっこしていても始まらない。今度は鍵盤に向かおう。まさか、自分が「樅の木」を演奏しようと練習していることが夢みたいです。少し前までは「無理だ、今の私には弾けっこない」と思っていたのに、譜読みをして、少しずつ音をとってみて、「弾けるかもしれない」と感じている。ソナチネ7番が全然進まず、さらに壁にぶつかり落ち込んでいたのに、決して進んでいないわけではなかった。そうだ、今年はブルグミュラー25を完了した。これだけでも充分な進歩だ。それに、「樅の木」への第一歩、第二歩を踏み出せるなんて。信じられない。いや、信じろw

 ということで、来年ものんびりですがピアノを、音楽を楽しみたいと思います。
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by halca-kaukana057 | 2009-12-31 22:36 | 奏でること・うたうこと

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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