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「フィンランディア」 金管楽器の魅力と難しさ

 先日、アマオケの演奏会に行きました。久しぶりのオーケストラの演奏会。ずっと器楽ソロ、もしくは室内楽の演奏会ばかりに行っていたので、オーケストラを聴きに行きたいと思っていました。オケの演奏会が少ないので、アマオケでも貴重です。

 演奏会は、団員の知り合いが聴衆に多いのか、発表会のような雰囲気でした。コンサート・演奏会ではちょっと今まで感じたことのない雰囲気だったので、部外者がここにいてもいいんだろうかという気持ちになりました。一般のお客もチケットを買って聴きにくるコンサートで、この雰囲気はいいのかなぁ…と部外者の私は感じました。

 このコンサートでは、シベリウスの交響詩「フィンランディア」も演奏されました。ええ、「フィンランディア」目当てで聴きにきました(他のプログラムも好きな作品ばかりで、楽しみでした)。「フィンランディア」を生で聴くのは2度目。1度目は別のアマオケで。その時は、愕然としました。金管は音を何度も外し、「フィンランディア賛歌」の部分の木管も、風の音ではなく機械音に聞こえる…。CDで聴くのと全然違う…かなりガッカリしました。

 そして今回。冒頭のトロンボーンの重い音で、空気が張り詰める。ああ、この雰囲気だ。しかし、やはり金管(一部の楽器のみ)は苦しそうだ。木管の音も機械音に近い…。それでも、以前とは違う印象を持った。この「フィンランディア」は、特に金管楽器にとってはとても魅力的な作品だと思う。独立を願うフィンランド国民の勇ましい雄たけびような、大砲のような音をイメージさせる金管楽器の存在。「フィンランディア」では要となる存在だと思う。決まれば、奏者も嬉しいだろうし、この作品の魅力を存分に表現できる。しかし、その音を決めるのは非常に難しいということ。私はピアノしか演奏したことがないので、金管楽器の演奏の難しさを知らなかった。2度目の「フィンランディア」で実感した。この作品は、金管楽器にとってとても魅力的ではあるけれども、非常に難しい曲なんだ、と。

 今、相変わらず、ピアノの音を出すことすら難しい(でも、今はそれだけで充分)状況に置かれている。そのせいか、ピアノだけでなく、他の楽器の音のこと、音を出すこと、演奏することの難しさも考えるようになった。これまで簡単に「”音楽”を奏でたい」と書き綴ってきたが、その言葉の重さ、実行することの困難さを考えてはいなかった。”音楽”とは何か、”音楽”を形作る”音”とは何か。ピアノの音色だけを聞くために弾くことしかできない今、考えるべき課題が見つかった気がする。

 いつかは、プロオケの金管もバシッと決まった「フィンランディア」を聴きに行きたいなぁ。


・過去関連記事:ピアノの音を聴くためだけに、音を並べる
by halca-kaukana057 | 2010-08-16 22:01 | 音楽

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by 遼 (はるか)
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