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楽しさとメッセージを絵本に込めて 「MOE」レオ・レオニ特集

 よく読んでいる絵本・児童文学関連雑誌「MOE」。今月号が素敵過ぎます。


MOE(モエ) 2010年12月号
白泉社

 特集が「スイミー」や「あおくんときいろちゃん」などでお馴染みのレオ・レオニ。今年生誕100年を迎えました。生誕100年ということで、「MOE」で特集してくれないかなと待っていたのですよ!ありがとうMOE編集部さん!

 レオ・レオニの作品に出会ったのは、小学校の教科書で。「スイミー」や「アレクサンダとぜんまいねずみ」を読んで、面白いなと思った。が、それだけで終わってしまった。

 しかし、大人になって、読み聞かせに興味を持ち読み聞かせをしているサークルへ入った。そこで、様々な絵本と出会ったが、レオ・レオニの作品は印象に強く残り、何度も読み聞かせ作品に選んだ。教科書で読んだ時とは違う思いで読んだ「スイミー」と「アレクサンダとぜんまいねずみ」。ユーモラスな「フレデリック」、「コーネリアス」もお気に入りの作品。他にも、まだ読んでいない作品も紹介されていて、ますますレオ・レオニ作品に興味を持ちました。

 特集では、孫のアニーさんへのインタビューも。レオ・レオニが家庭ではどのような人間だったのか、仕事をしている時はどうだったのか。貴重なお話。今でも、絵本作りに使った画材やゴム版スタンプは大事に保管されている。レオニ作品は物語も面白いが、温かみがあってカラフルな絵も魅力。スタンプだけでなく、紙をちぎったり。その紙もちゃんと保存されている。レオニ自身、絵本の仕事をとても大切に思っていたそうで、物語や絵を楽しみながら、作っていたのかなぁと感じました。アニーさんの話によると、アニーさんから見た祖父・レオはとても楽しい人で、家族を驚かせたり楽しませるのがとても好きだった、と。絵本にも、そんなレオニの人柄が表れていたのだな。

 私はずっとレオ・レオニは「絵本作家」だと思っていたのですが、絵本の仕事だけでなく、デザイン全般、アーティストとしても活躍していた。絵本とは異なる作品、更にはクーパー・ユニオン大学での講演内容も。「ものをつくる」ということはどういうことなのか、作品に対して何を感じていたのか。つくられたものは歴史の一部として残り、子ども達のためのものとなる…。という内容に、レオニの絵本は楽しい、でも、強いメッセージがその絵とお話に柔らかく包まれている。絵本でも、デザインやアートでも、レオニは様々なイメージやメッセージを持って、それを表現していたのだと感じました。

 ただ楽しいだけではないレオニ作品。でも、やっぱり楽しいレオニ作品。まだ読んでいない作品も合わせて、レオニ作品を読み返そうと思います。

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by halca-kaukana057 | 2010-11-12 22:42 | 本・読書

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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