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和音の楽しみ

 約1ヶ月ぶりですが、ピアノ練習経過です。

【クーラウ:ソナチネ4番】
 第1楽章を両手で。クレメンティの「ソナチネ7番」1楽章よりも弾きやすいと感じるのは何故なんだ…?(汗)
 この4番第1楽章は、ぴょんぴょんと飛び跳ねるようなメロディーとスケールが印象的。しかし、飛び跳ねるようなメロディーだからと言って、元気に演奏するのではない。第1主題はp(ピアノ:弱音)で始まるし、第2主題にはdolce(甘く・やさしく)とある。飛び跳ねるようだけれども、やさしく、滑らかに。でも、強弱の変化はつけて。ソナチネでも、抑揚をつけて滑らかに演奏することが求められているようです。朗らかだけれども、「元気いっぱい」とは違う。そんな微妙な変化を形にして、演奏したいです。

【シューマン:春の歌(「ユーゲントアルバム」より)】
 前回の記事でこの作品に取り組むと決めたものの、実はとても不安だった。和音は多いし、ヘミオラのリズムは取りにくいし…。本当に演奏できるようになるのだろうかと思っていた。しかし、ヘミオラのリズムを打ちながらメロディーを歌い、右手だけの練習を重ねるうちに、おぼろげながら形になってきた。まだ和音が怪しいところがあるのですが、練習するのが楽しい。和音がどのように変化していくのか。それを譜読みや鍵盤で確かめながら演奏するのが楽しい。これまで、和音の多い作品は敬遠していました。この「春の歌」のように、和音でメロディーが構成されている作品は特に。すばやく次の和音、次の和音を出すことが苦手だから。今も、途中で何度も止まります。でも、以前ほど和音への抵抗は少なくなった。シューマンのおかげです。
 でも、まだ第1主題の右手しか練習していない。左手、第2主題以降…先は長いぞ…。

 ヘミオラのリズムは頭に叩き込んだ。ちなみに、叩き込むために、楽譜作成ソフト「Sibelius6」の体験版をダウンロードして、楽譜を打ち込み、ゆっくりと再生しながらリズムを取る練習をしました。この「Sibelius6」,起動するとシベリウス「交響曲第6番」の第1楽章の終わり辺りのメロディーが流れます。まさしくシベリウス!!
(しかし、何故このソフトの名前が「シベリウス」なのだろう?「ベートーヴェン」や「モーツァルト」、「ハイドン」など、他の作曲家の名前ではなく、「シベリウス」を選んだ理由が知りたい…。開発者がシベファンだったとか…?)
Sibelius 6 - 音楽制作|譜面作成ソフトウェア

【シベリウス:樅の木】
 楽譜作成ソフトではなく、作曲家のシベリウスの作品の話。あとで挙げる「クインテット」の練習をしていて、あまり出来ていません。でも、こちらも和音の変化を楽しめるようになって来ました。

【宮川彬良:ゆうがたクインテット テーマ】
 この作品が練習曲リストに入っていることが信じられない!!
楽譜は、サイドバーにもある公式の弾き語り楽譜を使ってます。伴奏をまず練習して収録。あとでメロディー部分を演奏して、別に収録。動画作成ソフトで合わせる形を取ろうかと思っています。初級のピアノソロ楽譜もネットで見つけたのですが、ハ調に移調されていて、それを原調のニ長調に移調するのが面倒だったので、せっかく楽譜も出ていて持っているのだから、それを使おうと。
 この作品も、和音が多いです。シューマンと同じように、譜読みや練習でその和音がどのように変化していくのかを辿りながら練習するのが楽しいです。8度の和音もかなり出てくるのですが、ぎりぎりです。練習するうちに開けるようになるかとは思います。
 また、和音が多いと、音色の厚みに驚きます。音色の厚さ、響きの深さ…和音ひとつで随分違うのだなと感じています。ちょうどいい。シューマンと合わせて、和音の奥深さに浸ろうじゃないか。

 音は取れているのですが、楽曲として演奏するまでは程遠いです。3月末まで間に合うかな…。間に合わなかったら、4月以降でも練習続行します。…となると、シベリウス「樅の木」への影響が心配だな。
by halca-kaukana057 | 2011-02-17 23:34 | 奏でること・うたうこと

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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