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一人前になるために 「モノランモノラン」最終回

 年度末の教育テレビ、フィナーレを迎えたのは「クインテット」だけではありません。「おかあさんといっしょ」の人形劇「モノランモノラン」。開始から2年で終了。どんな理由があったかは知りませんが(知りたくもありませんが)、あまりにも早過ぎます。

 昨日はモノモノランドに春を呼ぶお話。修行をサボってばかりのライゴー、スイリン、プゥートの3人。モノモノランドの皆は、春が来なくて困っている。その様を見て、自分達の力で春を呼ばなくては。それぞれの力を発揮して、春を呼ぶことに成功。その様子を空から見守っていたおじい様たち。「最終試験の時が来ましたね」…最終回フラグきたー!!

 最終試験は、スイリンが大事にしてきた、100年に一度しか咲かないあの花を、3人の力で咲かせること。咲かせることが出来れば、3人は一人前の雷神・水神・風神になれる。一人前になるために、集中する3人。それぞれの力を発揮するには、雷・雨・風、季節の変化を待っている人のことをイメージすること。心をひとつにすることが大事。自分を、大切な友達を信じて、最終試験に挑みます。物語が始まった頃は、3人の力はかなり弱い、ヘナヘナしたものでした。それが2年で随分と凛々しく、神様らしくなってきた。ちょっとかっこよかった。そしてあの花を咲かせることに成功!これでめでたく一人前…と思ったら、花はあと2つ。残る風の花、雷の花を咲かせられたら、本当の一人前だと…。ヘコーン!おじい様たちは孫達の成長を喜びつつ、温泉で乾杯…。3人の修行の日々はまだ続く…。こんなラストでした。まぁ…こんなラストだろうなぁ。

 最後にお別れの挨拶。これからも3人は、一人前の雷神・水神・風神を目指して修行を頑張る。いつか一人前になったら、皆が住む町に雷を鳴らし、雨を降らせ、風を吹かす。そして、季節を変えるよ、と。
 雷が鳴り、雨が降り、風が吹く…そして季節が変わる。普段当たり前のように起きていることですが、そこにライゴー・スイリン・プゥートという存在を想うことで、違ったものに感じられる。雷を怖がるこどもたちも少なくないと思いますが、ライゴーが修行を頑張っているんだよと言えば、少しは落ち着くかもしれない。身近な自然にリンクした物語は、とても面白く、そして大好きでした。やっぱり2年は早すぎるよ!!

 挨拶の後は「みんなみんなみんな」で締めくくり。こうやって聴くと本当に卒業ソングだ…。

 原案はご存知の通り、畠山恵さん。大人向けでもいいので、小説版「モノランモノラン」なんて出してくれないかな…と思ってしまいました。出たら絶対読む。

 明日、8時55分から新人形劇「ポコポッテイト」の番宣があるそうです。録画しておこう。
by halca-kaukana057 | 2011-03-26 23:09 | Eテレ・NHK教育テレビ

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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