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北国の春に寄せて シベリウス「交響曲第2番」

 今日は風が強いため冷たさを感じるものの、晴れて陽射しの暖かさを感じる一日でした。数日前は雪が降っていた。4月でも雪が降るのは、私の住む地域では珍しいことではありません。雪と晴れを繰り返し、積もった雪が徐々に解けて、土が見え、そこに草花の芽が出てくる。北国の春はそんな風にやってきます。

 今日、帰宅途中に、空から奇妙な音が聞こえ、何だろうと空を見上げてみました。ハクチョウの群れが、声を掛け合って北の方角に向かって飛んでゆきました。何十羽という、かなり大きな群れでした。これから北へ帰るのでしょう。その姿がとても美しく、たくましく、毎年渡りをするけなげさも感じられて、ずっと見続けていました。そして、心の中で、長旅の無事を祈りました。

 北国に、春が少しずつですがやってきています。そんな今日は、シベリウス「交響曲第2番ニ長調」op.43を聴いています。雪解けの小川のせせらぎのような第1楽章の冒頭。明と暗を繰り返す第2・3楽章は、雪と晴れを繰り返す今の季節に重なります。そして、第4楽章で、大いに春を謳歌する。春と言うと、シューマン「交響曲第1番”春”」などもイメージしますが、私にとって春の音楽はシベ2です。

 南の方からは、桜の便りが届いています。桜が咲いて、第4楽章を迎えるのはもう少し先です。待ち遠しいですが、今年の桜には色々なことを想ってしまいそうです。

 今回の震災の被災地でも、草花や桜が咲き、春の訪れと人々の心に復興への希望を灯して欲しい。シベリウスの第2番交響曲を聴きながら、春を待ちわびます。季節としての春もそうですが、被災地の状況、人々の心にも”春”が訪れるように。

 ちなみに今日聴いたのは、パーヴォ・ベルグルンド指揮ヘルシンキ・フィル盤。安心の一枚です。


・過去関連記事:冬から春へ…節分に聴きたいシベリウス
by halca-kaukana057 | 2011-04-05 22:35 | 音楽

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by 遼 (はるか)
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