続・シューマンの謎のレ♯ 楽譜はいろいろ、版でいろいろ

 先日のピアノ記事でのシューマン「春の歌」op.68-15(ユーゲントアルバム第15曲)に付いている謎のレ♯の問題が、少し解決しました。
・その記事:シューマンの謎のレ♯

 コメントで教えていただきました。ありがとうございます。私が使っている楽譜は、音楽の友社の原典版・パウル・バドゥーラ=スコダ校訂のもの。しかし、他の楽譜には、付いていないとのこと。無料でクラシック音楽作品の楽譜を見ることのできるサイト・IMSLPで確認したところ、確かに付いていない。ちなみに、出版社はBreitkopf & Härtel社、Peters社など。よく見ると、音友原典版では何も付いていないところにナチュラルをつけていたりする。勿論、つけなくても問題はない。また、私がよく参考にしているヤマハの「ピアノレパートリーガイド」に掲載されている楽譜・ヘンレ社のものには、音友版と同じようにレにシャープが付いている。何だこれは!

IMSLP:Album für die Jugend, Op.68 (Schumann, Robert)
ヤマハ ピアノレパートリーガイド:ロベルト・シューマン:子どものためのアルバム Op.68

 つまり、編集・校訂・出版社によって異なることがある、ということ。バロック作品では特に異なることが多いので、楽譜選びに注意する必要があるが、シューマンでもそうなのか…。クラシック作品の多くに当てはまることだろう。これまでは、自分にとって見やすい、解説が充実している楽譜を選んできたが、何種類も読み比べる必要がある。表記が少しでも異なることで、譜読みも表現も大きく変わってくる。楽譜には敏感にならないとなと感じました。楽譜を読み比べること自体は、編集者・校訂者・出版社で解釈が異なることが楽譜そのものに表れていることが読み取れるので面白いです。

 さて、では音友原典版では何故レにシャープを付けたのか。元々のシューマン自身が書いた楽譜ではどうだったのか。ますます謎は深まります…。あああ…。


 和音・和声の勉強は少しずつ進んでいます。カデンツは、音楽の文法なのか。今取り組んでいる曲ではどんな進行になっているのか、読めるところまで読んでみたいと思っています。まずは簡単な曲を練習問題としてから。
 しかし、和声は奥が深そうです。楽典の本の和声の項を読んで、頭が混乱し「わけがわからないよ!」(某アニメの例のセリフw)と連呼しています…。でも、出来るところまで少しずつがんばります。少しずつ進んでいけば、今日はわからなくても明日はわかるかもしれない。音楽の森の奥へ、もっと進んでみたいです。そこで、何が見えるだろう?
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by halca-kaukana057 | 2011-07-07 22:43 | 奏でること・うたうこと

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by 遼 (はるか)
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