2011年 07月 09日
スペースシャトル、最後の旅へ
日本時間今日未明、スペースシャトル・アトランティス(STS-135)が打ち上げられました。報道などの通り、これがスペースシャトル計画にとって最後、本当に最後のミッションです。
打ち上げ生中継から画像をいくつか。ちょうど、生中継を観た時、クルーがオレンジ色の与圧服に着替えてシャトルに向かうNASAのロゴ入りの銀色のバス(アストロバン)に乗り込むところでした。メディアの数が半端無い。
打ち上げ前、雷雨の予報でしたが、着々と準備が進みました。
アストロバンがクルーを乗せて走っていったあと、この横断幕が。寄せ書きが凄い。シャトルを見守っている全ての人の想いがこもっています。
射場に到着、記念撮影をするクルーたち。リラックスしています。今回のクルーは4人。いつものミッションよりも少ないです。
クルーもシャトルに乗り込み、ハッチを閉める。準備が完了したところで、射場のスタッフの方々がメッセージボードをカメラに向けていました。これはそのうちの一枚。全部読めなかった。
【追記】
この、「クローズアウトクルー」によるメッセージボード動画がありました!
◇YouTube:Shuttle Closeout Crew Says Goodbye
シャトルへの想いが伝わってきます。
一方、ニコニコ生放送では、いつも通りに現地から生中継。若田光一宇宙飛行士をゲストに迎えてトーク。ISSコマンダーとなり、訓練中の若田さん。非常にかっこよかったです。ニコ生だから話せそうなネタもユーモアを交えてざっくばらんに話すシーンも。
さて、そんな風に打ち上げ前の数時間を過ごし(睡魔と闘いつつ…w)、いよいよ9分前のホールドも解除され、打ち上げが迫ります。ワクワクドキドキしつつ、PC画面のシャトルを見つめて…あれ、31秒前でまさかのカウントダウンストップ。ここで延期か!?と焦りました。が、数分後にカウントダウン再開。
◇YouTube:STS-135: Final Launch of the Space Shuttle Program
NASA公式の打ち上げ動画です。例の31秒前から再開部分から入っています。
轟音、ゆっくりと上昇するアトランティス。涙を目に溜めながら観ていました。子どものころから見慣れてきた、スペースシャトルの打ち上げ。それも、今回で最後なのだと思うと、感慨深いです。そして、打ち上げから約8分後、メインエンジン停止(MECO:Main Engine Cut Offの略)、オレンジ色の外部燃料タンクを切り離し、アトランティスのオービターは地球周回軌道に載りました。外部燃料タンクには、断熱材が損傷しないかを確かめるカメラが付いているのですが、オービターが離れた後、地球をバックに宇宙を漂う外部燃料タンクを観ていたら、切なくなってきました。
さて、アトランティスはISS・国際宇宙ステーションへ向かいます。古川聡宇宙飛行士も待っています。そういえば、古川さんはソユーズで初飛行なので、シャトルに搭乗したことがない。宇宙飛行士候補書(アスキャン)訓練時は、シャトルの訓練もしただろうに…。もしかしたら、シャトルがISSにドッキング後、ちょっとシャトルにお邪魔…なんてこともあるかもw
最後のフライト、ミッションをしかと見守ります。残念ながら、シャトルの飛行中、シャトルおよびISSを日本から目視することは出来ません…。残念すぎる!!
STS-135ミッションの詳しい内容は、JAXAのサイトにあるのでどうぞ。
◇JAXA:宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター:国際宇宙ステーションの組立フライト ULF7(STS-135)
あと、シャトルの画像もこちらにたくさん。
◇MSN産経フォト:見納め 最後のシャトル打ち上げ成功 Vol.1
◇毎日新聞:【写真特集】スペースシャトル30年の歴史
↑こちらは30年間のシャトル画像がたくさん。日本人飛行士のもあるよ。
子どもの頃、大人になったらスペースシャトルの打ち上げをこの目で観に行くんだ…と思っていたのですが、ついに果たされず。私は、シャトル世代だったのだなぁと、実感する今日この頃です。
【追記】
あと、この本(ムック)もどうぞ。先日、打ち上げ前に本屋で見つけて即買いました。
シャトルの30年の画像満載。向井千秋さんインタビュー他、シャトル打ち上げレポ、シャトルに至るまでの宇宙開発の歴史、シャトルの構造とミッション内容、シャトルに搭乗した日本人宇宙飛行士7人、そしてチャレンジャー号・コロンビア事故についても。お手軽に30年を振り返れます。オススメです。
打ち上げ生中継から画像をいくつか。ちょうど、生中継を観た時、クルーがオレンジ色の与圧服に着替えてシャトルに向かうNASAのロゴ入りの銀色のバス(アストロバン)に乗り込むところでした。メディアの数が半端無い。
打ち上げ前、雷雨の予報でしたが、着々と準備が進みました。
アストロバンがクルーを乗せて走っていったあと、この横断幕が。寄せ書きが凄い。シャトルを見守っている全ての人の想いがこもっています。
射場に到着、記念撮影をするクルーたち。リラックスしています。今回のクルーは4人。いつものミッションよりも少ないです。
クルーもシャトルに乗り込み、ハッチを閉める。準備が完了したところで、射場のスタッフの方々がメッセージボードをカメラに向けていました。これはそのうちの一枚。全部読めなかった。
【追記】
この、「クローズアウトクルー」によるメッセージボード動画がありました!
◇YouTube:Shuttle Closeout Crew Says Goodbye
シャトルへの想いが伝わってきます。
一方、ニコニコ生放送では、いつも通りに現地から生中継。若田光一宇宙飛行士をゲストに迎えてトーク。ISSコマンダーとなり、訓練中の若田さん。非常にかっこよかったです。ニコ生だから話せそうなネタもユーモアを交えてざっくばらんに話すシーンも。
さて、そんな風に打ち上げ前の数時間を過ごし(睡魔と闘いつつ…w)、いよいよ9分前のホールドも解除され、打ち上げが迫ります。ワクワクドキドキしつつ、PC画面のシャトルを見つめて…あれ、31秒前でまさかのカウントダウンストップ。ここで延期か!?と焦りました。が、数分後にカウントダウン再開。
◇YouTube:STS-135: Final Launch of the Space Shuttle Program
NASA公式の打ち上げ動画です。例の31秒前から再開部分から入っています。
轟音、ゆっくりと上昇するアトランティス。涙を目に溜めながら観ていました。子どものころから見慣れてきた、スペースシャトルの打ち上げ。それも、今回で最後なのだと思うと、感慨深いです。そして、打ち上げから約8分後、メインエンジン停止(MECO:Main Engine Cut Offの略)、オレンジ色の外部燃料タンクを切り離し、アトランティスのオービターは地球周回軌道に載りました。外部燃料タンクには、断熱材が損傷しないかを確かめるカメラが付いているのですが、オービターが離れた後、地球をバックに宇宙を漂う外部燃料タンクを観ていたら、切なくなってきました。
さて、アトランティスはISS・国際宇宙ステーションへ向かいます。古川聡宇宙飛行士も待っています。そういえば、古川さんはソユーズで初飛行なので、シャトルに搭乗したことがない。宇宙飛行士候補書(アスキャン)訓練時は、シャトルの訓練もしただろうに…。もしかしたら、シャトルがISSにドッキング後、ちょっとシャトルにお邪魔…なんてこともあるかもw
最後のフライト、ミッションをしかと見守ります。残念ながら、シャトルの飛行中、シャトルおよびISSを日本から目視することは出来ません…。残念すぎる!!
STS-135ミッションの詳しい内容は、JAXAのサイトにあるのでどうぞ。
◇JAXA:宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター:国際宇宙ステーションの組立フライト ULF7(STS-135)
あと、シャトルの画像もこちらにたくさん。
◇MSN産経フォト:見納め 最後のシャトル打ち上げ成功 Vol.1
◇毎日新聞:【写真特集】スペースシャトル30年の歴史
↑こちらは30年間のシャトル画像がたくさん。日本人飛行士のもあるよ。
子どもの頃、大人になったらスペースシャトルの打ち上げをこの目で観に行くんだ…と思っていたのですが、ついに果たされず。私は、シャトル世代だったのだなぁと、実感する今日この頃です。
【追記】
あと、この本(ムック)もどうぞ。先日、打ち上げ前に本屋で見つけて即買いました。
シャトルの30年の画像満載。向井千秋さんインタビュー他、シャトル打ち上げレポ、シャトルに至るまでの宇宙開発の歴史、シャトルの構造とミッション内容、シャトルに搭乗した日本人宇宙飛行士7人、そしてチャレンジャー号・コロンビア事故についても。お手軽に30年を振り返れます。オススメです。
by halca-kaukana057
| 2011-07-09 21:39
| 宇宙・天文