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ピアノで”歌え”

 私の住む地域も、ここ数日真夏日が続いています。暑いです…。でも、めげずにピアノ練習してます。冷房?我が家にはありません…付けても使うのは夏真っ盛りの時期だけだし…。それよりもストーブ・暖房のほうが重要です…。

 以前書いたとおり、和音・和声の勉強をしてみました。今のところ、和音と和声法の基本についてざっと。和音について勉強する前に、音程(完全5度とか、短2度とか)の復習が必要でした。以前音程を勉強した時、これが何に繋がるのだろう?と思ったのですが、和音の仕組みに繋がるものだったのかとようやく理解しました…。これまで何気なく弾いてきた伴奏が、この和音に当たり、曲はこんなカデンツで成り立っている…そんなことをテキストと楽譜を読みながら紐解くのは面白いです。ただ、七の和音がまだよくわかっていません。まずは三和音から…。そして基本だけなので、和声の難しいことがよくわかっていません。テキストを読んでもさっぱりなところが、結構あります…。

 しかし、こんな和音・和声法を意識して作品を書いた作曲家は凄いな…。例えば、モーツァルトは意識しなくても頭の中にどんどん出てきた感じだし…。どんだけだ…。そして、時代によって和音に対する考え方が変化していっているのも興味深いです。現代の作曲家は大変だなぁ…。

 ここからは取り組んでいる作品ごと。

【クーラウ:ソナチネ4番】
 第1楽章を未だしつこく練習しつつ、第2楽章を譜読み。半音ずつ上昇するあたりのテンポがいまいちつかめず。このあたりで止まってしまいます。その後の、ヘ長調に転調するあたりはとても好きなのに…。そして、「Vivace」=急速に、の速度…道は長そうです。
 ソナチネは…楽曲の構造の勉強を中心に、でもいいかな…(弱気発言←逃げるな!w 未だに7番第1楽章も怪しいんだ…。


【シューマン:春の歌op.68-15(ユーゲントアルバムより)】
 最近は、こちらに力を入れています。ようやく両手で合わせられるようになり、楽しくなってきた。でも、完成にはまだまだ時間がかかりそうです。
 試しに録音してみた。
シューマン:春の歌のページへどうぞ。ver.0.5の録音です。今回もカサカサという異音が…。扇風機のせいかな…?

 あくまで、「試しに、とりあえず録音してみた」です。なので、「ver.0.5」です。酷いです、本当に酷いです…でもアップします。
 右手の和音が続き、指をどう移動させたらうまく繋げられるかをわからないまま練習しているのが第1の問題点。滑らかに和音を連続して演奏できるような指・手の移動が苦手…というより、これまであまり取り組んでいませんでした。ならば、この作品で習得する。指遣いをもう一度確認して、練習しよう。
 「春の歌」とタイトルにあり、曲も穏やかで滑らかな、優しいのびのびとした作品。まさに歌曲や合唱のよう。和音を考えると、合唱かな?シューマンは「流浪の民」など、合唱曲も多く作曲していますね。その雰囲気で。
・参考:流浪の民/Zigeunerleben

 もうひとつ取り組んでいる「クインテット」テーマもそうなのですが、どちらも「歌」。これまでも、歌うような雰囲気で演奏する作品にいくつか取り組んできましたが、この「春の歌」はより「歌」の要素が強い、「歌」そのものじゃないのかと考えています。13小節目から16小節目まで弱音ペダルを使うところもあるのですが、このあたりは上の「流浪の民」のささやくように歌うあたりに近いのではないだろうか。
 ということで、和音の連続を滑らかに、のびのびと演奏することを目標に、練習続行。
 あと、9小節目と19小節目にある「fp」。「強く弾いて、すぐに急に弱く」の意。たん!と強く弾いた後ふわりと浮くようなアルペジオ…という感じかな。
 それにしても、今回の録音のカサカサ異音が気になる…。原因は大体突き止めました、多分。


【宮川彬良:「ゆうがたクインテット」テーマ】(ピアノソロアレンジ版)
 こちらも両手で。伴奏や和音がややこしくなるあたりは、楽譜とにらめっこしつつ演奏している状態(シャープ君の「にらめっこ」状態ですwシャウトしたい!w)。まだまだです…。元々「歌」なので、まさに「歌って」、「歌であることを前提に」。右手が歌のメロディー、左手が伴奏なので、弾き分けが必要です。歌は元気よくのびのびと。厳しい…。
 楽譜には、コードネームも記載されています。和音の勉強で、コードネームもかじってみたのですが、コードを読めると便利ですね。出す和音がさっと頭の中に出てきます(でもすぐに弾けない…)。それを元に、カデンツも書き込んでみたり。これが楽しい。ワクワクするなと感じるあたりは、ドミナント…そうだったんだ。譜読みで、こんな楽しみもあったんだと実感しています。

 9月の終わり、10月のはじめには3曲完成させたいです。秋からはシベリウス「樅の木」op.75-5に集中したい。今度こそじっくりと取り組んで、演奏したい。シベリウスのためにもがんばれ、自分。
by halca-kaukana057 | 2011-08-08 22:55 | 奏でること・うたうこと

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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