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夜明けを信じて、日の出に向かって シベリウス「夜の騎行と日の出」

 今日12月8日はジャン・シベリウスのお誕生日。1865年生まれなので、146回目。2015年は生誕150年を迎えます。今から楽しみです(ちょっと早過ぎるぞ)。

 12月8日になると、ピアノ小曲「樅の木」op.75-5(「樹の組曲」とも呼ばれる「5つの小品」op.75)を思い浮かべます。12月8日に、この「樅の木」を演奏して、シベリウスの誕生日をお祝いするのが夢です。演奏したい、自らの手で演奏したいとずっと温めている「樅の木」。未だに譜読み止まりで、練習という練習に取り組めていません。この夢を実現できるのはいつの日か。生誕150年の2015年…あと4年後にやろうか。やりたい、演奏したい。シベリウスが生まれた日、フィンランドは雪が降っていたのかな、なんて想像しつつ。4年後なら、「樅の木」だけでなく、他のシベリウス作品も演奏したい。出版されていて、日本で比較的容易に入手できるピアノ楽譜が少ないのが難点です…。何故に増えない…。まずは「樅の木」に集中します。


 さて、今年の12月8日は何を聴こう。いつものように交響曲第6番7番や交響詩などを聴いていますが、今年推したいのが、交響詩「夜の騎行と日の出」op.55.以前、体調が悪かった時、この曲をずっと聴いて、記事にも書いていました。シベリウス自身も体調を崩し、喉の腫瘍を取る手術を受けて、心も内面へ向かっていた。その後、さらに内面へ、暗がりへ向かう第4交響曲が作曲される。馬に乗って夜道を駆けてゆく情景から、ホルンが日の出を告げる。メロディーが無いような前半部分から、静かで厳かな日の出の後半部分。この過程に、いつも惹き込まれます。
・その以前の記事:シベリウスの"光への道"

 シベリウスの誕生日に、今現在の日本のことを重ねる必要はない…と思うのですが、それでも考えてしまいます。震災後、佐渡裕さんによる「フィンランディア」の演奏を観ました。不屈の精神で独立を勝ち取ろうとする「フィンランディア」の力強さ、たくましさ。そして、夜明けに向かってひたすら走ってゆく「夜の騎行と日の出」。暗闇を走っているような今、この作品を聴いて夜明けが来ることを信じたいです。

 そして、私自身も、今おかれている状況が暗闇を走っている(いや、歩いている?止まっていることの方が多いかも)ような状況。どっちが東なのかわからない。でも、夜明けが来ることを、日の出に向かっていきたい。焦って不安になってばかりいますが、今はひたすら地道に、毎日出来ることをひとつひとつ積み重ねてゆくだけです。

 ちなみに、聴いたのはクルト・ザンデルリンク指揮ベルリン交響楽団。今年、逝去されたザンデルリンクさん。ホルンが神々しいのです。

 動画は少ないのですが、サラステ指揮ラハティ響による交響詩集があるので、これも以前記事で書いたものですがもう一度貼ります。
ニコニコ動画:シベリウス:交響詩「フィンランディア」他4曲 ラハティ交響楽団


 「ポホヨラの娘」op.49、「大洋の女神(波の娘)」op.73、「夜の騎行と日の出」op.55、「吟遊詩人」op.64。そしてアンコールのような感じで「フィンランディア」op.26。どれも好きです。
・以前の記事:気分転換にシベリウス交響詩集動画

 シベリウスの誕生日の記事なのに、暗くなってしまった。締めはやっぱり、「アンダンテ・フェスティーヴォ」ですね。無伴奏合唱「フィンランディア賛歌」もいいな。
by halca-kaukana057 | 2011-12-08 23:11 | 音楽

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