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夕空の火星と、降り立った「キュリオシティ」

 今日の夕暮れ時、空がきれいだったので眺めていたら、西南西の空に三角形に並んだ星が。
f0079085_22384314.jpg

 三角形の頂点は土星、左側はおとめ座のスピカ、右側は火星です。土星とスピカは以前から近づいて見えていましたが、火星は春ごろにはしし座にいて、それが移動しておとめ座のスピカのそばまでやってきました。この火星は、さらに動いて土星とスピカの間に入り、3つの星が並んで見えます。
アストロアーツ:2012年8月上旬 火星と土星、スピカが並ぶ

 この三角形に並んだ星を見て、そういえば今日は火星に新たな探査機が降り立ったのだと思い出しました。

sorae.jp:マーズ・サイエンス・ラボラトリー、火星着陸成功
アストロアーツ:火星探査車「キュリオシティ」見事に着陸成功

日本経済新聞:火星探査機、つり下げて着陸へ NASA史上「最高難度」
ナショナル・ジオグラフィック 公式日本サイト:キュリオシティ「恐怖の7分間」の内幕

 NASAの火星探査機「マーズ・サイエンス・ラボラトリー」から分離し、火星に降り立つ探査車「キュリオシティ」が無事に火星に着陸、早速画像も送られてきました。

 NASAの火星探査ローバーというと、「マーズ・パスファインダー」に代表されるようなエアバッグ方式が取られてきましたが、今回の「キュリオシティ」は大型の探査車で重く、エアバッグは使えず。更に、探査の目標としているゲール・クレーターの中に着陸させるため、エアバッグだとクレーターを飛び越えてしまうかもしれないのでやはり使えない。そこで、考え出されたのは「スカイクレーン」方式。上記に解説したサイトがありますが、探査機から「キュリオシティ」を積んだ火星大気圏再突入カプセルを分離、そのまま大気圏へ。その後パラシュートを開いて減速。更に、「キュリオシティ」本体を吊り下げた逆噴射用エンジンを搭載した「スカイクレーン」で、逆噴射してさらに減速して軟着陸。非常に難しい方式です。これまで火星探査機を何機も送り込んできたNASAでも、さすがにこの方法は挑戦的だなぁと思っていたのですが、無事成功。おめでとうございます。

 火星に水は存在するのか、かつての火星は生命が存在できるような環境であったのか。それらを調べるため、「キュリオシティ」にはカメラのほかレーザーやドリルも搭載し、岩や砂を採取。ローバーに搭載されている分析機器で、その場で分析できてしまう(そのため、「キュリオシティ」は大型の重いローバーになりました)。今後、どのような探査データが送られてくるか、楽しみです。まさに「Curiosity(好奇心)」。

 「キュリオシティ」が無事着陸、そして最初の画像を送ってきた時、管制室は…
Curiosity lands on Mars. FIRST PHOTOS

 大歓声。喜びを爆発させるスタッフたち。あの非常に難しい着陸方法を成功させたのだから、さぞかし嬉しいだろうなぁ。
by halca-kaukana057 | 2012-08-06 23:07 | 宇宙・天文

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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