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「だいち」と久々のISS

 梅雨入りした地域も多いようですが、こちらは毎日快晴の日々です。とても清々しい、一年で一番爽やかな季節です。真っ青な空。外を歩くのが気持ちいいです。

 ということで、星見にも絶好の空。久々に国際宇宙ステーション・ISSの可視パスがあるので観ることに。プラス、「だいち」(ALOS)も。

 まずは「だいち」。しし座の頭の上の方にある「こしじ座」のあたりで一瞬だけ最大光度に。マイナス等級ぐらいに明るくなったと思います。画像は撮れませんでした。「だいち」を観るのは焦らず追えるようになって来ました。

 次はISS.今日のISSは面白い見え方をするらしいです。

 今日、2013年6月3日21:30頃にちょっと面白いISSの可視パスがあります。このパスでは、ISSが地平線から昇ってきてすぐに一旦暗くなったあと、再び明るくなるという現象が見られる可能性があります。
 2013年6月3日20:48

 ほぼ全国的に21:27前後に西南西から昇ってきて北西で最大高度、21:33前後に北東へ沈むコースですが、手元の計算では21:27:45頃に一度影に入り、21:30:30頃に北の空で再び影から出てきます。西日本の日本海側ならかなりの良パス。太平洋側だとちょっと低めですね。
 2013年6月3日20:50

 なんでこんな事が起こるかというと、この季節はISSの軌道が黄道面に対して”立って”いるんです。そのためISSから見て太陽が地球に隠される時間が極端に短くなるんです。つまり今夜ISSは日本の上空で3分間だけ夜を迎えるというわけです。この季節ならではの現象です。
 2013年6月3日20:59

isana (@lizard_isana)さんのツイートより。

 確かに、今の季節はISSを観れるチャンス・可視パスの回数が多い。3分間だけ夜…凄いなぁ。ISSから見たらどうなっているのだろう?まずは観てみよう。

 …と、待っていたのですが、見え始めを確認できず。どこだどこだ?と探しているうちに、しし座の足のあたりで確認。見え始めのあと、地球の影に入って見えなくなり、地球の影から出てきたところを確認したのだと思います、多分。

 そのまま、天頂近くを通過し、北東の空へ。
「だいち」と久々のISS_f0079085_22111650.jpg

 ISSは上から下へ進んでいます。画像中央、ISSの右側の明るい星はこと座のベガ。七夕の織姫星のベガは、夏の到来を告げています。ISSはその下側にあるはくちょう座の方向へ。

「だいち」と久々のISS_f0079085_2214321.jpg

 ISSの右上に、はくちょう座の一等星・デネブが。そこから十字にはくちょう座。

 久しぶりにISSを観たのですが、その前に観た「だいち」の最大光度の方が明るく、「ISSってこのぐらいの明るさだったっけ?もっと明るくないか?」と思ってしまいました。ただ、ISSは「だいち」のように一瞬だけ明るく、その後暗く…と明るさが急激に変化しないので、追いやすく観やすく、撮影もしやすいです。

 というISSの見ごろの時期なのに、JAXAのISS可視パス情報サイトがメンテナンス中…。
ToriSat 国際宇宙ステーションを見よう
Heavens Above
 可視パス情報はこの辺でも確認できるので活用してね。ToriSatは日本語で使いやすいです。
by halca-kaukana057 | 2013-06-03 22:24 | 宇宙・天文

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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