人気ブログランキング |

「感動する」物語と自分

 少し前から、「感動」「泣ける」「元気になれる」…そんなうたい文句の物語・小説を読むのを避けていた。帯やポップにあからさまに書いてあるものもあるし、帯の無い図書館だと何となく雰囲気でわかる。

 「泣ける」と大々的に宣伝をして売っている本は以前から苦手だった。泣くこと、感動することを強要されているような感じがする。感動できなかったら、どうするのだろう?と。そして読んでみて、お涙頂戴なシーンが散りばめられていて、げんなりしてしまう。いかにも意図して書かれたようで、結局何を言いたいの?と問いかけたくなる。泣かせたいの?泣かせることを目的に売りたいの?と。

 そして少し前からは、大々的に、意図的に「泣ける」「感動する」作品でなくても、避けるようになってしまった。現実は辛くて、本を読んでも何も変わらない。物語・小説を読んでいる間は幸せな気持ちになれるかもしれないけど、本から離れれば過酷な現実が待っている。ハッピーエンドなんて、物語・小説の中だけの話だ。現実にはあり得ない。そんな風にまで思ってしまうようになっていた。(病んでるな…おい…)

 でも、最近、少し変わってきた。
 「感動する」「泣ける」と言われている作品でも、多種多様であること。物語そのものの面白さや、困難な現実を抱えた登場人物たちの成長や苦しみながらも前に進もうとする姿が、自分と重なること。
 そして何より、自分自身がその作品を「面白い」「感動した」「希望を持てた」と思うかどうか。他者の感想なんて関係ない。物語を読んでいる時は、その物語と自分が一対一で向き合っているのだから。他者が入る隙間は無い。

 日常で辛い、苦しいと感じていても、読んでい間は幸せな気持ちになれる。読後、幸せな余韻に浸っていられる。そんな物語・小説に出会えた時、それまで辛い、苦しいと思っていた現実も、少し違って見えてくる。

 今、本を読んでいて、そんなことを思っています。その本の話はまた今度。
by halca-kaukana057 | 2013-08-03 21:53 | 日常/考えたこと

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31