2014年 01月 08日
年末年始のEテレ特番 「歴史にドキリ ラグジュアリーSP」&「大人のピタゴラスイッチ デジむず」
お正月も終わってしまいましたが、年末年始のEテレ(NHK教育テレビ)の子ども向け・学校放送番組の特番の中で、注目されている2番組をようやく消化したので書きます。12月30日放送の「歴史にドキリ ラグジュアリースペシャル」、1月2日放送の「大人のピタゴラスイッチ デジむず」。この2番組は強力ですな…。
◇NHK for School:「歴史にドキリ ラグジュアリー・スペシャル」 中村獅童さんにインタビュー!
放送の前に、主演の中村獅童さんにインタビューもしました。
◇NHK for School:大人のピタゴラスイッチ~デジむず~ (1/2ほか)
【歴史にドキリ ラグジュアリースペシャル】
まず、最初に断っておきますが、この番組は小学校社会科6年生の歴史分野のための学校放送番組です。学校での授業に活用するための番組です…本来の趣旨は。本来の趣旨・目的に沿って、学校で実際に番組を活用している報告も番組内で流れ、いいなぁ今の子どもたちは、と思ってしまいました。歴史は好きでしたが、人名や用語の漢字が覚えられなかったり、近現代になるとややこしくてそのあたりは少し苦手意識を持っていました。日本史よりも世界史の方が好きでしたし…。今は日本近現代史も好きですよ。
前回に引き続き、卑弥呼がMCでぶっ飛ばしてます。スタジオには、北条政子、足利義政(義満おじいちゃんのうちわ持参)、武田信玄(上杉謙信のうちわ持参)、西郷隆盛(お菓子持参)。前回の歴史上の人物が歌い踊る「ドキリソング」第1位はMCである卑弥呼だったのは出来レースだ!と非難轟々wそこで、今回はクイズを出して、回答者の4人が答え、正解したらその人物と関連するテーマ別で分けた他の人物のドキリソングも披露できる、というシステムに。これならいい。
スタジオには5人の歴史上の人物がいますが、全員獅童さん。ひとりで5役も演じ、その撮影も大変だっただろうなぁ。上記インタビューにもありました。でも、本当に楽しい。笑えるし、歌も台詞もその人物の注目ポイントを押さえている。歌の作詞作曲は、ヒャダイン・前山田健一さん。前山田さんも板垣退助・大隈重信の回で大隈重信を演じています。この回もかっこよかったw
今回のスペシャルの見どころは、卑弥呼と北条政子の女子会。…どんな組み合わせだw政治の権力を握った2人の女性。時代によって、雰囲気も異なります。北条政子に対して地味と言う卑弥呼w夫である源頼朝の好物であった「すわやり」という鮭を干したものを持ってこようとしたが、現代のスーパーマーケットでは見つからず鮭とばで許して…これにも笑えましたw「すわやり」。へぇ。現代では作れないのかな。
最後は、2人とも国づくり、国のことを思っていたということで仲直りして女子会続行。楽しいw
昨年度スタートしたこの「歴史にドキリ」。今年度、新作も増えてどんどんパワーアップしています。小学校の社会科の歴史分野が範囲ですが、中学・高校の歴史の範囲も扱って欲しい…と思ってしまいます。見事な番組です。
これまでの放送内容は、番組ホームページでチェックできます。ドキリソングも観られますよ。
◇NHK:歴史にドキリ
この「ラグジュアリー・スペシャル」再放送はまだあります。 1/13(月・祝)午前 9:00~9:54。お見逃し無く!!
【大人のピタゴラスイッチ デジむず】
昨年に引き続き、百科おじさんと片桐仁さんが、いつもの「ピタゴラ」とはちょっと違う、ちょっと難しいテーマについて語ります。今回のテーマは「デジタル」。デジタルとアナログの違いは?確かに、聞かれたら答えにちょっと困ってしまう。デジタルはとびとび、離散的、数値に置き換える。アナログは連続している。「デジタル」の語源はラテン語の「指」の意味の「digitus」.指折り数えることが元になっている。
番組では雨量計でしたが、他にも身の回りには温度計や時計など、デジタルとアナログの違いがわかるものがある。
デジタルはとびとびで離散的…これを応用した「デジタルウォーク」。普通の歩いている映像も、デジタル的に1秒ごとにとびとびにしてみると、滑るように歩いているように見える。これは凄い!面白い!連続した途中の動きを飛ばしてしまうと、こう見えるのか。なるほど。
ピンスクリーンはインパクトがありました。デジタルとアナログのハイブリッド…。へぇ。
今回の見どころは、「考えながら見る装置」。いつもの「ピタゴラ装置」なのですが、何故こんな動きになるのか、動かしたらどうなるのか、考えてみよう、というもの。1つ目も2つ目もすぐに分かりました。科学の原理にのっとって作ってある「ピタゴラ装置」。一体どんな原理を使って作っているのか。面白いです。最後に出てきた3つ目はわからなかった。あれもデジタルの仕組み(0と1)ですね。
もうひとつのテーマ「一対一対応」。みかんのへたの裏の筋の数、下駄箱の靴の数など、対応する関係がわかればもうひとつのものもわかる。デジタルは数に置き換えますが、一対一対応はものに置き換える。「おとうさんスイッチ」もそのひとつだったんです。対応付けることを「マッピング(Mapping)」.地図も同じ。紙に地上の図を対応させた。別のものに対応付けることで、見えてくるものがあるね。
今回も色々な発見があり、面白かったです。また来年も観たい。ちなみに、オープニング・エンディングは昨年と同じでした。N響の本気が斜め上w昨年の目玉だった「アルゴリズムたいそう」N響バージョンは通常放送でも放送されてますね。夏に開催されるN響の親子向けコンサート「N響ほっとコンサート」で是非とも生演奏して欲しいですw番組では小編成でしたが、コンサートではいつものフルオーケストラの規模で。または、N響定期公演で演奏してもいいんですよ…いいのか?w
これも再放送があります。1/26(日) 午後4:00~4:30 お忘れなく。
佐藤雅彦さんのホームページで、番組に関するコラムがありました。合わせてどうぞ。
◇MASAHIKO SATO | TOPICS OF TOPICS : 大人のピタゴラスイッチ 今回は『デジむず』
【昨年】
・もっと深く、もっと考えるピタゴラ 「大人のピタゴラスイッチ ちょいむず」
・難しいものを面白くするには? 「大人のピタゴラスイッチ かなりむず」
ちなみに、「大人のピタゴラ」→「歴史にドキリSP」再放送と続けて放送されていたのですが、そのtwitterでの反応が凄かった。ここに元日に放送した「クインテット」再放送も加えて欲しかった。同じぐらいあっと言わせますよ!!ちょっと悔しい…。「歴史にドキリ」も「ピタゴラ」も大好きですけど…大好きなんですけど…。
◇NHK for School:「歴史にドキリ ラグジュアリー・スペシャル」 中村獅童さんにインタビュー!
放送の前に、主演の中村獅童さんにインタビューもしました。
◇NHK for School:大人のピタゴラスイッチ~デジむず~ (1/2ほか)
【歴史にドキリ ラグジュアリースペシャル】
まず、最初に断っておきますが、この番組は小学校社会科6年生の歴史分野のための学校放送番組です。学校での授業に活用するための番組です…本来の趣旨は。本来の趣旨・目的に沿って、学校で実際に番組を活用している報告も番組内で流れ、いいなぁ今の子どもたちは、と思ってしまいました。歴史は好きでしたが、人名や用語の漢字が覚えられなかったり、近現代になるとややこしくてそのあたりは少し苦手意識を持っていました。日本史よりも世界史の方が好きでしたし…。今は日本近現代史も好きですよ。
前回に引き続き、卑弥呼がMCでぶっ飛ばしてます。スタジオには、北条政子、足利義政(義満おじいちゃんのうちわ持参)、武田信玄(上杉謙信のうちわ持参)、西郷隆盛(お菓子持参)。前回の歴史上の人物が歌い踊る「ドキリソング」第1位はMCである卑弥呼だったのは出来レースだ!と非難轟々wそこで、今回はクイズを出して、回答者の4人が答え、正解したらその人物と関連するテーマ別で分けた他の人物のドキリソングも披露できる、というシステムに。これならいい。
スタジオには5人の歴史上の人物がいますが、全員獅童さん。ひとりで5役も演じ、その撮影も大変だっただろうなぁ。上記インタビューにもありました。でも、本当に楽しい。笑えるし、歌も台詞もその人物の注目ポイントを押さえている。歌の作詞作曲は、ヒャダイン・前山田健一さん。前山田さんも板垣退助・大隈重信の回で大隈重信を演じています。この回もかっこよかったw
今回のスペシャルの見どころは、卑弥呼と北条政子の女子会。…どんな組み合わせだw政治の権力を握った2人の女性。時代によって、雰囲気も異なります。北条政子に対して地味と言う卑弥呼w夫である源頼朝の好物であった「すわやり」という鮭を干したものを持ってこようとしたが、現代のスーパーマーケットでは見つからず鮭とばで許して…これにも笑えましたw「すわやり」。へぇ。現代では作れないのかな。
最後は、2人とも国づくり、国のことを思っていたということで仲直りして女子会続行。楽しいw
昨年度スタートしたこの「歴史にドキリ」。今年度、新作も増えてどんどんパワーアップしています。小学校の社会科の歴史分野が範囲ですが、中学・高校の歴史の範囲も扱って欲しい…と思ってしまいます。見事な番組です。
これまでの放送内容は、番組ホームページでチェックできます。ドキリソングも観られますよ。
◇NHK:歴史にドキリ
この「ラグジュアリー・スペシャル」再放送はまだあります。 1/13(月・祝)午前 9:00~9:54。お見逃し無く!!
【大人のピタゴラスイッチ デジむず】
昨年に引き続き、百科おじさんと片桐仁さんが、いつもの「ピタゴラ」とはちょっと違う、ちょっと難しいテーマについて語ります。今回のテーマは「デジタル」。デジタルとアナログの違いは?確かに、聞かれたら答えにちょっと困ってしまう。デジタルはとびとび、離散的、数値に置き換える。アナログは連続している。「デジタル」の語源はラテン語の「指」の意味の「digitus」.指折り数えることが元になっている。
番組では雨量計でしたが、他にも身の回りには温度計や時計など、デジタルとアナログの違いがわかるものがある。
デジタルはとびとびで離散的…これを応用した「デジタルウォーク」。普通の歩いている映像も、デジタル的に1秒ごとにとびとびにしてみると、滑るように歩いているように見える。これは凄い!面白い!連続した途中の動きを飛ばしてしまうと、こう見えるのか。なるほど。
ピンスクリーンはインパクトがありました。デジタルとアナログのハイブリッド…。へぇ。
今回の見どころは、「考えながら見る装置」。いつもの「ピタゴラ装置」なのですが、何故こんな動きになるのか、動かしたらどうなるのか、考えてみよう、というもの。1つ目も2つ目もすぐに分かりました。科学の原理にのっとって作ってある「ピタゴラ装置」。一体どんな原理を使って作っているのか。面白いです。最後に出てきた3つ目はわからなかった。あれもデジタルの仕組み(0と1)ですね。
もうひとつのテーマ「一対一対応」。みかんのへたの裏の筋の数、下駄箱の靴の数など、対応する関係がわかればもうひとつのものもわかる。デジタルは数に置き換えますが、一対一対応はものに置き換える。「おとうさんスイッチ」もそのひとつだったんです。対応付けることを「マッピング(Mapping)」.地図も同じ。紙に地上の図を対応させた。別のものに対応付けることで、見えてくるものがあるね。
今回も色々な発見があり、面白かったです。また来年も観たい。ちなみに、オープニング・エンディングは昨年と同じでした。N響の本気が斜め上w昨年の目玉だった「アルゴリズムたいそう」N響バージョンは通常放送でも放送されてますね。夏に開催されるN響の親子向けコンサート「N響ほっとコンサート」で是非とも生演奏して欲しいですw番組では小編成でしたが、コンサートではいつものフルオーケストラの規模で。または、N響定期公演で演奏してもいいんですよ…いいのか?w
これも再放送があります。1/26(日) 午後4:00~4:30 お忘れなく。
佐藤雅彦さんのホームページで、番組に関するコラムがありました。合わせてどうぞ。
◇MASAHIKO SATO | TOPICS OF TOPICS : 大人のピタゴラスイッチ 今回は『デジむず』
【昨年】
・もっと深く、もっと考えるピタゴラ 「大人のピタゴラスイッチ ちょいむず」
・難しいものを面白くするには? 「大人のピタゴラスイッチ かなりむず」
ちなみに、「大人のピタゴラ」→「歴史にドキリSP」再放送と続けて放送されていたのですが、そのtwitterでの反応が凄かった。ここに元日に放送した「クインテット」再放送も加えて欲しかった。同じぐらいあっと言わせますよ!!ちょっと悔しい…。「歴史にドキリ」も「ピタゴラ」も大好きですけど…大好きなんですけど…。
by halca-kaukana057
| 2014-01-08 22:01
| Eテレ・NHK教育テレビ