人気ブログランキング |

「あいのて」…“サウンド”を楽しむ

 NHK教育テレビでこの春からスタートした音楽番組「あいのて」。今までちょこちょこと観てきたが、ようやく感想がまとまった。

 まずは番組紹介。ルリアとエイの2人の女の子と不思議な3人の音楽家たちが、身近にあるものや色々な楽器を使って音遊びを楽しむ。使うものはボールやテーブルなど。番組の公式サイトの説明でも、
日常生活の中のさまざまな「音(ノイズ)」(洗濯機が回る音、布団をたたく音、のこぎりの音)に、別の「音」で“合いの手”を入れることで、単なるノイズが「音楽」として聞こえてきます。「音楽」は自分の身近にある「音」を「楽しむ」ことから始まります。


とある。“ノイズ”というと騒音みたいなものを思いつくのだが、それをも音楽にしてしまう。面白い。番組を観ていてちょっと現代音楽をイメージさせたのはそのせいか?


 今まで音楽番組というと、古今東西の楽曲や演奏による解釈を楽しむ、“ミュージック”としての音楽を紹介するのが普通だったと思う。ところが、近年そのメロディーとなっていない音、“サウンド”を楽しむ番組が増えてきたと思う。以前の「ドレミノテレビ」でも、山口ともと子ども達による音遊びのコーナーがあったし。ただ音を出すといっても、その音には表情がある。響き、音色、強弱…。“ミュージック”に関心を持つ前に、音そのものの魅力を感じられるようになること。何かそういう流れを感じる。


 模範演奏を聴いて、“美しい”と言われる音楽とはどういうものかを知る…だけでは音楽を楽しんでいることにはならないと思う。過去に作られた曲を“優れたもの”というのは簡単。作曲家のネームバリューだけで判断されてしまうことだって多いと思う。でも、なぜその曲が優れているのか。それを子どもや音楽に詳しくない人にどうやって伝えるか。そして興味を持ってもらうのか。

 その“ミュージック”に入る前に、楽曲を構成する一つ一つの音、その音の性格を感じることが出来るようになる。そして自分で音を出してみる。大きな音、小さな音、滑らかにのびる音、スタッカートのように短くはねる音、軽い音、重苦しい音…。ドという一つの音にも表情が沢山ある。その表情によって曲の感じも変わる。それを身をもって楽しむ。“サウンド”を楽しむことが、音楽を楽しむことへの第一歩となる…んじゃないのかなと思ってみた。


 今日の放送も、木琴にピンポン玉を落として偶然に出てきた音を楽しんだり、ピンポン玉の落とし方を変えて音の響きを変えてみたりしていた。これは子どもは喜びそうだ。太鼓の上にピンポン玉をのせて叩くとボールが跳ねるというのは、音が振動で出来ているという原理を学ぶことにもつながるかも。出演者も楽しそう。エイ役の森迫永依ちゃんも可愛い。今日の卓球の練習中の「サー!」というのは福原愛選手のマネですか(笑)音楽監修をしている作曲家野村誠氏もユニークな活動をしているみたい。子どもの頃の尊敬する人がバルトークなんて…。


 もう少しこの番組をしっかり観てみようと思う。しかしだ、あの「ワニバレエ」だけは意味不明…。「からだであそぼ」の森山開次ではありません…?
by halca-kaukana057 | 2006-05-13 21:08 | Eテレ・NHK教育テレビ

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31