2015年 07月 12日
愛おしい日常を愛らしいシンプルな絵で 「誕生60周年記念 ミッフィー」展
先日、「成田亨」展に続き再び青森県立美術館へ行ってきました。今度は「ミッフィー」展。今年は「ミッフィー(うさこちゃん)」生誕60年。その企画展が全国巡回しています。
◇青森県立美術館:誕生60周年記念 ミッフィー展
◇誕生60周年記念 ミッフィー展
この日の青森は快晴。青く青く広がる空が気持ちいい。
いつもの白い建物がお出迎え。青い空に映えます。…あれ、いつもと何かが違う。
何かある…!
青森県美の白い壁に、うさこちゃんの顔が!!!青森県美が真っ白な建物だったから実現できた…ということか?
エントランスにもうさこちゃんがいっぱい。日本とオランダで開催されている「ミッフィー・アートパレード」の一環のよう。
展示室に下りるエレベーターも、いつもは白いのに、ブルーナの絵本カラーに!
ミッフィーというと、絵本やテレビのクレイアニメで少し観る程度。そんなに思い入れはない…実は。でも、シンプルな線で描かれるうさこちゃんをはじめとするキャラクタは親しみやすく、愛らしい。そんなミッフィーシリーズがどのように生まれたのか。展示を観ていたら、ミッフィーに愛着が沸いてきました。
本国オランダでは、「Nijntje(ナインチェ)」と呼ばれているうさこちゃん。「ミッフィー」は英訳した際の愛称。1955年、ブルーナさんが息子さんに描いた小さなうさぎの絵本が、うさこちゃん・ミッフィーシリーズの始まりでした。その、1955年初版の原画は世界初公開とのこと。1963年の第2版からの現在のうさこちゃんも可愛いですが、初版「ファースト・ミッフィー」の方が愛着が沸きました。姿も丸く、素朴な、まさに手描きのイラスト。どんな絵本でも、原画を観るのは楽しいです。
その後のミッフィーシリーズの原画も数多く展示されていて、ブルーナさんはこんな風に絵を描いているのだなと伺えます。そして会場には、机の上に絵本が並び、ゆっくりと読めるようになっています。原画を観て、絵本を読んで…制作途中と完成品を一緒に観られるのも楽しい。
ブルーナさんがうさこちゃんを描いている映像を観られる展示もあるのですが、これが面白い。真っ白なうさこちゃん像がスクリーンの隣にあって、ブルーナさんが線を引くと、そのうさこちゃん像に反映される。一筆一筆、ゆっくりと描いていっています。目を描けば、うさこちゃん像にも目が描かれる。プロジェクションマッピングです。最後は、様々な模様の服を着て、うさこちゃんプロジェクションマッピングショー。NHKの人形劇「シャーロックホームズ」のオープニング映像の、ホームズ像のプロジェクションマッピング、と言えば「あれか!」とわかる方もいるかと思います。
「ミッフィー・アートパレード」のコーナーでは、日本のアーティスト、デザイナーたちが60年のお祝いと感謝を込めて、自由なうさこちゃんを創り上げています。この展覧会は、一部は撮影可。「アートパレード」も撮影可で、気に入った作品の画像を撮ってました。
他には、ブルーナさんの油彩や水彩画、奥様のために毎日のことなどを描いた「朝食メモ」も。「朝食メモ」…絵日記のようなものと言えばいいだろうか。これは楽しい。私も毎日じゃなくてもやってみたら楽しそうだなと感じました。
うさこちゃんの物語は、日常のヒトコマを切り取ったものが多い。だからこそ親しみやすい。その親しみやすい物語を、親しみやすいシンプルな絵で表現している。だからこそ、子どもも大人も愛着をもてるのかもしれない。日常のヒトコマも愛おしいもの…ブルーナさんの「朝食メモ」でも、ミッフィーシリーズでもそう思える。それを伝えるには、シンプルな絵が一番ストレートな方法になるのかもしれない。展示そのものの数は多くないので、ゆっくりと絵本を読みながらそんなことを考えました。
青森県美の特別展展示室のうちの2部屋は、物販コーナーになっていました。こんなの初めて見た。いつもならグッズはミュージアムショップにある。ミュージアムショップだと狭いからなぁ。とにかくグッズが多くて、展示でうさこちゃんに親しみを持ってしまった私には大変危険な空間でしたw物欲がw手にしていたのは、やはり初版のうさこちゃんグッズが多めでした。初版、「ファースト・ミッフィー」可愛いよ。
今回は常設展はパス。常設展は9月までやってるので、またゆっくりと来ます。物販コーナーで一気に疲れてしまいました…。
◇青森県立美術館:誕生60周年記念 ミッフィー展
◇誕生60周年記念 ミッフィー展
この日の青森は快晴。青く青く広がる空が気持ちいい。
いつもの白い建物がお出迎え。青い空に映えます。…あれ、いつもと何かが違う。
何かある…!
青森県美の白い壁に、うさこちゃんの顔が!!!青森県美が真っ白な建物だったから実現できた…ということか?
エントランスにもうさこちゃんがいっぱい。日本とオランダで開催されている「ミッフィー・アートパレード」の一環のよう。
展示室に下りるエレベーターも、いつもは白いのに、ブルーナの絵本カラーに!
ミッフィーというと、絵本やテレビのクレイアニメで少し観る程度。そんなに思い入れはない…実は。でも、シンプルな線で描かれるうさこちゃんをはじめとするキャラクタは親しみやすく、愛らしい。そんなミッフィーシリーズがどのように生まれたのか。展示を観ていたら、ミッフィーに愛着が沸いてきました。
本国オランダでは、「Nijntje(ナインチェ)」と呼ばれているうさこちゃん。「ミッフィー」は英訳した際の愛称。1955年、ブルーナさんが息子さんに描いた小さなうさぎの絵本が、うさこちゃん・ミッフィーシリーズの始まりでした。その、1955年初版の原画は世界初公開とのこと。1963年の第2版からの現在のうさこちゃんも可愛いですが、初版「ファースト・ミッフィー」の方が愛着が沸きました。姿も丸く、素朴な、まさに手描きのイラスト。どんな絵本でも、原画を観るのは楽しいです。
その後のミッフィーシリーズの原画も数多く展示されていて、ブルーナさんはこんな風に絵を描いているのだなと伺えます。そして会場には、机の上に絵本が並び、ゆっくりと読めるようになっています。原画を観て、絵本を読んで…制作途中と完成品を一緒に観られるのも楽しい。
ブルーナさんがうさこちゃんを描いている映像を観られる展示もあるのですが、これが面白い。真っ白なうさこちゃん像がスクリーンの隣にあって、ブルーナさんが線を引くと、そのうさこちゃん像に反映される。一筆一筆、ゆっくりと描いていっています。目を描けば、うさこちゃん像にも目が描かれる。プロジェクションマッピングです。最後は、様々な模様の服を着て、うさこちゃんプロジェクションマッピングショー。NHKの人形劇「シャーロックホームズ」のオープニング映像の、ホームズ像のプロジェクションマッピング、と言えば「あれか!」とわかる方もいるかと思います。
「ミッフィー・アートパレード」のコーナーでは、日本のアーティスト、デザイナーたちが60年のお祝いと感謝を込めて、自由なうさこちゃんを創り上げています。この展覧会は、一部は撮影可。「アートパレード」も撮影可で、気に入った作品の画像を撮ってました。
他には、ブルーナさんの油彩や水彩画、奥様のために毎日のことなどを描いた「朝食メモ」も。「朝食メモ」…絵日記のようなものと言えばいいだろうか。これは楽しい。私も毎日じゃなくてもやってみたら楽しそうだなと感じました。
うさこちゃんの物語は、日常のヒトコマを切り取ったものが多い。だからこそ親しみやすい。その親しみやすい物語を、親しみやすいシンプルな絵で表現している。だからこそ、子どもも大人も愛着をもてるのかもしれない。日常のヒトコマも愛おしいもの…ブルーナさんの「朝食メモ」でも、ミッフィーシリーズでもそう思える。それを伝えるには、シンプルな絵が一番ストレートな方法になるのかもしれない。展示そのものの数は多くないので、ゆっくりと絵本を読みながらそんなことを考えました。
青森県美の特別展展示室のうちの2部屋は、物販コーナーになっていました。こんなの初めて見た。いつもならグッズはミュージアムショップにある。ミュージアムショップだと狭いからなぁ。とにかくグッズが多くて、展示でうさこちゃんに親しみを持ってしまった私には大変危険な空間でしたw物欲がw手にしていたのは、やはり初版のうさこちゃんグッズが多めでした。初版、「ファースト・ミッフィー」可愛いよ。
今回は常設展はパス。常設展は9月までやってるので、またゆっくりと来ます。物販コーナーで一気に疲れてしまいました…。
by halca-kaukana057
| 2015-07-12 17:26
| 興味を持ったものいろいろ