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夏至の夜にメリカント

 今日は夏至。私の住んでいるところでは、夏至の昼の時間と冬至の昼の時間の差は6時間。あの冬の陰鬱な暗さに比べたら、この夏至の明るさが気持ちよくて仕方が無い。

 緯度の高い北欧では、白夜の季節。夏至の頃に「夏至祭」というお祭りがあって、1年のうちでも大切なお祭りなのだそうだ。フィンランド語では「Juhannus(ユハンヌス)」。フィンランド政府観光局のサイトによれば、祭りの日は田舎の水辺のサマーコテージへ出かけかがり火を焚いて祝うのだそうだ。



 そんなユハンヌスにちなんでこのCD。


「フィンランド・ピアノ名曲コレクション」(ピアノ:舘野泉、キャニオンクラシックス)


 フィンランドのピアノ曲といえば舘野泉さん。フィンランドの作曲家というとシベリウス…、と思っていたのだがシベリウスだけじゃなかった。このCDはピアノ曲だけなので限られるが、オペラや管弦楽曲も含めるとかなり多くの作曲家が活躍しているらしい。


 その中からメリカントの「夏の夜のワルツop.1」「夏の夜の牧歌op.16-2」。メリカント(Oskar MERIKANT,1868-1924)はシベリウスと同時代の作曲家。フィンランドではシベリウスよりもポピュラーで人気があるらしい。「夏の夜のワルツ」はまさにかがり火の周りで踊るような曲。でも完全に明るい訳じゃなく、冒頭のメロディーの暗さが気にかかる。冬の暗さの反映?それとも白夜とはいえ薄暗くなる空の描写?または人々の浮かれた気持ちと苦い思い出?「夏の夜の牧歌」ものんびりとした田舎を思わせる曲だけどやはり「薄暗い」。曲からフィンランドの夏至祭の様子を思い描くのも楽しい。


 ちなみにこのCDに収められているシベリウスの「白樺」(「樹の組曲」op.75より第4曲)もフィンランドの夏を思わせる曲。白樺の枝葉がさらさら音を立てている感じ。第5曲の「樅の木」は冬を思わせますが、夏に聴いてもいい。関係ないが「樅の木」は私のいつか弾きたい曲ナンバーワン。楽譜はあるんだけどなぁ、これは難しいよ。
by halca-kaukana057 | 2006-06-21 22:17 | 音楽

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by 遼 (はるか)
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