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ヴィンランド・サガ 18

 読んだ漫画は早めに感想を書こう…でも1ヶ月ぐらい経ってしまいました。


ヴィンランド・サガ 18
幸村誠/講談社・アフタヌーンKC/2016

 ヒルドに弩で撃たれ負傷したトルフィン。鍋に毒は盛られておらず、皆無事だった。トルフィンの怪我が治るまで、一行はノルウェー・ベルゲンで冬を越すことにする。そして春。ヒルドも加わり、ギリシアへ向けて再び出航する一行。
 一方、デンマーク。フローキらヨーム戦士団のところへ、イングランドからトルケルがやって来た。そして、市場で、トルフィンはヨーム戦士団の一行と再会してしまう。トルケルと再会、そしてフローキとも会う。そして、ヨーム戦士団の現在の状況と、トルフィンの血縁について話をする…。



 ヒルドさんも仲間(トルフィンの監視役)に加わり、旅の再開です。ノルウェーを出て、バルト海を渡りデンマークへ。久々の北欧、嬉しくなります。が、18巻の展開は全く嬉しい、楽しいものではありません。

 久々にトルケルが登場します。8巻でアシェラッドが死んで以来ですね。再登場時は、ちょっとノイローゼ気味になっていた。その理由がなんともトルケルらしいです。ヨーム戦士団とフローキも再登場。そういえば、フローキがトルフィンに会うのは初めてでしたっけ…?トールズが殺された時、子どもの頃には少し会っていたかもしれない。成長してからは初めてですね。
 ヨーム戦士団が抱える問題…後継者探し。ヨーム戦士団の団長には、血統を重視する。かつて「ヨームの戦鬼(トロル)」と呼ばれたトールズが父、母のヘルガは2代目団長の娘。そしてイングランドでは小柄ながら、大柄のトルケルを負傷させるほどの強さで一目置かれていた「侠気のトルフィン」トルフィン・カルルセヴニ。団長にふさわしい、と言われてしまう。トルフィンは、ヴァイキングの過去を捨てたのに…。

 捨てたい過去、自分は変わろうとしているのに、周りがそうさせてくれないことがある。過去を掘り起こしたり、引きずり込んだり、変わらないものとして扱おうとしたり。ただ駒にされているような気にもなる。トルフィンはヴァイキングだった過去を捨て、ヴィンランドで新しい国をつくり、新しい人生を歩もうとしているのに、トルケルやフローキは過去へ引きずり込んだ。何故人生はこうもうまくいかないのだろう。

 団長のことは勿論断ったが、ただではおかないフローキとヨーム戦士団。トルフィンたちを追ってくる。トルフィンはエイナルやグズリーズたちを逃がし、ヨーム戦士団の追っ手に立ち向かう(ヒルドさんは監視でついて来た)。殺気に満ち、相手を力で素早く射止めるかつてのトルフィンです。穏やかだったトルフィンが、また…。ヨーム戦士団の追っ手との対決で、蛇さんのことを思い出すトルフィン。蛇さんの方が強かったって…。トルフィンもずっと戦場から離れているのに、この動き。トルフィンは暴力と過去を捨て、その生き方を応援しているのに、戦うトルフィンもかっこよく見えてしまう。多分、以前とは戦う理由が異なるからだと思う。でも、理由は何であれ、トルフィンは暴力を捨てたのに…。

 そんなトルフィンの前に現れた2人のヨーム戦士団の戦士たち。彼らはちょっと違うようで…。そして、現実を突きつけられるトルフィン。なんとも辛い。ヴィンランドどころか、ギリシアにもたどり着けるのか…かなり不安になってきました。19巻を待ちます。月刊連載でもう20巻目前なんだな。どうなるんだろう。

 あと、シグルドたちはどうなっちゃうんでしょう…。

・前巻:ヴィンランド・サガ 17
by halca-kaukana057 | 2016-09-25 22:09 | 本・読書

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by 遼 (はるか)
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