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「刑事モース」が面白い!

 たまたまBSプレミアムを観ていたら、面白い海外ドラマに出会いましたよ。
NHK:刑事モース ~オックスフォード事件簿~

 コリン・デクスター原作の「主任警部モース」(原題:Inspector Morse)シリーズ。そのモースの新米刑事時代を描いたのが「刑事モース」(原題:Endeavour)。1960年代のオックスフォード。真面目で仕事熱心な若い刑事巡査・エンデバー・モース。鋭い観察眼と推理力を持っているが、まだまだ未熟。死体や血が苦手で見ると気分が悪くなる。短気で、突っ走るところもあり、上司たちからは煙たがられていた。警察を辞めようと辞表を書いて持ち歩いてもいた。そんなモースの才能を見込んだ警部補のサーズデイはモースをアシスタントにする。オックスフォードの町で起こる様々な事件に、モース、サーズデイたちは立ち向かう。

 現在、BSプレミアムでは第3シリーズを放送中…でもあと1話。第10話(Case10)から観たので、それまでの話がわからずさっぱり…。しかもCase10はモースの立場や環境、雰囲気がこれまでと全然違う回。前の9話(Case9)で何があったんだ?わからない状態。それでも、映像の美しさや、物語の面白さに惹かれました。ネタバレになるのであまり書けませんが、ある事件で警察を離れていたモース。しかし、そんなモースの周囲で事件が起こってしまう。もう警察は辞めたと思っていても、天性とも言える観察力、ひらめきで事件の核心に近づいていく。それに加え、聞き込みや遺留品などの捜査も地道に行う。モースには刑事の仕事が合っているんだなと思いながら観ていました。

 物語を彩るのが、音楽。モースはクラシック音楽が好き。特にオペラが好きで、歌うこともある(「主任警部モース」では、ワーグナーが特に好きなんだとか。「刑事モース」ではワーグナーはあまり出てこない模様)。モースの聴いているレコードや、登場人物の演奏が場面を盛り上げる。事件に音楽が関係することも。ドラマの始まりが、クラシック音楽とともに始まり、事件の断片のような映像が散りばめられる。何かが音楽とともに始まる予感。これが美しい。ドラマの舞台となるお屋敷の数々も美しいです。
 その一方で、1960年代…第二次世界大戦の傷跡も残っている。戦場で戦ったこともあるサーズデイの過去が重い。

 これは最初から観たい、と思っていたら、第1シリーズの5話がGYAO!で配信中です。
GYAO!:刑事モース~オックスフォード事件簿~ シーズン1
 11月9日まで。無料です。第1話(Case1)は、実際はパイロット版だった。第2話(Case2)が、実質の1話です。第3話まで観ましたが、面白い!ますますハマりました。Case1の事件の経緯、ラストには切なくなります。特に面白い!と思ったのはCase3.オペラが事件の鍵となります。オペラ好きなモースの知識がフル回転。警視正のブライトには「オペラ君」と呼ばれてしまうほど…。事件の合間に、立ち寄るサーズデイの家。サーズデイ家の奥さんや子どもたちはモースを家族のように迎えてくれるところにもじんわり。モースの家族、生い立ちには影がある模様…第3シリーズでも明かされている途中です。その影、孤独にも向き合ってくれるサーズデイがいい「親父」です。ラストのサーズデイの言葉がよかった…。

 サーズデイをはじめ、カウリー署の刑事、警官たちも味のある人ばかり。ただ、第3シリーズから観てしまった、その後第1シリーズを観るとモースとの関係が全く違う。最初は煙たがられ、出しゃばらずに事務仕事をしろを言われていたモース。それが第3シリーズでは全然違う。そこまでの変化の過程を、第2シリーズで観たいです。
 サーズデイは先述したとおり「親父」。突っ走りがちなモースをたしなめ、警察の仕事の大事なことを教え、モースを信頼している。署の上司たちに冷たく扱われるモースを助ける。上司であり、父親的な存在。また、愛妻家で、妻がランチに作ってくれるサンドイッチを楽しみにしている。いつも「中身は何かな~」と言うと、モースに中身を当てられ、不機嫌になってしまう…。Case1のラスト、モースをファーストネームで呼ぶシーンがよかった。
 巡査部長のジェイクスも、モースを煙たがっている一人。しかし、第3シリーズのCase11を先に観てしまったので、そこに至るまでを観たい…。巡査のストレンジは、モースを応援してくれる人のひとり。頼りになります。警視正のブライトは英国の警察の偉い人、というイメージ。こちらも第3シリーズのCase12が…。本当かっこいい。警察医のデブリン医師、とてもいいキャラしています。「刑事モース」になくてはならない存在です。

 まずはGYAO!で第1シリーズを観ます。その後もGYAOで配信してくれるかなぁ。NHKでも再放送しないかなぁ。DVDがないかなと思ったのですが、行動範囲のレンタル店に置いてない!なんてこった!
 あと、「主任警部モース」シリーズの原作を読みます。

ウッドストック行最終バス (ハヤカワ・ミステリ文庫)

コリン・デクスター/早川書房


 これが第1作。原作では、モースはファーストネームの「エンデバー」をなかなか明かさないそう(ドラマでも)。「エンデバー」と聞くと、まずスペースシャトルを連想しますが、由来は勿論、ジェームズ・クック船長の船の名前。
・関連記事:手のひらの中のEndeavour

 「主任警部モース」は、イギリスでは「シャーロック・ホームズ」と同じぐらい、いや、ホームズ以上に人気のあるミステリーシリーズとのこと。「ホームズ」の次は「モース」か?
(勿論、「ホームズ」は今も大好きですよ)

インターネットTVガイド:【英国ドラマ通信】Vol.5 ショーン・エヴァンスの魅力から読み解く「刑事モース~オックスフォード事件簿~」三つのキーワード
 若いモース役のショーン・エヴァンスさん、かっこいいです。エヴァンスさんご自身と、モースのキャラクターには通じるところがある模様。

【追記・訂正】
 現在BSプレミアムで放送されているのは、「第3シリーズ」です。第4シリーズってどこから出てきた。訂正します。
by halca-kaukana057 | 2018-10-23 23:08 | 興味を持ったものいろいろ

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


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