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リュウグウにクレーターを作れ 「はやぶさ2」の新たな挑戦

 小惑星探査機「はやぶさ2」の運用は続いています。ニュースの通り、今度は人工のクレーターを作るミッションです。

アストロアーツ:「はやぶさ2」いよいよ明日正午前に人工クレーター実験
 クレーターを作る際の詳しい手順の図解があります(JAXA作成)。リュウグウに降下していき、高度500mでインパクタ(SCI)を分離します。分離したら水平に移動、リュウグウの影にかくれるように降下していきます。その途中、インパクタ分離から18分後に小型分離カメラ(DCAM3)を分離。このDCAM3が、クレーター作成の際の画像を撮影します。はやぶさ2本体は、クレーター作成の際に飛び散る岩石などがぶつかって破損しないように、リュウグウの影に隠れています。インパクタを分離してから40分後にインパクタが爆発。中に入っている金属の板が、衝撃で球状になり、リュウグウの表面に激突、クレーターができます。

JAXA:小惑星探査機「はやぶさ2」衝突装置の運用状況について
 10時56分ごろの画像です。機体から離れて降下していくインパクタが確認できます。

JAXA:小惑星探査機「はやぶさ2」衝突装置の作動の確認について
 DCAM3からの画像がもう届きました。明日になる予定のはずだったのに!リュウグウから、V字状に何かが吹き出ているのがわかります。インパクタが爆発した時間、11時36分の画像です。無事にクレーターを作れた模様です。おめでとうございます!はやぶさ2の無事も確認されています。
 はやぶさ2はまずリュウグウの上空20kmの「ホームポジション」という位置に戻ります。その後、降下し、クレーターの露出した内部を観測します。そして、再びタッチダウンを行います。宇宙放射線にさらされていない、リュウグウ内部のサンプルを採取できると期待されています。

NHK:はやぶさ2 人工クレーター実験に成功 JAXA

 今回のミッションは初代はやぶさにはなかったもの。過去には2005年に、NASAの探査機「ディープインパクト」がテンペル第1彗星に衝突体をぶつけ、クレーターができた様子を観測するミッションを行っています。しかし、クレーターができた後、近寄って観測、タッチダウンしてサンプル採取することは世界初のミッション。先日、リュウグウの岩石は含水鉱物だとはやぶさ2の観測でわかりました。1回目のタッチダウンで採取できたであろうサンプルと比べることもできます。2度目のタッチダウンも楽しみです。

 クレーターができた際の画像は小さいですが、岩石がV字のように噴出しているのが確認できます。しかし、右側ははっきり見えますが、左側は小さい。この理由は今後、はやぶさ2が近くでクレーターを観測すればわかるかもしれません。リュウグウは非常にデコボコ、ゴツゴツしている小惑星。先日のNHKスペシャルで、実物大のリュウグウ表面を再現した画像が、どれだけゴツゴツ岩だらけなのかがわかりやすかった。その岩だらけのせいでクレーターにも影響したのかも?(私の予想です)。
 きれいにクレーターができていることを祈るばかりです。クレーターができても岩だらけでタッチダウンの場所に再び困ることになったら嫌だなぁ…。

 本当に画像も撮れた。難しいミッションでしたが、またしても難なく成功させました。おめでとうございます!2回目のタッチダウンはもちろんのこと、今後のミッションが滞りなく進みますように!

 前回、1回目のタッチダウンではお祝いにリュウグウの形のような?シュークリームを食べましたが、今回は何も用意してなかった…。炭酸飲料を飲みながらこの記事を書いていますが…インパクタのような刺激のある…ってことでいいでしょうか…(苦しい)。
by halca-kaukana057 | 2019-04-05 22:05 | 宇宙・天文

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