2019年 06月 24日
ケサランなにがしとスープ屋さん 2
最近フィンランドネタが続いています。夏至、夏至祭(Juhannus)だったからか?
フィンランドが舞台の新作漫画の2巻が出ました。
ケサランなにがしとスープ屋さん 2
堀井 優 / マッグガーデン、BLADE COMICS pixiv / 2019
フィンランドの田舎町にある一軒のスープ屋さん。店主のティナと、図書館司書の兄・ニコラス、そして冬のある夜にやって来た不思議な生物「ケサランなにがし」が穏やかに暮らしている。ケサランなにがしがやってきてから1年。ケサランなにがしは成長して大きくなった。言葉も少しずつ覚えて口にしている。
そんなスープ屋さんに、お腹を空かせたひとりの青年がやってくる…。
2巻も、ほんわかした日常に癒されます。こういう優しい人たちの穏やかな暮らしの日常の物語が好きです(漫画やアニメだと「日常系」というんだっけ?)。何気ない、特に大きな出来事も起こらない、普通の毎日。でも、その一日一日にはかけがえのない時間が詰まっていて愛おしい。こんな、日常の幸せを気づかせてくれる作品は、読んでいて私も毎日を大事にしようと思える。心があたたかくなり、優しくなれる。
1巻の最後、ケサランなにがしに何が起こったのか…と思ったのですが、大きくなっただけでした。ティナのスープをお腹いっぱい食べて成長した。体だけでなく、頭脳(あるんだよね…?)や感情も発達している。ティナやニコラス、ミルッカの名前を覚えて話したり(でもまだうまく話せない)、簡単な言葉を話したり。その言葉は、フィンランド語です。この作品の舞台は日本ではない、フィンランドだ。1巻から話していましたが、すごい、素敵、いいねという意味の「Hyvää」とよく言っている。可愛い。
2巻でも、様々なスープや料理が登場します。135ページに様々なスープが紹介されています。ベリーを使った「キーッセリ(Kiiseli)」はスープの一種なの?作ってみたいなと思いつつも作れておらず。表紙カバーを外すとレシピもあるので作ってみようかな。日本で入手しやすい材料で作れるみたいだし。今の季節、日本ではミルクや生クリームの入ったスープを作るのはちょっと難しいですが、生クリームの入っていないスープもある。サーモンスープ「Lohikeitto」以外にもフィンランドのスープを作れるようになりたいなと読みながら思っていました。クリスマスの料理もたくさん。このブログでも記事にしたことのあるホットワイン「グロギ(Glögi)」もあるよ。
フィンランドの文化も。フィンランドでは2月14日は「友達の日(Ystävänpäivä)」。性別関係無く、友達に感謝の気持ちを綴ったカードやプレゼントを贈ります。番外編のサウナ。17話もですが、ニコラスはフィンランドの男だなと思う。言葉少なめなところが。でも、ティナやケサランのことを思っていて優しい。ケサランとニコラスと、初登場ミルッカ兄の言葉のほとんど無いサウナでのひとときは、まさにフィンランド人のコミュニケーション。日本人の温泉文化にも通じるかも。
2巻では初登場キャラが何人か。まず、腹ペコでスープ屋さんにやってきた美青年・ヨエル。在宅で仕事をしている(IT系?デザイン系?)らしく、仕事の納期が近づくと家に缶詰状態、食事も荒れた状態に…。フィンランドにもインスタント食品はあるらしい。仕事が終わり、食べ物を求めてスープ屋さんにやってきた。ティナのスープを味わっているところへやってきたケサランなにがし。1巻から疑問には思っていたが、ケサランなにがしの存在は秘密というわけではないらしい。ただ、小さくて言葉もうまく話せないのであまり外に出せない模様。美味しいスープとあたたかな雰囲気、可愛いケサラン。ヨエルにとって、スープ屋さんは心が和む居場所になった模様。いいなぁ、こういうお店があるって。私も常連になりたい。
更に初登場キャラ。ニコラスが勤務する図書館にやって来ていた小さな姉弟、ミンミとエウノ。ケサランはどんな人とでもすぐに仲良くなれる。人懐っこい。ケサランに出会った人は、ヨエルのように最初は驚く人もいる(これが普通の反応だと思う)が、ケサランの可愛さですぐに笑顔になってしまう。本当に不思議な生物。ミンミとエウノもケサランと友達になれたようですが、再登場はあるのかな。ちなみに、113ページの本棚に、フィンランドの児童文学「オンネリとアンネリのおうち」があるのを見逃しませんでしたよ。
2巻の最後、27話、物語は新しい展開へ。ケサランは増殖できるのか…!?でも、ちょっと違う生物。新しい家族が増えた3巻が既に待ち遠しい。
・1巻:ケサランなにがしとスープ屋さん 1
・フィンランドのホットワイン「Glögi」を作ってみた
・友達の日について:寒波の合間のISS
・オンネリとアンネリのおうち
フィンランドが舞台の新作漫画の2巻が出ました。
ケサランなにがしとスープ屋さん 2
堀井 優 / マッグガーデン、BLADE COMICS pixiv / 2019
フィンランドの田舎町にある一軒のスープ屋さん。店主のティナと、図書館司書の兄・ニコラス、そして冬のある夜にやって来た不思議な生物「ケサランなにがし」が穏やかに暮らしている。ケサランなにがしがやってきてから1年。ケサランなにがしは成長して大きくなった。言葉も少しずつ覚えて口にしている。
そんなスープ屋さんに、お腹を空かせたひとりの青年がやってくる…。
2巻も、ほんわかした日常に癒されます。こういう優しい人たちの穏やかな暮らしの日常の物語が好きです(漫画やアニメだと「日常系」というんだっけ?)。何気ない、特に大きな出来事も起こらない、普通の毎日。でも、その一日一日にはかけがえのない時間が詰まっていて愛おしい。こんな、日常の幸せを気づかせてくれる作品は、読んでいて私も毎日を大事にしようと思える。心があたたかくなり、優しくなれる。
1巻の最後、ケサランなにがしに何が起こったのか…と思ったのですが、大きくなっただけでした。ティナのスープをお腹いっぱい食べて成長した。体だけでなく、頭脳(あるんだよね…?)や感情も発達している。ティナやニコラス、ミルッカの名前を覚えて話したり(でもまだうまく話せない)、簡単な言葉を話したり。その言葉は、フィンランド語です。この作品の舞台は日本ではない、フィンランドだ。1巻から話していましたが、すごい、素敵、いいねという意味の「Hyvää」とよく言っている。可愛い。
2巻でも、様々なスープや料理が登場します。135ページに様々なスープが紹介されています。ベリーを使った「キーッセリ(Kiiseli)」はスープの一種なの?作ってみたいなと思いつつも作れておらず。表紙カバーを外すとレシピもあるので作ってみようかな。日本で入手しやすい材料で作れるみたいだし。今の季節、日本ではミルクや生クリームの入ったスープを作るのはちょっと難しいですが、生クリームの入っていないスープもある。サーモンスープ「Lohikeitto」以外にもフィンランドのスープを作れるようになりたいなと読みながら思っていました。クリスマスの料理もたくさん。このブログでも記事にしたことのあるホットワイン「グロギ(Glögi)」もあるよ。
フィンランドの文化も。フィンランドでは2月14日は「友達の日(Ystävänpäivä)」。性別関係無く、友達に感謝の気持ちを綴ったカードやプレゼントを贈ります。番外編のサウナ。17話もですが、ニコラスはフィンランドの男だなと思う。言葉少なめなところが。でも、ティナやケサランのことを思っていて優しい。ケサランとニコラスと、初登場ミルッカ兄の言葉のほとんど無いサウナでのひとときは、まさにフィンランド人のコミュニケーション。日本人の温泉文化にも通じるかも。
2巻では初登場キャラが何人か。まず、腹ペコでスープ屋さんにやってきた美青年・ヨエル。在宅で仕事をしている(IT系?デザイン系?)らしく、仕事の納期が近づくと家に缶詰状態、食事も荒れた状態に…。フィンランドにもインスタント食品はあるらしい。仕事が終わり、食べ物を求めてスープ屋さんにやってきた。ティナのスープを味わっているところへやってきたケサランなにがし。1巻から疑問には思っていたが、ケサランなにがしの存在は秘密というわけではないらしい。ただ、小さくて言葉もうまく話せないのであまり外に出せない模様。美味しいスープとあたたかな雰囲気、可愛いケサラン。ヨエルにとって、スープ屋さんは心が和む居場所になった模様。いいなぁ、こういうお店があるって。私も常連になりたい。
更に初登場キャラ。ニコラスが勤務する図書館にやって来ていた小さな姉弟、ミンミとエウノ。ケサランはどんな人とでもすぐに仲良くなれる。人懐っこい。ケサランに出会った人は、ヨエルのように最初は驚く人もいる(これが普通の反応だと思う)が、ケサランの可愛さですぐに笑顔になってしまう。本当に不思議な生物。ミンミとエウノもケサランと友達になれたようですが、再登場はあるのかな。ちなみに、113ページの本棚に、フィンランドの児童文学「オンネリとアンネリのおうち」があるのを見逃しませんでしたよ。
2巻の最後、27話、物語は新しい展開へ。ケサランは増殖できるのか…!?でも、ちょっと違う生物。新しい家族が増えた3巻が既に待ち遠しい。
・1巻:ケサランなにがしとスープ屋さん 1
・フィンランドのホットワイン「Glögi」を作ってみた
・友達の日について:寒波の合間のISS
・オンネリとアンネリのおうち
by halca-kaukana057
| 2019-06-24 22:10
| 本・読書