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マリナーのイギリス管弦楽曲集

 以前「エルガーは愛の挨拶だけじゃないよ!」で、すっかり気に入ってしまったエルガー。他の曲も聴くついでに、他のイギリスの作曲家の曲も一緒に聴いてみようと思って購入したのがこれ。




「イギリス管弦楽曲集」(サー・ネヴィル・マリナー指揮/アカデミー室内管弦楽団)


 レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ、ピーター・ウォーロック、ジョージ・バタワース、フレデリック・ディーリアス、そしてエドワード・エルガーの作品を収録。エルガー以外は皆初めて聴く作曲家ばかり。

*ヴォーン・ウィリアムズ
 まず、「グリーンスリーヴスによる幻想曲」。イギリスの古謡「グリーンスリーブス」(詳しい解説は「世界の民謡・童謡:グリーンスリーブス」でどうぞ。MIDIもあります)を題材にした曲。歌劇「恋するサー・ジョン」の間奏曲を改変したもの。美しいことこの上なし。ヴォーン・ウィリアムズはイギリス民謡に基づく曲を多く作曲している。このCDにも「イギリス民謡組曲」という民謡を題材にした曲がある。こっちは勇壮で軽快な行進曲もある。
 
 次に「ひばりは昇る」。「揚げひばり」とも訳される。独奏ヴァイオリンと管弦楽の、ヴァイオリン協奏曲のような作品。ひばりが飛びさえずる姿を描いたジョージ・メレディスの詩に触発されて作曲したのだそうだ。はじめはかすかに鳴いていたひばりも、だんだん声が大きくなってゆく。とてものどかで、これまた美しい。
 
 ヴォーン・ウィリアムズは交響曲は9番まで残している。「海の交響曲(第1番)」や「南極交響曲(第7番)」とタイトルも面白い。ヴィオラを用いる協奏曲もある。ヴィオラ好きとして気になる。まずは交響曲から探してみよう。


*ウォーロック
 ウォーロックの主な作品はピアノ伴奏付きの独唱による歌曲。ウォーロック自身不思議な作曲家で、本名はヘスルタインといい音楽評論家としても活動していた。作曲はほぼ独学で学んだ。ウォーロックとヘスルタインの名を使い分けると同時に、性格もそれぞれでかなり異なっており、精神を病んで36歳の時に自殺と見られるガス中毒で死去した。

「キャプリオル組曲」は様々な楽器向けの編曲があるがここでは弦楽オーケストラ版。バロック音楽を思わせるメロディーが親しみやすい。


*ディーリアス
 オススメは「春初めてのかっこうを聞いて」。グリーグと親交が深かったディーリアス。この曲にはグリーグのop.66のピアノ曲に使われたノルウェー民謡を使用しているのだそうだ。グリーグの作品66…「抒情小品集」ではない。何だろう?
 つまりこの曲はイギリスから見た北欧の春なのかもしれない。と言ってもディーリアスはずっとフランスに住んでいたのだが。

*エルガー
 このCDでのオススメは「弦楽のためのセレナード ホ短調op.20」。この間は2楽章「ラルゲット」しか聴けなかった曲。1・3楽章もいい。1楽章が好き。


 キレイめの曲がほとんどだが、マリナーの得意分野を堪能できます。とにかくこの中ではヴォーン・ウィリアムズが一番気になる。イギリス音楽もいいかも。
by halca-kaukana057 | 2006-11-20 21:58 | 音楽

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by 遼 (はるか)
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