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メンデルスゾーンの歌心

 以前「目覚めよ、と呼ぶ声が聞こえ」で紹介したペライアのCD。メインはメンデルスゾーン作曲「無言歌集」。今度は「無言歌集」を紹介します。

無言歌
マレイ・ペライア/バッハ(ブゾーニ編)、メンデルスゾーン/ソニーミュージックエンタテインメント


 ウィキペディア「無言歌集(メンデルスゾーン)」の項によれば、ドイツ語での原題は「Lieder ohne Worte(言葉のない歌)」。歌詞は無いが、ピアノ独奏による「歌」。メンデルスゾーンの歌心。どれも親しみやすく難易度も高くない(私には十分難しいが)から、聴いて、弾いて楽しみたいと思う。全8巻、作曲年代も生涯にわたっているところはグリーグの「抒情小品集」に良く似ている(グリーグのほうが後の時代だけど)。

 曲には全てタイトルがついているが、メンデルスゾーン自身がつけた表題は5曲しかないのだそうだ。だからタイトルにこだわらず、自由なイメージで聴いてもいいかもしれない。どれもドイツロマン派らしい豊かなメロディーで、個人的には「甘い思い出」op.19-1,「安らぎもなく」op.30-4,「失われた幸福」op.38-2,「デュエット」op.38-6,「心の悲しみ」op.53-4,「瞑想」op.67-1(op.30-1にも同じタイトルが付いている)が気に入った。一番有名な「春の歌」op.62-6も勿論好き。楽譜は何曲か持っているので、まだ弾くことができなくても楽譜を見ながらも聴いてみようと思う。別の演奏者でも聴いてみよう。「抒情小品集」と同じように曲数が多いから、CDによって入っている曲・入っていない曲に差が出てしまうのだが…。


 この頃弾けない曲でも楽譜を見ながら聴くと面白い発見があることに気がつき、聴くために楽譜を色々買おうかと考えている。買わなくてもネット上に無料配布されている楽譜もあるので、それも有効利用。1年後には一気に楽譜が増えていたりして。ここ2年ぐらいの間にクラシックCDがどんどん増え続けているのだが、それと同じように。目指せ音楽オタクの部屋?
by halca-kaukana057 | 2007-01-09 21:51 | 音楽

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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