2007年 04月 04日
満ち足りた最期 シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番
何故か最近シューベルトの後期ピアノ・ソナタをよく聴くようになった。ただ単に何となく図書館で借り、さらに古本屋でCDをまとめ買いしただけなんだが、今日は特にお気に入りの21番変ロ長調ソナタを紹介します。これまで私はピアノ・ソナタというとベートーヴェンとモーツァルトばかり聴いてきた。シューベルトやシューマン、リストなどロマン派のピアノ・ソナタは長くて…というのがいい訳です。でも、この曲で目覚めました。
聴いたのは2種類。マレイ・ペライア盤と田部京子盤。どっちも好きだ。この曲自体が好きだ。シューベルト最後のピアノ・ソナタであり、死の歳に書かれた最期の曲のひとつ。シューベルトというと放浪生活をして、35歳の若さで死んでしまった薄幸な人生を送ったイメージが強いんですが、それなのに第1楽章冒頭から感動的な歌がたまらない。内に向かう暗さの第2楽章、快活でどこかチャーミングな第3楽章から第4楽章、そして豪華なフィナーレ。ただ、この楽譜に載っている解説を読むと、シューベルトは私がイメージするほど不幸せな人生を送ったわけでもないらしい。
NHKスーパーピアノレッスン―ロマン派を弾く
ミシェル・ダルベルト; 日本放送協会/日本放送出版協会
この曲を知ったのはNHK教育で放送されていた「スーパーピアノレッスン」でのこと。ミシェル・ダルベルト先生の指導と演奏を観て、いい曲だと感じて番組の楽譜まで購入。勿論弾くつもりはないのだが、曲を聴きながら楽譜を読む面白さに目覚めたのもこの時。しかもこの楽譜にはダルベルト先生の解説が書き込んであり、それが聴くポイントにもなる。第2楽章を「弦楽四重奏のように」と書いてあったり。気がつくとどこのページを聴いているのかわからなくなってしまうこともある。長い曲の楽譜を読むって大変だ。
楽譜を見ないとわからないことも色々あって、例えば第1楽章の左手低音の謎のトリル。のびやかな歌に、不気味な低音のトリル。ドロドロドロ…とおばけでも出てきそうな音。シューベルトは何故ここにこんな音を入れたんだろう?楽譜を読むことで疑問も出てくる。これは面白い。到底弾けない曲、弾くつもりがない曲でも聴くためだけに楽譜を手に入れるのもいいなと、楽譜の面白さにはまっていっています。
この楽譜にはリスト、シューマンも収められていて、同じように聴きながら楽譜を見ています。リストのロ短調ソナタは本当にどこを読んでいるのかいつもわからなくなる。あーあ…。
聴いたのは2種類。マレイ・ペライア盤と田部京子盤。どっちも好きだ。この曲自体が好きだ。シューベルト最後のピアノ・ソナタであり、死の歳に書かれた最期の曲のひとつ。シューベルトというと放浪生活をして、35歳の若さで死んでしまった薄幸な人生を送ったイメージが強いんですが、それなのに第1楽章冒頭から感動的な歌がたまらない。内に向かう暗さの第2楽章、快活でどこかチャーミングな第3楽章から第4楽章、そして豪華なフィナーレ。ただ、この楽譜に載っている解説を読むと、シューベルトは私がイメージするほど不幸せな人生を送ったわけでもないらしい。

ミシェル・ダルベルト; 日本放送協会/日本放送出版協会
この曲を知ったのはNHK教育で放送されていた「スーパーピアノレッスン」でのこと。ミシェル・ダルベルト先生の指導と演奏を観て、いい曲だと感じて番組の楽譜まで購入。勿論弾くつもりはないのだが、曲を聴きながら楽譜を読む面白さに目覚めたのもこの時。しかもこの楽譜にはダルベルト先生の解説が書き込んであり、それが聴くポイントにもなる。第2楽章を「弦楽四重奏のように」と書いてあったり。気がつくとどこのページを聴いているのかわからなくなってしまうこともある。長い曲の楽譜を読むって大変だ。
楽譜を見ないとわからないことも色々あって、例えば第1楽章の左手低音の謎のトリル。のびやかな歌に、不気味な低音のトリル。ドロドロドロ…とおばけでも出てきそうな音。シューベルトは何故ここにこんな音を入れたんだろう?楽譜を読むことで疑問も出てくる。これは面白い。到底弾けない曲、弾くつもりがない曲でも聴くためだけに楽譜を手に入れるのもいいなと、楽譜の面白さにはまっていっています。
この楽譜にはリスト、シューマンも収められていて、同じように聴きながら楽譜を見ています。リストのロ短調ソナタは本当にどこを読んでいるのかいつもわからなくなる。あーあ…。
by halca-kaukana057
| 2007-04-04 21:36
| 音楽