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そんなヴィオラが大好きです 今井信子編

 ヴィオラの魅力を語りまくるシリーズ第3弾。この間のモーツァルトその2で取り上げたヴィオラ奏者・今井信子さんによる、ヴィオラの魅力一杯のCDを。

ヴィオラ・ブーケ
今井信子(Va)/ローランド・ペンティネン(P)/ユニバーサルクラシック

 いつもならヴァイオリンが主役の曲を、ヴィオラで弾いてしまったCD。聴いて驚いた。こんなにヴィオラが歌うなんて!クライスラーの「愛の喜び」や「愛の悲しみ」、チャイコフスキーの「なつかしい土地の思い出」やエルガーの「愛の挨拶」、ブラームスの「ヴァイオリン・ソナタ第3番」などなど。ヴァイオリンの華やかで軽やかな音も良いけれど、ヴィオラの渋く重めの音もそれぞれの曲に合っていて、その曲のよさを再発見。「愛の悲しみ」の重さはヴィオラにぴったりだし、「G線上のアリア」はより内面的になっているなと感じる。「愛のあいさつ」や「愛の喜び」も、しっとりと大人びた明るさに。ああ、ヴィオラって本当にいい楽器だ。

 個人的に気に入っているのが、「浜辺の歌」。あの「あした浜辺をさまよえば~」。昔を懐かしむ歌詞と曲がヴィオラにぴったり。途中から変奏曲風になっている編曲も面白い。ヴィオラが高音から低音までのびやかに歌う部分は、まさに寄せて返す波のように穏やかで心地よい。それから、J.S.バッハ/コダーイ編曲の「半音階的幻想曲とフーガニ短調 BWV903」。演奏はピアノ伴奏はなく、ヴィオラソロだけ。ニ短調って、ヴィオラに合うなぁ。ヴィオラがここまで動きまくるのもはじめて聴いた。いや、「モルダウ」なんかではこのくらい動けないとダメか。

 ヴィオラが好きなら、このCDでよりヴィオラのことが好きになるはず。
by halca-kaukana057 | 2007-05-24 21:51 | 音楽

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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