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ベルばらKids

 「ベルサイユのばら」に32年ぶりの新作誕生。でも、ちょっと違います。キャラは皆3頭身。4コマ漫画でギャグ調。でも「ベルばら」なんです。

ベルばらKids
池田理代子/朝日新聞社/2006

 朝日新聞の土曜別刷り「be」で連載中のこの漫画。一目見て「可愛い!」と思ってしまった。私は「ベルばら」原作の世代ではない。それに、あのキラキラ眼の絵がちょっと苦手でずっと敬遠してきた。でもこれなら抵抗なく読める。「ベルばら」のオスカルやアンドレ、マリー・アントワネットもルイ16世も皆3頭身。4コマなのに、原作「ベルばら」の世界はちゃんと再現。しかも私のような原作を知らない人にもわかりやすく、原作の内容や舞台となったフランス革命あたりのフランス史の解説コラムまで付いている。とても親切。

 これを読んでいると、フランス史の面白さに目覚めてしまう。歴史のうんちくだけじゃなく、現代的な話題も盛り込んでいるからわかりやすい。ルイ16世は現代日本で言うとアキバ系のオタクだとか、大赤字のフランス財政を立て直そうと意外な人が出てきたり…。さらに、フェルゼンはスウェーデン人というのも興味深い。原作を知らないがゆえ、フェルゼンのこともはじめて知った。フランスとスウェーデンの意外な関係に、今さらながら驚いている。

 音楽史との関連も興味深い。マリー・アントワネットと関わりがあったモーツァルトも登場(勿論3頭身)。オスカルは得意のヴァイオリンでモーツァルトを演奏し、アントワネットも作曲していた。さらに、実際は関わりは無かったのだがベートーヴェンも特別出演(やっぱり3頭身で)。貴族に愛された古典派の音楽から、豊かな感情表現と共に民衆へと広まってゆくロマン派への以降の様子をこんな可愛い4コママンガで読めるとは嬉しい。

 今度は原作も読んでみようかな。アニメも合ったはず。2巻発売が待ち遠しい作品です。公式サイトは→ベルばらKidsぷらざ

 ちなみに、単行本が出ているという情報元であるココさんのブログにトラックバックさせていただきました。
「クインテット大好き!:ベルサイユのばら」
by halca-kaukana057 | 2007-05-28 22:34 | 本・読書

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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