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シベリウスとコッコネンに見る、フィンランド人と家

 今年はグリーグ&シベリウスメモリアルイヤーってことで、この2人の作曲家を特集する雑誌が増えている。その雑誌の中から気になったものを。

スカンジナビアンスタイル vol.11 2007 winter
北欧スタイル研究会/イーストリーム/2007


 この雑誌は北欧のライフスタイルをテーマにした雑誌。それでシベリウスとグリーグ等北欧の音楽家の家を特集している。
 シベリウスは「アイノラ」はじめハメーンリナの生家やトゥルクのシベリウス博物館、ヴァーニアの別荘など。様々な本でアイノラの写真は見てきたが、この本は量が半端じゃない。しかも普段は公開されていない妻アイノさんの部屋の写真まで。これは初めて見た。11ページ、フィンランド政府から贈られたラジオとその側に置かれた椅子、そして壁いっぱいの本棚とびっしり詰まった本の写真を眺めていると、晩年はこの椅子に座って自分の曲を楽しんでいたのかなぁ…と想像できて楽しい。アイノさんの部屋も落ち着いていてきれい。アイノラは何が何でも行きたい場所だ。

 そのアイノラがあるヤルヴェンパーに、同じくフィンランドの作曲家・ヨーナス・コッコネンの家もある。コッコネンは戦後フィンランドで活躍した作曲家の一人。この「ヴィラ・コッコネン」と呼ばれるコッコネンの家、なんとあのアルヴァ・アアルトの設計。写真を見ると、シンプルで洗練されたあのアアルトのデザインに眼を奪われる。家の中にはアアルトのデザインした椅子やティートロリーが当然のように置かれている。このコッコネンの家は、まずグランドピアノの場所を決め、それを中心に設計されたと言う。コッコネンもピアノの上で楽譜を書いていたそうだ。
 この家を作ってもらったお礼に、コッコネンはアアルトにチェロ協奏曲を作曲してプレゼントしたのだそうだ。これまでコッコネンの曲はあまり聴いたことが無かったのだが、とても興味あり。アイノラに行ったらヴィラ・コッコネンも是非訪れてみたい。

 ヴィラ・コッコネンとチェロ協奏曲に関しては、suomestaさんのブログ記事が詳しいので、参考としてリンクさせていただきます。
「スオミ・フィンランドの音楽&民族文化:コッコネンのチェロ協奏曲」

 フィンランド人は家での暮らしを大切にすると聞く。家で家族と暮らすことが大切なのだそうだ。だからインテリアやデザインにも凝るし、その分野も発達する。家での暮らし大切にするのは作曲家も同じ。家を見ることで、作曲家たちの素顔が見えた気分になった。



 ついでに、フィンランド関連で話題となっているのがプロジェクト・フィンランド。フィンランド大使館による、子どもたちがフィンランドについて学習する際に使用することを目的とした学習支援サイト。フィンランドが誇る永遠のアイドル・ムーミンが教育、産業、自然、国のことなど、フィンランドについて楽しく教えてくれます。クイズに正解するとムーミンのビデオやバッヂを集められるオマケ付き。私も見てみたのだが、とても面白い。今後は歴史や文化面も充実させていってくれればと思う。さすがフィンランド、やることが違う…。
by halca-kaukana057 | 2007-06-04 22:53 | フィンランド・Suomi/北欧

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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