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ロケットガール4 魔法使いとランデヴー

 ロケガシリーズに10年ぶりの新作登場。アニメ化の力か?すごいもんだ…。

魔法使いとランデヴー (ロケットガール 4)
野尻 抱介/富士見ファンタジア文庫・富士見書房/2007


 短編4作品を収録。人気男性アイドルが国際宇宙ステーション(ISS)へ行く珍道中を描いた第1話「ムーンフェイスをぶっとばせ」、ゆかり・マツリ・茜の3人が孤児院へクリスマスプレゼントを届けに行く第2話「クリスマス・ミッション」、ISSにやってきたテロ集団とガールズが闘う第3話「対決!聖戦士VS女子高生」、自力で帰還できなくなった小惑星探査機「はちどり」を助ける表題作第4話「魔法使いとランデヴー」の4作。

 思いっきり笑える1・3話、ハラハラしつつも温かい気持ちになれる第2話、そしてSF要素たっぷりの第4話。これまでの3作と10年の隔たりがあり、これまでと少し雰囲気が違うかな?と思うがロケットガールの面白さは詰まってる。相手が何だろうと、どんなミッションだろうと、ガールズたちは大活躍。思い悩んだり、憤りを感じたりしつつも、その柔軟な身体と頭脳と、そしてちょっと無理やりな解決方法で宇宙を、地球を飛び回る。これが女子高生の若さってものかぁ…。

 第4話「魔法使いとランデヴー」に出てくる小惑星探査機「はちどり」は、今もボロボロになりつつも地球への帰還を目指して飛行中の小惑星探査機「はやぶさ」がモデル。しかもその「はちどり」が向かった小惑星の名前が「マトガワ」。的川泰宣先生ですか!さすが野尻抱介センセ、いいセンスしてます。
 その「はちどり」を捕獲する方法が面白い。スキンタイト宇宙服を開発した素子さんによる新素材や、ゆっくり大気圏突入する方法。その最先端SFと反対に、マツリのシャーマンとしての思想がこの「はちどり」救出ミッションを支えているのも面白い。「非科学的」と言う茜も、シャーマンとしてのマツリと、宇宙飛行士としてのマツリをちゃんと見ている。人がどんなに宇宙に飛び出しても、精神的なものをそのままにすることは出来る。そんなことを感じた。

 しかし、その第4話でのゆかりとマツリ…なんですかあれは…?!
by halca-kaukana057 | 2007-09-30 21:59 | 本・読書

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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