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ふたつのスピカ 13

 「ふたつのスピカ」13巻が出てしまいました。あの12巻の衝撃のラストの続きがどうなったのか、早く読みたい気持ちの一方で事実を知りたくない気持ちも…。複雑です。

ふたつのスピカ 13
柳沼 行/メディアファクトリー・MFコミックス フラッパーシリーズ



 新型シャトルの乗組員に見事選ばれ、筑波でメディカルチェックを受ける秋。検査を順調にこなすが、その最終日に吐血して倒れてしまう。どうやら秋の死んだ母と同じ病気を患っているらしい。そんな秋を、妹・さくらが見舞いに来た。宇宙学校のことや、友達のことをさくらに話す秋。そして…





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 これが13巻の帯付き表紙なのですが、店頭でこの帯を見ただけで泣きそうになった。秋…行くなよ!!MISSON:65~67を読み進めるのがとにかく辛い。

 そんな秋の運命に向き合うアスミたちは、哀しみも共有する。例え独りで涙を流していても、その気持ちはつながっている。独りで泣くケイに対して「私がケイちゃんにそばにいてほしくて」(77ページ)と言うアスミ。会場に来ず独りでいる府中野に対して「一番のともだちでしょ!」(60ページ)と言い放ったマリカ。哀しみの気持ちが言葉にならないからこそ、誰かの側にいたい、側にいてほしいと思う。わかる気がする。

 秋の件の後で、マリカのもとに不穏な影が忍び寄る。秋の病気との関連とマリカの秘密。そのことに関してマリカがアスミたちに話すシーンがあるのだが(MISSON:69)、そのマリカも175ページのライオンさんの言葉からもわかるように、誰かが側にいてほしい、それだけのことだったのだろう。

 ちょっと話がスピカからそれるのだが、以前「はてブついでに覚書。:ちょっと一緒に歩こうか。」というブログを読んで、誰かに相談するってアドバイスが欲しいんじゃなくて、ただ聞いて欲しい、ちょっと心細いから一緒にいて欲しいだけなんだと感じた。13巻でのアスミやマリカも同じなのだろう。

言葉は要らない。ただ受け止めてほしい。この人たちなら受け止めてくれると信じてる。

マリカのそんな声が聞こえるような気がした。 

 宇宙への想い、秋の想いをつないでゆくアスミたち。そして迫る最後の課外訓練。鬼教官も相変わらずの鬼だけど、いい先生だよなぁ。14巻はさらにマリカにも危機が迫るのか…?まだまだ安心できません。
by halca-kaukana057 | 2007-12-25 21:45 | 本・読書

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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