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ドリトル先生のサーカス

 ドリトル先生シリーズ第4弾。今度はイギリス国内での大冒険です。

ドリトル先生のサーカス
ヒュー・ロフティング/井伏鱒二:訳/岩波書店・岩波少年文庫

 お金に困っているドリトル先生は、アヒルのダブダブやブタのガブガブ、犬のジップ、それにオシツオサレツたちを連れてサーカス団に入る。そこでドリトル先生は、オットセイのソフィーに出会う。ソフィーはあることで困っていた…。



 「サーカス」の物語の大きな柱は2つ。オットセイのソフィーの逃亡支援と、「ドリトル・サーカス」。動物の言葉を理解し、動物たちに大きな愛情を注いできたドリトル先生だが、この「サーカス」でドリトル先生が動物たちのために積極的に行動し続ける。

 夫と離れ離れになり、何とかして故郷のアラスカに戻りたいと嘆くオットセイのソフィー。そのソフィーをサーカスから逃がすため、あらゆる手を使い、イギリスでの大冒険がはじまる。それはソフィーにとって辛い道だったが、先生にとっても難しい冒険だった。先生にとって、動物たちが幸せに暮らしているかどうかが一番の問題なのだ。自分のことよりも、動物たちのこと。ソフィーの他にも、恵まれた暮らしができず困っている動物たちが「サーカス」では多く登場する。その動物たちのために、先生は財産を投げ打ってでも救おうとする。動物のことをこれだけ真剣に考えられる先生…先生の動物たちへの愛情、信頼が強く伝わってくる。

 人間と動物がともに生きるには。ドリトル先生を読んでいるとそんなことを考えてしまうのだが、この「サーカス」は特にその問いかけを強く感じた。
by halca-kaukana057 | 2008-04-05 21:25 | 本・読書

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by 遼 (はるか)
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