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宇宙兄弟 2

 新感覚宇宙飛行士漫画2巻です。2巻も表紙はキラキラです。

宇宙兄弟 2
小山 宙哉/講談社・モーニングKC

 宇宙飛行士である弟・日々人の招待でNASA・ジョンソン宇宙センターにやってきた兄・六太。日々人は訓練を六太を訓練の見学に来るように誘うのだが、六太は行こうとしない。兄と共に宇宙に行けることを、ずっと願ってきた日々人にとって、それは哀しいことだった。
 翌日、訓練の見学に行った六太は、弟のたくましい姿に嫉妬する。一方日本では、宇宙飛行士選抜試験を受けた六太にとって不利な情勢に…。


 兄弟で一緒に宇宙に行くという約束を信じ続ける弟。「いつもなんかちょっと抜けてる」弟にいつの間にか追い越され、宇宙への夢を諦めた兄。その兄・六太に対して「もっと張り合えよ」と告げる。ちょっと抜けていても、それに張り合っていた子ども時代の六太。一方、たくましくなった弟に嫉妬し、自ら敗北宣言してしまう今の六太。私には兄弟はいないが、友人でもそうなったら哀しいと思う。ただ、六太の側に立つと、自分は取るに足らない、つまらない人間だとひねくれてしまうのもわかる。どちらの気持ちもわかるから辛い。

 一方、JAXAの試験官の中で、六太は宇宙飛行士にふさわしくないという動きが。それに対して、六太をプッシュする試験官のひとり・星加。南波兄弟を子どもの頃から見て、「宇宙飛行士になるには運も必要だ」と説いてきた。運とは、天に任せるしかない、どうしようもないものだと思われるが、南波兄弟の場合、子どもの頃からJAXAに通い詰め、JAXAの職員に覚えられたというチャンスを自分たちで作ってきた。いわゆるスピリチュアルとか運命とかそういうのには全く興味も関心もないが、運ってそうやって作っていくこともできるのかもしれない。この漫画ではそう描かれていると読んだ。

 第19話で選抜試験を受けているメンバーで飲み会を開くシーンがありますが、実際に行われていること。野口宇宙飛行士や、その野口さんと一緒に宇宙飛行士試験を受けた方にも取材しているらしい。先日、10年ぶりの宇宙飛行士募集の応募が締め切られましたが、これから試験が始まれば、日本のどこかでこんな光景を目にするかもしれません。応募された皆さん、健闘を祈ります。
by halca-kaukana057 | 2008-07-04 22:25 | 本・読書

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by 遼 (はるか)
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