2008年 10月 06日
いつかは弾きたい曲ランキング2008
一昨年、昨年とテツさんのブログ「おとのく」での「いつか弾きたい曲ランキング」に参加させていただきました。今年も参加します。本当はもう締め切りを過ぎてしまったのですが、滑り込みで参加です。
◇おとのく:3周年企画。いつかは弾きたい曲ランキング!
ちなみに、これまでの私のランキングは以下。
◇2006年版
◇2007年版
この中で、グリーグ「アリエッタ」は弾けるようになりました。今年のランキングは、あまりにも無謀な曲は基本的に入れないことにしました。近い目標からこつこつと。
今年も、これまでランクインした曲は青、今年初のランクインは赤で表示します。
*****
*いつか弾きたい曲ランキング 2008 遼編
☆第1位
シベリウス:樅の木(5つの小品 op.75-5)
やっぱり今年もシベリウスでした…。この間譜読みをして、まだ自分のレベルではないと実感。その時ちょっとだけ弾いてみたのだが、その時に出たあの深い静かな和音が忘れられない。
これまでは、純粋な憧れという意味での1位でした。ほんの少しだけですが練習してみて、今の自分には弾けないという絶望にも似た気持ちを経た今回の1位は意味合いが違う。今の自分には遠い目標だと強く実感している。でも、いつか弾きたい。この曲だけは必ず弾く。
☆第2位
シューマン:美しい5月よ、お前はもうすぐやってくる(ユーゲントアルバムop.68-13)
シューマンの「子どものためのアルバム(ユーゲントアルバム)」から。とても美しく、優しい曲。待ち望んでいた春の訪れに対する喜びが、活き活きと伝わってきます。
☆第3位
シューベルト:楽興の時第3番 D.780 op.94-3
今年もランクイン。このほのかで控えめな暗さ・哀しさが滲み出てくるような曲想に惹かれています。装飾譜をきれいに出したい。
☆第4位
ベートーヴェン:バガテル「喜びと悲しみ」WoO.54
ベートーヴェン自体ランクインするのが初めてです。ピアノソナタなどベートーヴェンは好きなのですが、自分で演奏するとなると手が届かないと思ってしまう。この作品は初級~中級レベル。前半の長調「喜び」の部分と、後半の短調「悲しみ」の部分に分かれています。ベートーヴェンの動と静がくっきりと浮かび上がる、密度の濃い小品です。
動画サイトを探してみたのだが、見当たらず。途中までですが、楽譜と一緒にヤマハのピアノ・レパートリーガイドで音源をお聴きください。
◇ヤマハ:ピアノ・レパートリーガイド:バガテル「楽しい―悲しい」WoO.54(ベートーヴェン)
☆第5位
吉松隆:春:5月の夢の歌(「4つの小さな夢の歌」より)
現代日本人作曲家の作品をランクインさせるのも初めてです。舘野泉さんの「タピオラ幻景」、「アイノラ叙情曲集」などの作品で知られる吉松隆。舘野さんも3手連弾で演奏しているこの曲。4月に行った舘野さんのコンサートで聴いたが、本当に美しかった。ピアノソロ版もあったんです(「プレイアデス舞曲集」他吉松氏の作品を演奏してきた田部京子さんがCDを出してました)。
穏やかな春の日差しと暖かさを思わせる曲。2位のシューマン「美しい5月よ~」と同じく、「5月」とタイトルにある。春の曲想の作品に惹かれやすいのか?
↓こんな曲です。
☆第6位
ベートーヴェン:7つのバガテルop.33-3 ハ長調
ベートーヴェンのバガテルをもうひとつ。昔、クラシックを聴きはじめた頃何でも聴いてみようと思って100均のクラシックCDを買ったことがありました。3位のシューベルト「楽興の時第3番」目当てに買ったのですが、そのCDにこの曲も入っていた。ただ、「バガテル」としかタイトルに書いておらず、何番のバガテルなのかがわからずずっと気になっていた。先日ようやくop.33-3のバガテルであることが判明。スッキリしました。
ハ長調の朗らかな曲。中間部の低音部分も惹かれ所。この曲も動画が無いので、ピアノレパートリーガイドでどうぞ。
◇ヤマハ:ピアノ・レパートリーガイド:7つのバガテルop.33(ベートーヴェン)(3曲目をクリック)
一応動画もあったのですが、途中まで→こちら
☆第7位
シューマン:思い出(ユーゲントアルバムop.68-28)
「子どものためのアルバム」28曲目。メンデルスゾーンの思い出に寄せた曲。後半、徐々に静かになる部分がたまらなく美しい。
◇YouTubeより
☆第8位
マリー:金婚式
今年もしつこくランクイン。左手の和音がどうしても覚えられません。
☆第9位
モーツァルト:トルコ行進曲(ピアノソナタ第11番イ長調 K.311 第3楽章)
これも今年もしつこくランクイン。モーツァルトを演奏するのは、聴く以上に難しいという…。でも好きな曲。
☆第10位
J.S.バッハ:イタリア協奏曲 BWV971 第3楽章
今年は無謀な曲はランクインさせるつもりはないのだが…。切り捨てられなかった。演奏動画を観たら、指が恐ろしいことになっているんだが…。自信がないので10位に置いておく。
*****
☆番外編
・ショスタコーヴィチ: 交響曲第11番ト短調 op.103 第2楽章終盤のチェレスタパート
やっぱり好きですショスタコ。未だに楽譜を入手できていない。ミニチュアスコアなら手に入りやすいらしい。
・モーツァルト:ピアノソナタ第15番 K.545(グリーグによる伴奏付き2台ピアノ版)
モーツァルトのピアノソナタ15番に、あのグリーグが伴奏を付けていたのだそうです。それがこれ。
雰囲気ががらりと変わる。グリーグは何を考えて、この伴奏をつけたのだろう?グリーグが発表した当時、モーツァルトのソナタに伴奏など要らん!と批判されたらしい。でも、面白い。ニコニコ動画にはレオンスカヤとリヒテルによる全曲版もあります。第3楽章がとてもきれい。
◇ニコニコ動画:ピアノソナタK545 ピアノ2台版【モーツァルト×グリーグ】
ニコニコのアカウントのない方ははてな経由で観られます→こちら
以上、2008年度のランキングでした。近い目標とはいえ、練習しないと何も始まりません。頑張ります。
◇おとのく:3周年企画。いつかは弾きたい曲ランキング!
ちなみに、これまでの私のランキングは以下。
◇2006年版
◇2007年版
この中で、グリーグ「アリエッタ」は弾けるようになりました。今年のランキングは、あまりにも無謀な曲は基本的に入れないことにしました。近い目標からこつこつと。
今年も、これまでランクインした曲は青、今年初のランクインは赤で表示します。
*****
*いつか弾きたい曲ランキング 2008 遼編
☆第1位
シベリウス:樅の木(5つの小品 op.75-5)
やっぱり今年もシベリウスでした…。この間譜読みをして、まだ自分のレベルではないと実感。その時ちょっとだけ弾いてみたのだが、その時に出たあの深い静かな和音が忘れられない。
これまでは、純粋な憧れという意味での1位でした。ほんの少しだけですが練習してみて、今の自分には弾けないという絶望にも似た気持ちを経た今回の1位は意味合いが違う。今の自分には遠い目標だと強く実感している。でも、いつか弾きたい。この曲だけは必ず弾く。
☆第2位
シューマン:美しい5月よ、お前はもうすぐやってくる(ユーゲントアルバムop.68-13)
シューマンの「子どものためのアルバム(ユーゲントアルバム)」から。とても美しく、優しい曲。待ち望んでいた春の訪れに対する喜びが、活き活きと伝わってきます。
☆第3位
シューベルト:楽興の時第3番 D.780 op.94-3
今年もランクイン。このほのかで控えめな暗さ・哀しさが滲み出てくるような曲想に惹かれています。装飾譜をきれいに出したい。
☆第4位
ベートーヴェン:バガテル「喜びと悲しみ」WoO.54
ベートーヴェン自体ランクインするのが初めてです。ピアノソナタなどベートーヴェンは好きなのですが、自分で演奏するとなると手が届かないと思ってしまう。この作品は初級~中級レベル。前半の長調「喜び」の部分と、後半の短調「悲しみ」の部分に分かれています。ベートーヴェンの動と静がくっきりと浮かび上がる、密度の濃い小品です。
動画サイトを探してみたのだが、見当たらず。途中までですが、楽譜と一緒にヤマハのピアノ・レパートリーガイドで音源をお聴きください。
◇ヤマハ:ピアノ・レパートリーガイド:バガテル「楽しい―悲しい」WoO.54(ベートーヴェン)
☆第5位
吉松隆:春:5月の夢の歌(「4つの小さな夢の歌」より)
現代日本人作曲家の作品をランクインさせるのも初めてです。舘野泉さんの「タピオラ幻景」、「アイノラ叙情曲集」などの作品で知られる吉松隆。舘野さんも3手連弾で演奏しているこの曲。4月に行った舘野さんのコンサートで聴いたが、本当に美しかった。ピアノソロ版もあったんです(「プレイアデス舞曲集」他吉松氏の作品を演奏してきた田部京子さんがCDを出してました)。
穏やかな春の日差しと暖かさを思わせる曲。2位のシューマン「美しい5月よ~」と同じく、「5月」とタイトルにある。春の曲想の作品に惹かれやすいのか?
↓こんな曲です。
☆第6位
ベートーヴェン:7つのバガテルop.33-3 ハ長調
ベートーヴェンのバガテルをもうひとつ。昔、クラシックを聴きはじめた頃何でも聴いてみようと思って100均のクラシックCDを買ったことがありました。3位のシューベルト「楽興の時第3番」目当てに買ったのですが、そのCDにこの曲も入っていた。ただ、「バガテル」としかタイトルに書いておらず、何番のバガテルなのかがわからずずっと気になっていた。先日ようやくop.33-3のバガテルであることが判明。スッキリしました。
ハ長調の朗らかな曲。中間部の低音部分も惹かれ所。この曲も動画が無いので、ピアノレパートリーガイドでどうぞ。
◇ヤマハ:ピアノ・レパートリーガイド:7つのバガテルop.33(ベートーヴェン)(3曲目をクリック)
一応動画もあったのですが、途中まで→こちら
☆第7位
シューマン:思い出(ユーゲントアルバムop.68-28)
「子どものためのアルバム」28曲目。メンデルスゾーンの思い出に寄せた曲。後半、徐々に静かになる部分がたまらなく美しい。
◇YouTubeより
☆第8位
マリー:金婚式
今年もしつこくランクイン。左手の和音がどうしても覚えられません。
☆第9位
モーツァルト:トルコ行進曲(ピアノソナタ第11番イ長調 K.311 第3楽章)
これも今年もしつこくランクイン。モーツァルトを演奏するのは、聴く以上に難しいという…。でも好きな曲。
☆第10位
J.S.バッハ:イタリア協奏曲 BWV971 第3楽章
今年は無謀な曲はランクインさせるつもりはないのだが…。切り捨てられなかった。演奏動画を観たら、指が恐ろしいことになっているんだが…。自信がないので10位に置いておく。
*****
☆番外編
・ショスタコーヴィチ: 交響曲第11番ト短調 op.103 第2楽章終盤のチェレスタパート
やっぱり好きですショスタコ。未だに楽譜を入手できていない。ミニチュアスコアなら手に入りやすいらしい。
・モーツァルト:ピアノソナタ第15番 K.545(グリーグによる伴奏付き2台ピアノ版)
モーツァルトのピアノソナタ15番に、あのグリーグが伴奏を付けていたのだそうです。それがこれ。
雰囲気ががらりと変わる。グリーグは何を考えて、この伴奏をつけたのだろう?グリーグが発表した当時、モーツァルトのソナタに伴奏など要らん!と批判されたらしい。でも、面白い。ニコニコ動画にはレオンスカヤとリヒテルによる全曲版もあります。第3楽章がとてもきれい。
◇ニコニコ動画:ピアノソナタK545 ピアノ2台版【モーツァルト×グリーグ】
ニコニコのアカウントのない方ははてな経由で観られます→こちら
以上、2008年度のランキングでした。近い目標とはいえ、練習しないと何も始まりません。頑張ります。
by halca-kaukana057
| 2008-10-06 23:13
| 奏でること・うたうこと