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ピアノと共に過ごす日々 「さよならピアノ」

 
数え歌
池田綾子/39ers Records/2008



 「数と歌でつなぐ世界 池田綾子『数え歌』」で書いた、池田綾子さんの新シングル「数え歌」を購入。「みんなのうた」で放送されたのは短縮バージョン。CDではフルバージョンが聴けます。「みんなのうた」でカットされた部分の歌詞の情景が美しい。CDでじっくり聴けるのが嬉しい。以前の記事では新曲…と書きましたが、実際は池田さんのライヴでずっと歌われていた曲なんだそう。それが今回「みんなのうた」で放送され、CD化も実現したとのこと。

 その「数え歌」もいいのだが、カップリングの「さよならピアノ」も気に入った。この歌も「みんなのうた」として放送されてもおかしくない。ぴったりだと思う。聴きながら、放送されたらこんなアニメになるだろうな…と勝手に想像してしまっている。
 一人の少女と、ピアノが共に歩んできた情景…と言ったらいいのだろうか。
部屋中に響くメロディー 優しい音が心を洗ってくれた
大事なことを教えてくれた 今日でもうお別れ さよならピアノ

けんかした夜も 初めて恋した日も
ピアノと一緒に 言葉を探した
私の背が伸びるほどに 大きなピアノ追い越し 経つ年月

大事な気持ち 育ててくれた 今日でもうお別れ さよならピアノ

 子どもの頃の私にとって、ピアノは弾いていてもそんなに大事なものではなかった。練習は嫌いだったし、ピアノ教室で出される宿題も好きではなかった。それでも、当時の自分なりに気持ちいい演奏が出来ると楽しかったし、もっと弾けるようになりたいと思っていた。ただ、思うだけで行動が伴わなかった。

 大人になってからピアノを再開して、この歌詞と同じことを思う。弾いていると、興奮したり落ち込んだりした心が落ち着いてくる。ピアノは弾かなければ何も歌わない。何も言わない。でも、弾けば弾くほど沢山のことを教えてくれる。音楽って何なのか、その作曲家の言いたかったことは何なのか。楽曲に心を込めることとは、"表現"とは。子どもの頃、こんなことを考えたことは無かった。ただ間違えずに弾ければそれでいいと思っていた。この歌を聴いていると、大人になってからピアノを再開してよかったと強く思う。再開しなければ、ピアノや音楽に対する考え方は子どもの頃と変わらなかっただろう。

 私のピアノは、きれいな音を出してくれている。技術不足で申し訳ないのだが…。これからも一緒に、どんな曲を、歌を奏でていけるだろうか。この「さよならピアノ」は寂しさ、せつなさが溢れる歌でありますが、私にとってはピアノと一緒にいることが楽しみになる歌でもある。

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 これからもよろしく、私のピアノ。

 ところでこの歌の最後、「猫踏んじゃった」のメロディーが使われているのに和みました。ブルグミュラー「アラベスク」っぽいメロディーも。他にも探せば出てきそうな気がする。バイエルとかあるかも?
by halca-kaukana057 | 2008-11-30 21:41 | 音楽

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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