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2006年 11月 13日 ( 1 )

星を見る私

 オリオン座を見ながら、昔のことを思い出した。私がかなりの宇宙オタク、ひどい宇宙バカだった頃の話だ。


 高校~大学にかけて、私はとにかく宇宙に夢中だった。天文から宇宙開発まで幅広く、宇宙に関することなら何でも来い!と言えた。かといって、天文部に入ったりとかプラネタリウムに入り浸ったりとか、そういうことはしていない。宇宙に関する本を読み、新聞記事をスクラップしてその頃使い始めたインターネットで情報収集し、夜になれば窓から星空を眺めるという実に地味な行動ばかりしていた。高校の理科は当然地学を選択し、大学でも単位に関係なく天文学の授業をとっていた。大学の時は関東に住んでいたから、三鷹の国立天文台を見学したり、都内の科学館へもよく行った。


 でも何よりも星を見るのが好きだった。寝る前に窓の外を見る。飲み会で帰りが深夜になってしまった時、歩きながら空を見上げる。夏の深夜に起きて、天の川に流れ星を見つけた時は言葉が声にならなかった。獅子座流星群の夜、携帯片手に地元の宇宙好きの友達と実況しあった。飛行中のスペースシャトルや国際宇宙ステーション、大気圏突入が迫っていたミールも見た。



 基本的に私はいつも一人で星を見ていた。天文部に入ってはいなかったし、宇宙好きな友達も殆どおらず、周りには宇宙マニアであることはあまり話していなかった。話しても話題の合う人はいなかったので「話しても無駄」と思っていた。飲み会の帰り等、たまに友達と星を見ることもあったが、一人で静かに見ている方が私には自然だった。ただ黙って静かに星を見たい。かすかな瞬きに目を凝らし、広い夜空に吸い込まれる感覚を味わいたい。そういうことがしたかった。そういうことを昨日久しぶりにやってみて、とても懐かしく、この感覚を覚えていたことが嬉しかった。

 今、私は以前よりも星を見なくなった。何故かは分からない。でも宇宙天文関係のモノへの興味は尽きないし、「ふたつのスピカ」や「宙のまにまに」なんてマンガを好んで読んで共感しているあたり、忘れている訳ではないようだ。



 また星空を眺めたい。この冬は晴れ間を狙って星見三昧でもしよう。



<追記>
「歓楽叶わぬ納骨堂庭園:今宵、旅立とう、星々の彼方へ」
 この記事を読んで、素敵な映像を付けてくださいました。驚くやら嬉しいやら恥ずかしいやら。どうもありがとうございます。
by halca-kaukana057 | 2006-11-13 23:05 | 宇宙・天文

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)