人気ブログランキング |

2006年 11月 18日 ( 2 )

 NHKで放送された「史上初!ハイビジョン生中継 LIVE宇宙ステーション」、中継は録画したが先ほどのアンコールも観た。これまで宇宙から生中継は色々あったが、ハイビジョンカメラを使ったのは初めて。さすが画像がきれいだ。映像が時々途切れ途切れになったしまったのは残念だが、生放送だし仕方ない。時間は短かったけど面白かった。


 興味を持ったのは実験施設。低温で血液などを保存しておく機器もある。宇宙でそういうものが運用されているところが驚き。こういう宇宙ステーションの役割を、週1とは言わないから月1で1時間ぐらい生放送してくれたら、もっと宇宙開発への理解が深まるんじゃないか?と思う。

 米村でんじろう先生の実験には絶句。「宇宙遊泳」を実演するために飛行士に平泳ぎを頼むでんじろう先生。「宇宙遊泳」っていっても、ステーション内には空気もあるし、何のつもりで頼んだんだろう?慣性の法則を確かめるのにはちょっと条件が悪すぎる。それよりならこの間の野口聡一宇宙飛行士の船外活動の映像を観ながら、野口さん本人に聞いたほうが分かりやすい気がする…。

 JAXA宇宙飛行士代表で山崎直子さんが出演。こういう番組には決まって毛利衛さんが出るんじゃないかと思っていた私。外れた。山崎さんもそうだけど、JAXA宇宙飛行士4期生が宇宙へ行けるのはいつの日なんだろうか…。心配である。

 こういう番組は一発花火ではなく、何度か続けてやっていって欲しい。日本人飛行士の宇宙飛行もそんな頻繁にあるわけではないし、各国の飛行士の話も聞きたい。さっきも書いたけど、せめて月1での放送希望。
by halca-kaukana057 | 2006-11-18 21:51 | 宇宙・天文

北欧神話を読む

 「ヴィンランド・サガ」3巻の記事で参考資料にしようと思って読み出した北欧神話の本を読み終えた。今まで北欧神話は血なまぐさくて恐ろしいと思っていたが、結構楽しんで読めた(中学生向けの本だからかもしれない)。北欧神話の大体の概要と感想をまとめます。




「北欧神話」(パードリック・コラム著、尾崎義訳、岩波少年文庫550)

【北欧神話とは】
 スカンディナヴィア諸国に伝わる神話(同じ北欧でもフィンランドは別)。北欧神話の元となったのは「エッダ」という古ノルド語で書かれた歌謡集。また、13世紀にアイスランドの詩人スノッリ・ストゥルルソンによって書かれた「スノッリのエッダ」も元となり、9世紀頃から口伝えで伝えられた。スカンディナヴィア諸国の民族はゲルマン民族に属するが、キリスト教化する以前のゲルマン民族の神話は北欧神話のみが伝えられているため、ゲルマン神話とも呼ばれる。

【北欧神話の世界観】
 北欧神話の世界はその住む人々によって9つに分かれている。主なものを挙げると、神々の住む「アースガルド」、神々と対立する巨人族の住む「ヨーツンヘイム」、地下の国「ニヴルヘイム」、灼熱の国「ムスペルヘイム」、小人が住む「ニタヴェリール」、人間の国「ミッドガルド」など。その9つの国に根をはっているのが世界樹「ユグドラシル」。

 天地創造に関しては、詳しいことはウィキペディアの「北欧神話での天地創造」の項を読んだ方が分かりやすいと思いますが、主神オーディンが巨人の骨で造るあたりが面白い。神々の前に神々に対立する巨人が存在しているところが。


 もう少し詳しく解説したいところだが、まだ勉強不足なのでここまでにして本の感想を。北欧神話の神々は、とても人間らしく生き生きしている。主神とは言え知恵を得るために右目を犠牲にしたり、間違いも犯してしまうオージン。力の強いトール。いたずら好きのローキ。美人の女神だが物欲により夫と別れてしまったフレイヤ、若返りのりんごを守るお人よしの女神イズーナ。とにかく多くの神々が出てくる。どの神も絶対的・完全な存在ではなく、間違いも犯すしだまされることもある。巨人族との最終戦争「神々のたそがれ」を怖れ、不安を抱いている。最終的に「神々のたそがれ」で巨人族と共に死んでしまう神々だが、その後には再生が訪れる。北欧の厳しい自然を表しているかのように。

 やはりジュニア向けの物語なので、「神々のたそがれ」の壮絶さは余り感じられない。でも、とても良くまとまっていて読みやすかった。今まで北欧神話=神々のたそがれの壮絶さ→恐ろしい物語、と思っていたのだが、「神々のたそがれ」に至るまでの部分に面白いところがいくつもあると感じた。オージンが旅人に扮して世界中を旅する部分が特に面白い。

 また図書館から北欧神話解説に関する本を借りてきたので読んで理解を深めようと思います。また、比較対象として日本神話やギリシャ神話なども読んでみるつもり。そう言えば、ワーグナーの「ニーベルングの指輪」やトールキン「指輪物語」も北欧神話を元に作られたんだっけ。「指輪物語」原作はまだ読んでいなかったので、この際読んでみるかな。映画「ロード・オブ・ザ・リング」も時間があれば(第1作は少し観た)。


 まずは留衣さんオススメの「空色勾玉」(荻原規子作)シリーズで日本神話を。しばらくは神話ものを読みふけります。
by halca-kaukana057 | 2006-11-18 21:19 | フィンランド・Suomi/北欧

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)