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2007年 05月 15日 ( 1 )

 先日、チェリストで指揮者でもあったロストロポーヴィチ氏の追悼記事を書いたのだが、garjyuさんのブログ「一年365枚 ver.2.0」にて「勝手にロストロポーヴィチの日」という面白い企画を見つけたので参加してみることにします。


 
 その前回の記事「ありがとう、ロストロポーヴィチ」の記事で、ドヴォルザークのチェロ協奏曲を取り上げた際、ロスロトポーヴィチと仲がよかった小澤征爾との共演も聴いてみたいと書いた。で、聴きました。私にとってロストロポーヴィチのチェロ演奏と言えばドヴォルザークの協奏曲なんです。

ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)/小澤征爾(指揮)/ボストン交響楽団/ワーナーミュージック・ジャパン

 これまで何度と無くこの曲を録音してきたロストロポーヴィチ。このドヴォルザークの協奏曲に関しては、この小澤さんとの共演を最後の録音にすると決めたのだそうだ。ドヴォルザークのチェロ協奏曲に関しては最後の録音。
 ジュリーニ盤と比べて、音が暗く、より陰影が強くなっていると感じた。チェロの音域と関係して、この曲は暗さが木を彫るようにくっきり・ざっくりと出やすい思っているのだけれども、小澤さんとの演奏はその暗さが余計濃く・くっきりとしていると感じた。だからこそ、第1楽章の半ばあたりの長調に転調するあたりとか、第2楽章がより哀愁を帯びて、じんわりと響いてくる。

 個人的なツボはティンパニ。チェロと同じように強めに響く音が印象的です。この曲、もっと色々な演奏で聴いてみたい。

 こうやって同じ曲を何度も録音し、その演奏者の変化・成長を聴いていけることは、とても面白いと感じる。演奏者がその時にどんなことを考えて演奏したんだろうと考えながら聞き比べている。ロストロポーヴィチはどうだったのか、そんな話をもっと聞きたかったなと思う。

 一緒に収められているのが、チャイコフスキーの「ロココ風の主題による変奏曲」。チェロの音がのびのびとしていて、ドヴォルザークとは違った印象。チェロが活躍するいい曲をまた見つけられました。

 私の感想は以上。企画に参加している方の記事のまとめは、以下リンク先へ。
クラシックブログ共同企画「勝手に**の日」:5月15日「勝手にロストロポーヴィチの日」
by halca-kaukana057 | 2007-05-15 21:55 | 音楽

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)