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2007年 05月 28日 ( 2 )

ベルばらKids

 「ベルサイユのばら」に32年ぶりの新作誕生。でも、ちょっと違います。キャラは皆3頭身。4コマ漫画でギャグ調。でも「ベルばら」なんです。

ベルばらKids
池田理代子/朝日新聞社/2006

 朝日新聞の土曜別刷り「be」で連載中のこの漫画。一目見て「可愛い!」と思ってしまった。私は「ベルばら」原作の世代ではない。それに、あのキラキラ眼の絵がちょっと苦手でずっと敬遠してきた。でもこれなら抵抗なく読める。「ベルばら」のオスカルやアンドレ、マリー・アントワネットもルイ16世も皆3頭身。4コマなのに、原作「ベルばら」の世界はちゃんと再現。しかも私のような原作を知らない人にもわかりやすく、原作の内容や舞台となったフランス革命あたりのフランス史の解説コラムまで付いている。とても親切。

 これを読んでいると、フランス史の面白さに目覚めてしまう。歴史のうんちくだけじゃなく、現代的な話題も盛り込んでいるからわかりやすい。ルイ16世は現代日本で言うとアキバ系のオタクだとか、大赤字のフランス財政を立て直そうと意外な人が出てきたり…。さらに、フェルゼンはスウェーデン人というのも興味深い。原作を知らないがゆえ、フェルゼンのこともはじめて知った。フランスとスウェーデンの意外な関係に、今さらながら驚いている。

 音楽史との関連も興味深い。マリー・アントワネットと関わりがあったモーツァルトも登場(勿論3頭身)。オスカルは得意のヴァイオリンでモーツァルトを演奏し、アントワネットも作曲していた。さらに、実際は関わりは無かったのだがベートーヴェンも特別出演(やっぱり3頭身で)。貴族に愛された古典派の音楽から、豊かな感情表現と共に民衆へと広まってゆくロマン派への以降の様子をこんな可愛い4コママンガで読めるとは嬉しい。

 今度は原作も読んでみようかな。アニメも合ったはず。2巻発売が待ち遠しい作品です。公式サイトは→ベルばらKidsぷらざ

 ちなみに、単行本が出ているという情報元であるココさんのブログにトラックバックさせていただきました。
「クインテット大好き!:ベルサイユのばら」
by halca-kaukana057 | 2007-05-28 22:34 | 本・読書

仲良くなれない理由

 ちょっと最近思うことがあって、昔のことを思い出した。まずはそんな昔話を。

 高校に入学した時のことだ。同じクラスですぐに話をした人が2人いて、しばらくの間は仲良くしていた。話も合うし、性格も似ていた。高校で初めて出来た友達だ。しかし、だんだん私がその2人との間に入れなくなった。 その2人が同じ部活に入り、私とよりも趣味や好きなものも似ているという理由もあったからだろう。 私はその2人の輪に入れず、かと言って他の友達を探すにしても時既に遅し、女子の仲良しグループはもう決まってしまっていた。

仲間はずれにされたのか?
2人は私のことが嫌いになったのか?

 私はその2人に話しかけ続けた。辛かったが、ひとりぼっちになる方が怖かったし、何かちょっとした誤解や行き違いがあるだけだろうと思ったから、それを解こうとして。 けど、それは無駄な努力だった。2人との仲は何も変わらなかった。進級し、クラスも別々になってからはその2人とは全く関わらなくなった。


*****

 私は時々、仲良くなりたいのになれない人に出会う。趣味や好きなものなど共通点が見つかると仲良くなりたいと思う。それで話しかけて近づこうとするのだが、「仲良く」はなれない。その人との関係に、どこかよそよそしさを感じてしまい、不安になる。不安なんだけど、仲良くなりたい。そんな感情に支配される。


趣味が同じだからといって仲良くなれるとは限らない(はてな匿名ダイアリー)
「べにぢょのらぶこーる:諦めたらそこでコミュニケーション終了ですよ」

 この上の2つを読んで、その高校時代のことと、仲良くなりたいのになれない人たちのことを思い出した。どっちも全くその通りだと思う。趣味が同じでも、意見が合わない、相性が合わないで仲良くなれない人は一杯いる。 そして、趣味が同じでコミュニケーションをとろうと思っているのに、誤解があったり行き違いが合ったりなど対話が上手く行かないことだけで「この人とは相性が合わない」とばっさり切り捨ててしまうこともある。

 仲良くなりたいのに仲良くなれなかったのは、この辺に理由があるような気がする。 ただ単に相性が悪いだけなのか、何らかの誤解・行き違いがあるだけでそれを諦めてしまっているのか。 趣味や好きなもの、意見や性格が似ているからこそ仲良くなれないのかもしれない。ライバルとして意識してしまう。自分自身の悪いところまで似ているから、自分の嫌な部分を見ているような気分になる。意見が似ている、つまり同じだから話が発展しないのかもしれない。

 どんな人とでも仲良くなれる、というのは有り得ない。対立する人、相性の悪い人がいるからこそ、意見の合う人、相性のいい人がいる。だからこそ仲の良い人たちのことは大切にしようと思う。でも、時々仲良くない人とも付き合ってみようかと思うことがある。違う意見も聞きたい、反論を通して自分の意見を考え直したい。自分と似た意見を持っていそうだと思って近づいたら、正反対の意見を持っていたと気が付く時もある。そういう人たちに対して、私はどのくらい距離を取ったらいいのか分からない。


 今も、仲良くなりたいのになれない人は沢山いる。無駄だと思いつつも話しかけてしまうジレンマ。私がしているのは無駄な努力なのか、何なのか。もう諦めてバッサリ切るべきなのか、続ける方がいいのか。 答えは出ない。今私に出来ることは、今仲の良い人たちとの関係を大切にすること、これだけだ。
by halca-kaukana057 | 2007-05-28 21:58 | 日常/考えたこと

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


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