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2007年 11月 09日 ( 1 )

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(画像はフィンランドの新聞Helsingin Sanomat紙から)

 ご存知の通り、フィンランドで痛ましい事件が起きてしまいました。

asahi.com:高校で生徒発砲、校長含む8人死亡 フィンランド
asahi.com:発砲した生徒死亡、ネットで予告? フィンランド


 まさかフィンランドでこんな事件が起こるとは思わなかった。寝耳に水の事件。来月には90回目の独立記念日を迎えるというのに、一気に暗くなってしまった。上記朝日新聞の報道によると、フィンランドでは15歳以上で射撃グラブへの加盟などの理由があれば、銃を持つ許可が得られるとの事。フィンランドの一般市民の銃所有率は世界第3位の高さ。しかし、フィンランド出身の政治家・ツルネン・マルティ氏によると、それは狩猟用としてのもので、アメリカのような"銃社会"とは別物。銃による事件も少ないのだそうです。
日刊ツルネン:フィンランド 18才男子生徒が銃乱射

 フィンランドというと、平和な国というイメージが強い。冬戦争・継続戦争の歴史もあるけれども、それは祖国を守るためのもの。さらに、教育・福祉では世界トップクラスの事実もある。だからこそ教育現場でこのような事件が起こってしまったことに、大きな衝撃を覚える。(男子生徒がいじめられていたという情報も。ますます驚きだ。)

 国家に対して、固定観念を持つのは危険なのかもしれない。例えば、日本といえばサムライ、京都、マンガ、治安がいい…というようにイメージを持つことが出来る。でも、それは表面の一部。フィンランドも森と湖、ムーミン、シベリウス、ロイツマ、教育レベルが高い、IT大国、スローライフ…とイメージを挙げることは出来る。それも、フィンランドの一部でしかない。行ってみないとわからないこと、住んでみないとわからないことが沢山ある。まだ私は見たことのないフィンランドを日本から想像するだけしか出来ず、出来るだけ多様な情報を得ようとしている。それでも、わからないことばかりだ。わからないことばかりなのに、一部の情報だけで勝手にイメージを作り上げる傲慢さと危険性。今回の事件で、私はそれを思い知った。


 それでも、私にとってフィンランドは憧れの国だ。物騒な事件が起こっても、それもフィンランドの一部。これまでの憧れを覆すことは出来ない。いいところも悪いところもひっくるめて、それがフィンランド。だから、これからもフィンランドのことを見つめ、ブログでフィンランドの面白いところを書き続けて生きたいと思う。

 最後となりましたが、この事件で犠牲となった方々のご冥福をお祈りいたします。
by halca-kaukana057 | 2007-11-09 22:28 | フィンランド・Suomi/北欧

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


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