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2009年 02月 28日 ( 1 )

ヴィンランド・サガ 7

 北欧ヴァイキング漫画「ヴィンランド・サガ」7巻出ました。待ってました!

ヴィンランド・サガ 7
幸村 誠/講談社・アフタヌーンKC/2009

 デンマーク王であり父であるスヴェン王のもとに帰還したクヌート王子。クヌートがアシェラッドやトルケルを率いているのを見て、ヨーム戦士団のフローキは驚きのあまり言葉が出ない。その後、クヌートはアシェラッド、トルフィンと共にスヴェン王に会う。スヴェン王から王の座を奪い、理想の国家を築こうとするクヌート。クヌートを暗殺するつもりでいるスヴェン王。2人の会話の結末は…。


 前巻6巻でついに王子として覚醒したクヌート王子。もうカッコいいったらありゃしない。デンマーク王としての威厳は十分。アシェラッドもついている。そのアシェラッドに関しては、生い立ちが語られます。トルフィンと似たような境遇だったんだな…。だからこそ、自分を殺すのが目的だと分かっていてもトルフィンをそばに置いているのかもしれない。

 この7巻で、トルフィン、アシェラッド、クヌートの似たようなところが見えてきた。内に秘めた孤独。愛する者を失い、その孤独は誰にも癒すことが出来ない。その代わりに、追い求める理想郷。トルフィンにとってはヴィンランド。アシェラッドにとっては英雄アルトリウス公(アーサー王)の住む楽土。クヌートにとっては、スヴェン王を倒した後自分で創る平和で豊かな国。3人の孤独の深さと、追い求めるものへの強い想いが強く伝わってきた。この物語は、この強い想いで進んでいくのだな、と。

 アシェラッドに関しては、第45話のビョルンの言葉からもアシェラッドの孤独が読み取れる。ビョルンはアシェラッドのそばにずっといて、その孤独を分かっていた。アシェラッドを尊敬しているからこそ、何とかしてあげたかったんだろう。45話はとても辛いお話でした。ありがとう、ビョルン。いい奴だったのに…。一方トルフィンに関しては、レイフのおっちゃんとの再会で表れる。救いも、癒しも拒むトルフィン。こちらも辛い。


 そのレイフのおっちゃんが話していた、トルフィンの姉・ユルヴァがお母さんになったという話。是非番外編でやって欲しい!旦那はアーレ?美人だけど男勝りな、肝っ玉母さんかな?是非読みたい!

 さて、今後はクヌートとスヴェン王の戦いが見ものの模様。次巻が待ち遠しいです。
by halca-kaukana057 | 2009-02-28 22:47 | 本・読書

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


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