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2009年 09月 26日 ( 1 )

宇宙兄弟 7

 ISSへ結合後のHTVはとても順調です…ということで、「宇宙兄弟」7巻です。表紙は日々人メイン。ムッタ小さいぞw


宇宙兄弟 7
小山 宙哉/講談社・モーニングKC/2009

 日々人の乗るロケットが打ち上げられた。見守るムッタや両親、ケンジたち。ロケットは順調に飛行、月へ向かう軌道に乗り月へ向かった。ムッタたちが挑んだ宇宙飛行士選抜試験最終選考も終了し、ムッタはヒューストンで日々人が月に降り立つのを待つ。毎日のように管制センターに通うムッタは、家族を連れた吾妻を見かける。吾妻に声をかけるムッタだが…。

 表紙の通り、日々人がメインです。日々人が月へ向かい、日本人で初めて月へ降り立つ。打ち上げのシーンや宇宙船「オリオン」内での様子、月に到着した部分を読んでいると、日々人の高揚感が伝わってくる。宇宙へ、夢見続けた場所へ向かうことは、なんてエキサイティングなんだ。その時の感情をストレートに表現する日々人を見ていると本当に気持ちがいい。そしてミッションの過程ひとつひとつを楽しんでいる姿も。努力はしていても、苦労を人に見せない。子どもの頃の回想シーンでの、日々人のこの言葉がとても好きだ。
そうだな 世の中には"絶対"はないかもな
でもダイジョブ 俺ん中にあるから
(39ページ)


 そんな日々人を見守る六太。この物語が始まった頃は、弟に先を越され、夢をあきらめてしまった不甲斐ない兄だった。ところが、宇宙飛行士選抜試験や日々人、NASAの人々と出会い、宇宙への想いが強くなっている。弟に先を越されたなんてどうでもいい。それよりも子どもの頃から一緒に宇宙を夢見続けた弟の夢の実現を強く強く願っている。そんなムッタの心境の変化がとてもすがすがしい。打ち上げや月到着のシーンでの喜びよう…もうムッタは不甲斐ない兄ではない。

 もうひとつ、不甲斐ない兄ではないムッタの姿が表現されるのが、吾妻さんとのシーン。吾妻さんの人となり、「宇宙飛行士」という仕事への考え方、日本人初の月面着陸が吾妻さんではなく日々人である理由が語られます。吾妻さんの人間性に惹かれました。吾妻さんも、他の宇宙飛行士と同じように宇宙が好きで、宇宙飛行士という仕事を精一杯こなしている。ただ、「宇宙飛行士」という仕事の特殊性には戸惑いを感じている。それだけなんだ。そんな吾妻さんと打ち解けようとしているムッタ、さすがです。以前、南波兄弟なら吾妻さんときっとうまくやれるはずと書いたが、やっぱり南波兄弟だ。

 いつか近い未来、現実に日本人が月に降り立ったら、私はどんなことを思うだろう。そんなことも考えてしまった。

 さぁ、お待たせしました。いよいよ宇宙飛行士選抜試験結果発表です。まず一人合格。8巻は合否結果ですか…。待ち遠しい。ムッタは宇宙飛行士になれるのか。8巻は緊張の連続だろうな。
by halca-kaukana057 | 2009-09-26 21:31 | 本・読書

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


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