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2009年 10月 08日 ( 2 )

 これまで、「課題を持って取り組むこと」「道標を見失う」で悶々と悩み続けてきたことに、ようやくうっすらと答えを出せました。今もまだ、はっきりとは答えを出せていない。好きなものに対して、何を課題にして取り組んでいきたいのか、何を学んでいきたいのか、それをどうしたいのか、「これ!」という答えは出せていない。目の前にある宇宙関係の話題を追いかけていたり、星空を眺めたり、好きなクラシック曲を気ままに聴いていたりするような、ただ追いかけている状態は相変わらず続いている。続いている…やめられないのだ。

 そう、好きなものは、「好き」なのだ。興味がある、面白いと思う、もっと知りたい学びたいと思う、それに関係する話題があれば飛びつく、本棚には好きなもの関係の本が並び、落ち込んでも好きなものからは離れられない…。この「好き」の気持ちだけは、悩んでいても変えられなかった。これはもうどうしようもない。好きなんだからしょうがない。「好き」という気持ちは、誰かによって承認されるものではない。自分で決めるもの。好きなものでどう楽しむか、どう学ぶかは自分次第。これをしなければいけない、これをしなければ「好き」と認められない(例えば、天文なら望遠鏡を持ってるとか、メシエ天体全部暗記して望遠鏡で導入できる、とか)のは、ないはず(もちろん、出来ればいいなとは思うけど)。

 好きなものに対する課題が見つからないなら、これから見つけていけばいいじゃないか。好きなものに対してどう取り組むか、人それぞれ「自由」だと以前書いた。その広い「自由」の中でオロオロしているのが今の状態なんだと思う。それならば、誰かのやっていることや面白そうと思った分野を覗いてみて、自分もやってみたいと思ったらそれを課題にすればいい。ひとつの課題に取り組んだら、次の課題も見えてくるはず。そうやって、どんどん課題を見つけていけばいい。現在、天文では去年から取り組んで、途中のまま放置していた課題にもう一度取り組んでいる。観た星座について様々な本に書いてある内容(神話や伝承、星雲などの天体など)をまとめている。まとめているだけだけど、今の自分にとっては勉強になる「課題」だ。ピアノはソナチネ7番を何とかしなくては。古典派には、私が今まで取り組んだことのない「課題」がたくさんある。楽譜を読み解いて、鍵盤に向かうしかない。

 今回、自分がどうしたいのかわからなくなって、逆につかめたものもある。道標を見失って、道に迷って、今後について考える機会が持てた。それも収穫だ。これからも、また道に迷うと思う。悶々と悩むと思う。でも、悩むことも、迷うこともマイナスではない。自分を問い直す、必要な時間だ。休息の時間でもある。時に立ち止まって、焦らずいこう、と自分に言い聞かせている。
by halca-kaukana057 | 2009-10-08 22:29 | 日常/考えたこと

数学ガール

 コミック版を読んだので、今度こそ読むぞ!と読んだ「数学ガール」原作。これまでのエントリで何度か話題に出しましたが、今日は(今日こそ)純粋に作品について書きます。


数学ガール
結城 浩/ソフトバンククリエイティブ/2007

 ストーリーはコミック版とだいたい同じですが、少し違います。"僕"と数学をこよなく愛する才女・ミルカさん、"僕"から数学を教えてもらっている後輩のバタバタっ娘・テトラちゃんとの、数学のある日常が描かれます。コミック版ではなかったテトラちゃんが"僕"に数学を教えてもらいたいと出した手紙、テトラちゃんとの出会いも。テトラちゃんと"僕"がどうやって出会い、数学を教えてもらうようになったのか詳しい経緯がコミック版では省かれていたので、やっと謎が解けました。さらに、コミック版ではテトラちゃんは数学初級者という感じに描かれていますが、原作ではかなり高度な数式にも取り組んでいます。驚いた。

 コミック版と原作を読んでみて、数学に対するイメージはやっぱり「難しい」。微分?Σ?log?高校でやったけど、よく思い出せない。冒頭の「あなたへ」にある通り、数式は眺めるだけで物語ばかりを追ってしまう部分も少なくない。でも、この数式はどこへ向かい、どこへ行き着くのか、続きが読みたいとページをめくる。はっきりと理解はできないけれども惹かれる、不思議な気分を味わった。きっと、学生の頃も同じことを思っていたのかもしれない。数学は私にとってとっつきにくくて難しくて、テストの点も悪いし苦手…だけど、わかるようになりたい。近づいてみたい。数学に今よりも少しでも親しめたらいいな、と。でも、私は学校の数学以上のことはしようとしなかった。学校の数学だけでも精一杯。宿題やテスト、受験対策もぎりぎり。結局、学生時代の数学と私の関係はそれだけで終わってしまった。

 今、「数学ガール」を読んで、数学に対する見方が変わった。わからないことは多い。わからないままにしていることも多い。でも、数学はわからないことが多いからこそ面白い。かつて無意識に抱いていた数学に少しでも親しめたらいいなという想いを叶えてくれたこの本に感謝したい。数学の魅力を教えてくれて、どうもありがとう。

 しかし、レオンハルト・オイラーはすごい数学者だったんだな。オイラーについて興味を持った。巻末の参考文献にある、オイラー関係の本を読んでみようかな。
 ちなみに、現在続編の「フェルマーの最終定理」を読んでいます。新キャラ・ユーリの登場で、第1弾よりもわかりやすいなと感じている。続編も面白い。数式はどこへ向かうのか、どんな謎が秘められ、何が見つかるのか。ワクワクしつつ読んでます。

 最後に、logは天文学でもよく使うのに…すっかり忘れている自分…ダメじゃんorz

[コミック版]数学ガール 上
[コミック版]数学ガール 下

 あと、作者の結城浩さんのサイトに、仮想トークイベントがありますのでこちらもどうぞ。もう読んでしまった方も、これから読もうと思っている方、なんとなく興味を持った方にも。
『数学ガール』トークイベント
by halca-kaukana057 | 2009-10-08 21:46 | 本・読書

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)