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2009年 10月 12日 ( 1 )

 悶々と抱えていた自分への問いも答えらしきものを出せ、体調不良も改善してきたのでピアノ練習に励みます。相変わらずクレメンティ「ソナチネ7番」op.36-1第1・2楽章で苦戦していますが。

 でも、このクレメンティのソナチネ7番は嫌いではありません。好きです。元気で明朗、純粋なイメージのする作品に取り組むのは久しぶりです。私は個人的には、短調の暗い病的な曲が好きです。でも、時にはこんな元気で純粋無垢な雰囲気の作品に取り組んでみたくなるんです。「クインテット」で演奏されて、その宮川彬良さん(アキラさん)の編曲が好きというのもありますが。

 現在の課題は、やっぱり指が回らないこと。そして、一定のタッチで弾き続けられないこと。つまり、音の粒がそろわずバラバラ、なおかつ一音一音がベタベタしていて軽快な感じが出ていないのが問題。どこの部分が…全体が。つまづくところも、つまづきやすいところもあれば、その時々によって違うところでつまづいたりと安定しません。どう安定させるか。

 第2楽章は作品全体の構成・まとまりをまだ飲みこめていません。また、これは第1楽章やソナチネ、古典派全体に関係してくるのですが音の長さ、休符、スラーが付いているのかいないのか…そんな細かい譜読みが出来ていない。ロマン派では、休符でも音を伸ばして余韻を出したり、テンポも揺らすのもOKだった(異論はあると思いますが…)。ところが、古典派ソナチネではそうはいかない。休符は休符。音を出さない。音を出さないのも、音楽の一部。スラーが付いているか付いていないかで表現は大きく変わってしまう。楽譜をよく読みこまないと弾けない。暗譜もそれらを含む「暗譜」になる。これがなかなか難しい。なので、楽譜を見ながら弾くことになるのだが、私は楽譜を見ると弾けなくなってしまう。これまでずっと暗譜して、楽譜は目の前にあっても見ずに弾いてきた。自分の演奏スタイルにも変化が必要なようだ。

 ところで、演奏の参考になるかとこのCDを買いました。

ソナチネ・アルバム1

クリストフ・エッシェンバッハ(P)/ユニバーサル ミュージック クラシック


 「ブルグミュラー25の練習曲」でもお世話になった、エッシェンバッハのCD。聴いてみると、自分の演奏と全く違う。2楽章なんてもはや別物。とても温かくて、情緒に富んでいて、柔らかい。優しいゆったりとした音楽に聴き入ってしまいました。一方私の演奏ときたら、平坦で面白みがない…。ソナチネは楽譜の指定が厳格で、きっちりとした音楽のように感じられるけれども、どこかに自由はあるのかもしれない。楽譜から読みとれるもの、楽譜が指示するもの、そして、楽譜にはない余白。楽譜が問いかけること、指示し教えてくれることを身につけると同時に、楽譜の余白に自分ならどんな表現を加えるか、考えつつ練習していこう。このCDを聴いて、よりソナチネを好きに、親しめるようになりそうだ。買ってよかった。

 話はそれるけれども、ついでにこれも。

ブルグミュラー:18の練習曲/ハチャトゥリャン:少年時代の画集

クラウス・ヘルヴィッヒ/ビクターエンタテインメント


 エッシェンバッハのシリーズに18の練習曲はなかったので(出して欲しかった)、違う演奏者のを。18の練習曲は既に楽譜は買いましたが、25とは比べ物にならないほど高度になってる!技巧も、量も25とはけた違い。でも、聴いていると「やっぱりブルグミュラーだ!」と感じる作品ばかり。ソナチネに余裕が出てきたら、気に入った曲を弾きたい。カップリングのハチャトゥリャン「少年時代の画集」も気に入った。現代の音にしびれます。ショスタコーヴィチやバルトーク、ヤナーチェクなどその辺が好きな私にはストライクゾーンでした。

 最後に、以前書いたソナチネ7番第2楽章のトリル部分を録音してみた。トリル部分が出てくる3箇所(3、21、25小節目)だけ抜粋して繋げました。全曲録音してのアップは、しばらくの間お休みにします。今は、間違いなく演奏して録音することよりも、基礎練習や楽譜の読み込みにじっくりと時間をかけて、それに重点を置いて練習したいのです。
ソナチネ7番 第2楽章 トリル部分抜粋ソナチネ7番のページでどうぞ。

最後の最後にもう一言【続きを読む】
by halca-kaukana057 | 2009-10-12 21:27 | 奏でること・うたうこと

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