春というよりも、もう初夏です。でも、まだ5月…5月最後ということで。晴れた日は、緑の多いところへ。

まだ咲いている八重桜が。やわらかくふんわりとした花がきれいです。

ナナカマドの白い花。何度も書いてますが、フィンランド語だと「ピヒラヤ(pihlaja)」。シベリウスのピアノ曲集「5つの小品」op.75(「樹の組曲」)の第1曲「ピヒラヤの花咲く時」を思い浮かべます。フィンランドの街角や森にも、この白い花が咲いているのだろうな。シベリウスもそれを見ていたのだろうな。

ナナカマドの花が咲く時期、一緒に咲くのがライラック(リラ)。紫でも、濃さが違うのもあります。この花も大好きな花。
ちなみに、シベリウスのop.75は全部で5曲(ピヒラヤの花咲く時、孤独な松の木、はこやなぎ(ポプラ)、白樺、樅の木)ですが、なんと6曲目があったそうで、しかもタイトルは「ライラック」だったのだそうです…!
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HMV:シベリウス・エディション VOL.10~ピアノ曲第2集~日本語解説付(5CD)
聴いてみたい…! でも、何故その6曲目は削除されてしまったのだろう…?

菜の花と白樺。菜の花の黄色、空の青、白樺の幹の白と葉の緑…色鮮やかです。…ここにもシベリウスの作品が!シベリウスop.75に関係のある花や樹に囲まれてます。
こんな風景を観ながら、のんびりとボーっとする時間…やっぱり幸せだなぁと感じます。この時間だけだったとしても。
・参考過去記事:
北国の春2013 その4・番外編 美しい5月に
*シベリウスの「ライラック」ですが、調べてみたら、後に管弦楽組曲「3つの小品」op.96より第1曲「抒情的ワルツ(Valse lyrique)」op.96aとなった模様。