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 今年最初の特印・風家印は、この切手から。
日本郵便:グリーティング切手 リサとガスパール

 アン・グットマン:文、ゲオルク・ハレンスレーベン:絵、の絵本「リサとガスパール(Les Catastrophes de Gaspard et Lisa)」シリーズ。今年で誕生20周年。これを記念して、切手になりました。
 同じ作者コンビの作品としては、「ペネロペ(うっかりペネロペ)」シリーズはアニメが大好きなのですが、リサガスも可愛い。とはいえ…原作絵本そのものはそんなに読んでいません…。パリが舞台だったり、日本にもやって来たり。切手の絵柄は絵本から使用しています。

 特印はこれ。
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 可愛い。特印も消印ですが、消印というのを忘れてしまう可愛さです。ハト印と共演してるのがまたいい。
by halca-kaukana057 | 2019-01-16 21:16 | 興味を持ったものいろいろ
 GYAO!で配信中(今日までです!)のドラマ「刑事モース ~オックスフォード事件簿~」の第2シリーズを観終わりました。
・前の記事:「刑事モース」 第2シリーズ配信中

GYAO!:海外ドラマ:刑事モース~オックスフォード事件簿~ シーズン2

 Case6の感想は前回の記事で書きました。Case6で起こった様々な出来事が第2シリーズで通されていて、その流れを観るのも面白かった。ミスイギリスのポスターの変化に注目。
・Case7:「亡霊の夜想曲(Nocturne)」
 博物館での殺人事件と、100年前に起こった未解決の殺人事件、その屋敷は寄宿学校になり学校でささやかれる幽霊騒ぎ、この3つが重なっていきます。100年前の未解決事件に、サーズデイに好きだろうこういうの、と言われてしまうモース。その通り、私もワクワクします。タイトルに「夜想曲(Nocturne)」とありますが、鍵となるのが、ショパンのノクターン第1番。夏休みの寄宿学校に残っている女子学生たちとモースの交流も観ていて面白い。モース、女の子にモテモテですw幽霊が出る、というシーンは本当に幽霊なのか、何なのか、ゾクゾクしました。2つ目の事件の後、デブリン医師がモースに「犯人を捕まえてくれ」と言ったシーンがよかった。一方、女子学生の誰かからも「助けて」とモースにメッセージが。その言葉通り、助けたモースはかっこよかった。女子学生も賢い子で、文学や歴史の話をすればモースと気が合いそうな気がする。
 100年前の事件も悲しい事件だった。イギリスの歴史を実感します。紋章の話が面白かった。意味がわかるととても面白い。モース家の紋章についての話のシーンがありましたが、実際の紋章はどんなのだろう?
 Case6でモースを支えるようになった同じアパートの女性・モニカさん。いい感じだったのに…穴埋めできるといいな。ストレンジめ…(ストレンジが悪いのかこれは?w
 ラスト、またしても証拠品が…。Case6との共通点も。一体誰なんだ…。

・Case8:「黒の絞殺魔(Sway)」
 人妻がストッキングで首を絞められて殺される事件が相次ぐ。ストッキングはいつも同じもの。ストッキングを調べ、デパートに出入りするモース。デパートの人間関係が入り組んでいます。ゲイの男性がいい味だしてました。在庫管理係の男性、吃音のようですが、純粋で勇敢。それなのに…。ただ、マネキンに囲まれた部屋は怖い。
 Case8では、サーズデイの過去が明かされます。戦時中、イタリアに出兵していた頃の話。ラストが悲しい。戦争の傷は何十年も経ってから出てくることもある、という話にしんみりしました。一方で、サーズデイと奥さんは銀婚式。奥さんの肝の据わった性格が何度も観られて、かっこいい。サーズデイは強いですが、妻も強い。
 モースはモニカさんと仲直り。そしていい関係に。デパートで偶然会い、夫婦と間違われたシーンはよかった。
 Case7では、州警察とサーズデイやモースたち市警の確執も描かれましたが、今回は市警内の確執も。性格のせいで、人を敵に回しやすいモース。やっぱり煙たがられる。
 事件現場に残されていたあるものを見て、それが何なのかわかったモース、さすがです。確かに、私も見たことあります。
 今回は犯人はかなり酷い奴です。

・Case9:Case9「腐った林檎(Neverland)」
 冒頭、教会の聖歌隊で歌うモースが出てきます。歌っているのは、パーセル「Evening Service」ト短調 Z.231の「Nunc Dimittis」。
 このCase9は、あの第3シリーズのCase10に繋がる回。Case10でモースが何故こんなことになってしまったのか、明かされます。Case10を先に観てしまっていたため、Case10が謎だらけ。Case9を観たかったんです。
 観たものの…かなり後味悪い。ロンドンの大物記者、刑務所から脱走した囚人が殺される。また、父親に虐待され、家出を繰り返す少年が行方不明になる。この事件の背景にある、ある場所。事件やそのある場所を調べるうち、議員、警察内部の汚職をたどることになるモースとサーズデイ。Case8で出てきた市警内の確執の人物も関係している。Case7で対立した州警察の人も出てきます。「腐ったリンゴ」は誰だ…。
 ここでまさかのジェイクスの過去が明らかに。ジェイクスの子ども時代、そんなことが…。そんなジェイクスが警察を志した理由ってなんなのだろう。第3シリーズでは、これまでモースを煙たがっていたジェイクスの態度が一変するわけですが、そのきっかけがこれだったのか。そして第3シリーズでのジェイクスの行動を、改めて寂しく、でも幸せになって欲しいと思う。
 殺された囚人に関係する人たちの過去が重過ぎる。ロザリオと新聞広告の暗号になるほどと思い、それを解けたモースはやっぱりさすが。
 Case10に繋がった。こういうことだったのか。モースもサーズデイも辛過ぎる。モースとサーズデイが事件に巻き込まれる前、サーズデイの警察であることへの意識がよかった。それに対する、モースが読んだ詩。アルフレッド・エドワード・ハウスマンの詩です。「主任警部モース」で出てくるらしい。
 証拠品の盗難は、結局誰だったのだろう?Case6の犯人に繋がるものを持つ人物のはずですが、Case9の犯人もそれだったの?
 モースはモニカさんと幸せな時を過ごしていた。そのモニカさんからの贈り物が、悲しい出来事に繋がってしまった。第3シリーズではまた仕事中毒なモースに戻るわけですが、それはそのモニカさんとの日々を消そうとしていたのかもしれない。

 GYAO!でこのまま、第3シリーズも配信してくれると嬉しいのですが…。BSプレミアムでの放送は録画していなかったのでもう一度観たい。あと、BSプレミアムでは吹き替え(+文字放送)でしたが、GYAO!は字幕。実際の音声を聴きながら、字幕版でも観たいです。
by halca-kaukana057 | 2018-11-24 21:58 | 興味を持ったものいろいろ
 青森県立美術館にて開催中の、「新海誠」展に行ってきました。このブログでは、「言の葉の庭」の映画と小説を取り上げています。その他にも、「ほしのこえ」、「秒速5センチメートル」、「君の名は。」はテレビ放送されているのを観ました。「君の名は。」は小説も読みました(小説を先に読んだ)。どの作品も、アニメーション映像の美しさに惹かれています。原画や絵コンテ、実際の映像から、新海作品に迫る展覧会です。

青森県立美術館:新海誠展 「ほしのこえ」 から 「君の名は。 」まで が開催されます。
新海誠展:「ほしのこえ」から「君の名は。」まで

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青森県立美術館のいつもの建物に、どーんと「君の名は。」をはじめとした新海作品が。

 今回の特別展はボリュームがあります。じっくり観て回ると2時間はかかります。そのくらい、ひとつひとつの作品を丁寧に展示、解説してありました。神木隆之介さんによる、音声ガイドもあります。それを聴きながら周りました。

 「ほしのこえ」は、新海監督がひとりで、デジタルアニメーションで制作した、いわばインディーズ作品。20分程度の作品ですが、少年少女の恋あり、宇宙SFあり、新海作品特有の切なさあり…とたっぷりな作品と観ていました。2002年に公開され、当時使われていた携帯電話のメールがコミュニケーションツールになっていたのも、今観ると懐かしい。新海監督がアニメ界に与えた衝撃がどれほどであったか、実感できました。当時新海監督が使っていたPCやペンタブレットなどの置かれた机も展示されていました。当時はブラウン管ディスプレイだったんだよなぁ。

 第2作「雲のむこう、約束の場所」は、舞台が青森でもあります。映画は少し観ただけなので、ちゃんと全部観たい。長編作品になり、制作メンバーも増えた。舞台を青森の津軽半島にしたのは、実際に訪れた新海監督が、生まれ故郷に似ていたから、なんだそう。まだちゃんと観ていないので物語がよくわからないところがあります。ただ、映像は本当にきれい。廃駅と水溜りや、雪や空や雲が。

 第3作「秒速5センチメートル」、好きな作品です。これまで宇宙やSF要素を物語に入れてきたが、自分の手の届く範囲の物語にしたいと舞台は現代日本に。SF要素もなくなります(種子島のロケットは出てきますが)。美しい映像に描かれる男女のすれ違い。映像だけでなく、すれ違い、微妙な心理描写も切ないけど美しいと思える。新海作品のそういうところが好きだなと思います。

 第4作「星を追う子ども」で方向転換。新海監督がつくりたいものと、観客が観たいものを考えた結果、観客が観たいものを優先。しかし、かねてからの新海作品ファンには不評…悩むところとなりました。「星を追う子ども」は観ていない。確かに、これも新海監督の作品なの?と思ってしまった。映像の美しさとかはそのままなんだけど…。試行錯誤し、悩んで、続く作品がうまれます。

 第5作「言の葉の庭」。やっぱり一番好きなのがこれ。新海監督がつくりたいものと、観客が観たいものについてもう一度考え直し、その答えがこれだったそう。日本庭園、雨の情景などの美しい景色に、すれ違う男女。「言の葉の庭」は小説でも読んで、物語をよく知っているから展示も面白いと思えるのかもしれません。でも、不器用な主人公とヒロインや、雨の描写には本当に惹かれる。雨だけで沢山の表情があり、表現がある。神木さんが「この作品で雨の日が好きになった方もいらっしゃるかもしれません」と音声ガイドにありましたが、その通りです。雨が憂鬱だなと感じると、「言の葉の庭」を思い出すと好きになれそうです。展示には、タカオが作った(であろう)靴の実物もありました。これかぁ!

 そして第6作「君の名は。」。新海監督がつくりたいものと、観客が観たいものがうまく一致してこうなったのだと思います。わかりやすいけれども謎のある物語。コミカルなシーンもありつつ、男女の切ないすれ違いと、会いたいというお互いの気持ちをいいタイミングで出している。美しい映像。残酷なところはあるけれども、それをも美しいと思ってしまう…。天文好きとしては、彗星について思うところは色々あるのですが、観はじめるとついつい観てしまう。ラストは、観客(新海作品に馴染みのない人も)が観たいものをうまくいれたな、と。「秒速5センチメートル」のようには終わらないのが、変化だなと思いました。

 そんな美しい映像を作るために、絵コンテやビデオコンテ(ビデオコンテの存在は初めて知りました)をじっくりとつくっている。背景も何重にも重ねている。「君の名は。」を制作した新海監督のPC環境の机も展示されていました。「ほしのこえ」と比較すると、時代は、技術は変わったなと思います。「ほしのこえ」では携帯電話だったのが、「君の名は。」ではスマートフォン。何かを表現し、それを商業作品として世に送り出す苦労も感じられました。

 展示の終わりに、これまでの作品を繋げたショートムービーがあります。その映像とメッセージには見惚れました。

 こんなものもありました。これは撮影OKです。
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 アレです。

 展覧会に行って帰ってきた後、これまで観た新海作品を観直したいし、また映画を観ていないものは観たい、小説をまだ読んでいないものは読みたいと思いました。

【「言の葉の庭」関連記事】
小説 言の葉の庭
[アニメ映画]言の葉の庭
 展示を見て思ったのですが、ユキノの部屋にて、2人はマリメッコのマグカップを使っています。が、ガラスのコップは…イッタラの「アイノ・アアルト」ではないでしょうか…?形が似ている…気がする…?

by halca-kaukana057 | 2018-11-21 22:56 | 興味を持ったものいろいろ
 NHKBSプレミアムでの第3シリーズを観たのがきっかけでハマったドラマ「刑事モース ~オックスフォード事件簿~」。第1シリーズはGYAO!で配信されたのを観たのですが、第2シリーズは?近場のレンタル店ではDVDレンタルがない。どうやって観る?と思っていたのですが、第2シリーズもGYAO!で配信されていました。よかった!またモースが観られる。

GYAO!:海外ドラマ:刑事モース~オックスフォード事件簿~ シーズン2
 第2シリーズは全4話。Case6「消えた手帳(Trove)」、Case7「亡霊の夜想曲(Nocturne)」、Case8「黒の絞殺魔(Sway)」、Case9「腐った林檎(Neverland)」。11月24日(土)までの配信です。
 まずCase6を観ました。前回負傷し、怪我の療養のため別の警察署で働いていたモースがカウリー署に戻ってくるところから始まります。同時期に起こった3つの事件の捜査をするモース。これまで通り仕事熱心で、地道に聞き込みをし、鋭い観察眼もひらめきも健在なのですが、どこか雰囲気が違う。負傷のショックか。サーズデイが「目に光がない」と。サーズデイのサンドイッチネタにも食いついてこない…なんてこった…。元々明るい性格ではないですが、更に心の奥に暗さが深まっていくモース。そんなモースを支えるある人が登場。おや?あと、捜査の途中でモースの得意分野のシーンでは、やっぱりこういうところは変わってないなと安心しました。ラスト、犯人がモースに言った言葉とラストシーンが気になりました。現場にあったはずなのに消えた手帳。これが、第2シリーズの鍵?まさかあのCase9に繋がるのか?とにかくCase9が観られるのが楽しみ、だけど怖い。先にCase10を観てしまっているので、Case9が本当に気になります。

 サーズデイはモースの体調を心配して、休め、酒を減らせと世話を焼いてくれる。仕事ではいい上司、仕事を離れたら父親のよう。愛妻家のサーズデイですが、家庭を大事にしていると感じられるシーンがあってよかった。エプロン、前から見たかったな。

 カウリー署の人々の、モースに対する態度が少し変わってきた感じはあります。ブライト警視正やジェイクスにはまだ煙たがられている、手の焼ける新米という感じはあるのですが、負傷での心身へのショックを気遣っているかのよう。ストレンジの行動にちょっと「?」でした。裏があるような?犯人逮捕の鍵となったヒントはストレンジのある行動にあった。そのストレンジへのモースの言葉がよかった。

 WOWOWで無料放送していたCase14も観ました。Case13で昇進試験を受けていましたが、その結果に「はぁ!?」と言わずにはいられなかった…。WOWOWでは第5シリーズも放送…。NHKさんもお願いしますよ…。

 「主任警部モース」シリーズ原作の第1作「ウッドストック行最終バス」も読みました。面白かった。感想はまた後日。

【過去記事】
「刑事モース」が面白い!
「刑事モース」とプロムス

by halca-kaukana057 | 2018-11-14 23:25 | 興味を持ったものいろいろ
 NHK BSプレミアムで放送された「刑事モース オックスフォード事件簿」(原題:ENDEAVOUR)、完全にハマりました…。
・前の記事:「刑事モース」が面白い!

 第3シリーズ最終回の第13話(Case13)、面白かったです。「愛のコーダ」(Coda)。何と言ってもサーズデイ警部補がかっこいい。ギャング相手でも尻込みせず、肝が座っている。ギャングを力で抑え込むシーンも。それが、モースとやり方や意見が異なり、一時的に不協和音になってしまったのが、このドラマの根底に流れる哀愁や暗さを感じさせていい。体調不良の原因(Case9で出てくるのですが、Case9を観ていないためどういう状況なのか詳しくは知らない)を自ら解決してしまったのは何と言っていいかすごい。一方のモース。ギャングとはいえ、力で抑え込む、力で白状させる方法には納得できない。サーズデイとは別に、一般人のフリをしてさりげなく怪しい人物に近づき聞き込みをする。検視の部屋に、コンサート帰りなのか黒のボウタイのフォーマルでやって来たのは、本当モースらしいwモースの金銭感覚についても新しい情報が。一体何に金をつぎ込んでいるんだ…コンサートやレコード、酒か…?山場のシーン、まさかこんな展開になるとは。サーズデイの娘のジョアンも父譲りなのか強いです。どんな状況でも周りをよく見て、事件の手がかりになるものをさりげなく見つけるのもモースらしいです。
 それぞれの登場人物もよかった。トゥルーラブ巡査の私服を見れたのは嬉しい。ストレンジがモースより出世が早かった理由も感じられました。ブライト警視正、今回もいい役どころです。物語の山場のシーンで、デブリン医師が取ろうとしたした行動も、デブリン医師らしいなと感じました。
 第4シリーズが早く観たくなる終わり方。サーズデイ家は寂しくなるなぁ…。モースにとって、家族みたいな家だったのに…。

 一方、GYAO!で配信中の第1シリーズ。全部観ました。面白かった。Case5、これも寂しく切なくなるお話。「家族の肖像(Home)」のタイトルの通り、様々な家族が描かれます。サーズデイ家、サーズデイの過去も明らかに。Case13でもそうですが、ジョアンは危険な男や場所に惹かれるのでしょうか…。モースも、実家に戻ります。とはいえ両親は離婚、幼いエンデバーを引き取った母は亡き人。父は再婚したので、モースの実家とは言えないかも。父との確執はあるけれども…実の父である。Case5でもギャングが出てくるのですが、ギャングの家族についての部分も興味深い。

 今回の記事の本題。このCase5で、興味深いシーンがありました。ストーリーそのもののネタバレにはならない範囲で書きます。Case5で、「プロムスに行った」というせりふが出てきます。「プロムス」、勿論、7月から9月までロンドンで開催される音楽祭「BBC プロムス(Proms)」のことです。ここでテンションが上がった私。「「ハフナー」とマーラーの4番」が演目だったそうなのですが、後で、9月3日とわかります。何年の話だ?
Wikipedia:刑事モース〜オックスフォード事件簿〜
 Wikipediaによりますと、Case5は1966年1月。前の年のプロムスなので、1965年9月3日の公演。調べました。

BBC Proms:Prom 42
 ありました!プロムスの公演記録は、全て公式サイトにあります。どんな昔のものも検索できます。
・モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調 K385「ハフナー」
・ブロッホ:ヘブライ狂詩曲「シェロモ」(Schelomo) (チェロ:ジャクリーヌ・デュ・プレ)
・オネゲル:パシフィック231
・マーラー:交響曲第4番 ト長調 (ソプラノ:ヘザー・ハーパー)
 /ノーマン・デル・マー:指揮、ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
 チェロがデュ・プレ!正式なデビューが1961年だったので、その数年後。プロムスの常連になったころです。多発性硬化症と診断されたのが1971年。人気を集めていた頃だったのか。オネゲル「パシフィック231」が入っているのも面白い。指揮のノーマン・デル・マーはプロムス常連の指揮者。ラストナイトも指揮しています。この頃は、マルコム・サージェントがプロムスの多くの公演を指揮していた。この年のラストナイトもサージェントです。
 これはモースは聴きに行きたかっただろう。モースはプロムスの全公演を記憶していそうだ。毎年その年のプロムスの全公演日程が発表されればチェックするだろうし、この頃はBBCのラジオで放送されていたのだろうか。モースの部屋にはレコードプレーヤーはありますが、ラジオは見たことがない。でも、ラジオ放送があれば聴いていそうだな。

 ドラマはフィクションですが、現実とリンクさせてある。適当にしない。ちょっと感激しました。イギリスのドラマですから、気になる人は調べているだろう。そこまで考えて練った脚本なんだと感じました。Case5の他の部分も練ってあるなぁと感じました。

 さて…第1シリーズも観終わって、第3シリーズの放送も終わって、「モースロス」になりそうだ…。第2シリーズを観たいが、第1シリーズ配信終了後(11月9日まで)、GYAO!でやってくれるのだろうか。やってくれたらいいなぁ。もし配信されないとなると、どこで観られるか…。探してみよう。
 ちなみに、WOWOWでは第4シリーズを放送予定。Case14は無料放送らしい。イギリス本国では、第5シリーズまで放送。現在第6シリーズを制作中とのこと。NHKだとまだまだイギリスには追いつけませんが、頼りはNHKだなぁ。

 ちなみに…。フィンランドでも、「ENDEAVOUR」放送されています。フィンランド語版タイトルは「Nuori Morse」。英語で言えば「Young Morse」です。若いモース、そのままです。
YLE TV1:Nuori Morse – suosikkisarjan viides kausi
 フィンランド国営放送(YLE)で放送中。現在第5シリーズだそうです。日本より進んでる!いいないいなー…。

by halca-kaukana057 | 2018-10-27 22:43 | 興味を持ったものいろいろ
 たまたまBSプレミアムを観ていたら、面白い海外ドラマに出会いましたよ。
NHK:刑事モース ~オックスフォード事件簿~

 コリン・デクスター原作の「主任警部モース」(原題:Inspector Morse)シリーズ。そのモースの新米刑事時代を描いたのが「刑事モース」(原題:Endeavour)。1960年代のオックスフォード。真面目で仕事熱心な若い刑事巡査・エンデバー・モース。鋭い観察眼と推理力を持っているが、まだまだ未熟。死体や血が苦手で見ると気分が悪くなる。短気で、突っ走るところもあり、上司たちからは煙たがられていた。警察を辞めようと辞表を書いて持ち歩いてもいた。そんなモースの才能を見込んだ警部補のサーズデイはモースをアシスタントにする。オックスフォードの町で起こる様々な事件に、モース、サーズデイたちは立ち向かう。

 現在、BSプレミアムでは第3シリーズを放送中…でもあと1話。第10話(Case10)から観たので、それまでの話がわからずさっぱり…。しかもCase10はモースの立場や環境、雰囲気がこれまでと全然違う回。前の9話(Case9)で何があったんだ?わからない状態。それでも、映像の美しさや、物語の面白さに惹かれました。ネタバレになるのであまり書けませんが、ある事件で警察を離れていたモース。しかし、そんなモースの周囲で事件が起こってしまう。もう警察は辞めたと思っていても、天性とも言える観察力、ひらめきで事件の核心に近づいていく。それに加え、聞き込みや遺留品などの捜査も地道に行う。モースには刑事の仕事が合っているんだなと思いながら観ていました。

 物語を彩るのが、音楽。モースはクラシック音楽が好き。特にオペラが好きで、歌うこともある(「主任警部モース」では、ワーグナーが特に好きなんだとか。「刑事モース」ではワーグナーはあまり出てこない模様)。モースの聴いているレコードや、登場人物の演奏が場面を盛り上げる。事件に音楽が関係することも。ドラマの始まりが、クラシック音楽とともに始まり、事件の断片のような映像が散りばめられる。何かが音楽とともに始まる予感。これが美しい。ドラマの舞台となるお屋敷の数々も美しいです。
 その一方で、1960年代…第二次世界大戦の傷跡も残っている。戦場で戦ったこともあるサーズデイの過去が重い。

 これは最初から観たい、と思っていたら、第1シリーズの5話がGYAO!で配信中です。
GYAO!:刑事モース~オックスフォード事件簿~ シーズン1
 11月9日まで。無料です。第1話(Case1)は、実際はパイロット版だった。第2話(Case2)が、実質の1話です。第3話まで観ましたが、面白い!ますますハマりました。Case1の事件の経緯、ラストには切なくなります。特に面白い!と思ったのはCase3.オペラが事件の鍵となります。オペラ好きなモースの知識がフル回転。警視正のブライトには「オペラ君」と呼ばれてしまうほど…。事件の合間に、立ち寄るサーズデイの家。サーズデイ家の奥さんや子どもたちはモースを家族のように迎えてくれるところにもじんわり。モースの家族、生い立ちには影がある模様…第3シリーズでも明かされている途中です。その影、孤独にも向き合ってくれるサーズデイがいい「親父」です。ラストのサーズデイの言葉がよかった…。

 サーズデイをはじめ、カウリー署の刑事、警官たちも味のある人ばかり。ただ、第3シリーズから観てしまった、その後第1シリーズを観るとモースとの関係が全く違う。最初は煙たがられ、出しゃばらずに事務仕事をしろを言われていたモース。それが第3シリーズでは全然違う。そこまでの変化の過程を、第2シリーズで観たいです。
 サーズデイは先述したとおり「親父」。突っ走りがちなモースをたしなめ、警察の仕事の大事なことを教え、モースを信頼している。署の上司たちに冷たく扱われるモースを助ける。上司であり、父親的な存在。また、愛妻家で、妻がランチに作ってくれるサンドイッチを楽しみにしている。いつも「中身は何かな~」と言うと、モースに中身を当てられ、不機嫌になってしまう…。Case1のラスト、モースをファーストネームで呼ぶシーンがよかった。
 巡査部長のジェイクスも、モースを煙たがっている一人。しかし、第3シリーズのCase11を先に観てしまったので、そこに至るまでを観たい…。巡査のストレンジは、モースを応援してくれる人のひとり。頼りになります。警視正のブライトは英国の警察の偉い人、というイメージ。こちらも第3シリーズのCase12が…。本当かっこいい。警察医のデブリン医師、とてもいいキャラしています。「刑事モース」になくてはならない存在です。

 まずはGYAO!で第1シリーズを観ます。その後もGYAOで配信してくれるかなぁ。NHKでも再放送しないかなぁ。DVDがないかなと思ったのですが、行動範囲のレンタル店に置いてない!なんてこった!
 あと、「主任警部モース」シリーズの原作を読みます。

ウッドストック行最終バス (ハヤカワ・ミステリ文庫)

コリン・デクスター/早川書房


 これが第1作。原作では、モースはファーストネームの「エンデバー」をなかなか明かさないそう(ドラマでも)。「エンデバー」と聞くと、まずスペースシャトルを連想しますが、由来は勿論、ジェームズ・クック船長の船の名前。
・関連記事:手のひらの中のEndeavour

 「主任警部モース」は、イギリスでは「シャーロック・ホームズ」と同じぐらい、いや、ホームズ以上に人気のあるミステリーシリーズとのこと。「ホームズ」の次は「モース」か?
(勿論、「ホームズ」は今も大好きですよ)

インターネットTVガイド:【英国ドラマ通信】Vol.5 ショーン・エヴァンスの魅力から読み解く「刑事モース~オックスフォード事件簿~」三つのキーワード
 若いモース役のショーン・エヴァンスさん、かっこいいです。エヴァンスさんご自身と、モースのキャラクターには通じるところがある模様。

【追記・訂正】
 現在BSプレミアムで放送されているのは、「第3シリーズ」です。第4シリーズってどこから出てきた。訂正します。
by halca-kaukana057 | 2018-10-23 23:08 | 興味を持ったものいろいろ
 久々に万年筆の話題です。今私が使っている万年筆は、セーラー「ほしくず」にセーラージェントルインク・ブルーブラック。プラチナ「プレピー」にプラチナカートリッジインク・ブルーブラック。この2本だけ。他の万年筆はお休み状態。もったいない。

 以前から、気になっているインクがあります。セーラーの「四季織(しきおり)」。
セーラー万年筆:SHIKIORI
セーラー万年筆 公式ウェブサイト:SHIKIORI 四季織 十六夜の夢(いざよいのゆめ) 万年筆用ボトルインク[全16色]

 セーラーのボトルインクは、ジェントルインクのシリーズでした。以前、「エピナール」のインクを買いました。もう廃盤になってしまいました…。その後、季節限定で出たという四季織のカラーのインクが復刻。万年筆で「四季織」シリーズが出た後、ジェントルインクは「四季織/SHIKIORI」シリーズに統合されました。インクの瓶の形、容量も変わりました(減りました)。でもお値段は変わらない。

 日本の四季がテーマで、パイロットの「色彩雫(いろしずく)」と似ています。似たような色もあります。が、パイロットとセーラーはインクの性格も違います。似たような色でも、微妙に違ってくるのだろう。そこが万年筆インクの奥深いところ(沼)。

 この中で気になっていたのは、「山鳥」。青緑色のインクです。サイトを見ていたら、「仲秋」も気になった。どちらも秋の色です。

 買ってしまいました。
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 「山鳥」と「仲秋」です。
 早速万年筆に入れてみます。
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 山鳥は青緑色なのですが、渋さと濃さがあります。青が強めに出るとブルーブラックのようです。今回入れたクリアーキャンディはMF(中細)ですが、太目のニブに入れると楽しそう。色の変化が気に入りました。「仲秋」は濃いグレーに紫が入っています。この色合い好きだ…。「色彩雫」の「冬将軍」に似ているかなと思ったのですが、まず濃さが違う。あと、「冬将軍」は青みが入っています。どちらも好きだなぁ。

 箱には、説明書きの小さなリーフレットが入っています。各色の説明も。書いてみました。
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 山鳥。書いてからしばらくすると、また色合いが変わります。落ち着いた青みの強い青緑です。渋めで落ち着きがあるけれども、普通のブルーブラックとは違う青。数日、数ヶ月、数年後の色の変化が楽しみになるインクです。やっぱり好きだ。

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 仲秋。仲秋の名月の夜空なんですね。明るい星が少ない秋の夜空という感じです。秋だけじゃなく通年使いたいインクです。細めのニブ(細字。「ほしくず」あたり)に入れると、はっきりとしたシャープな文字が書けると思います。

 どちらも落ち着いた色で気に入りました。日記や、考え事の記録をしたり、メモをとったりする時に使いたいです。

by halca-kaukana057 | 2018-10-22 22:15 | 興味を持ったものいろいろ
 この夏、青森県立美術館に行ってきました(かなり前の話です…遅れて記事にする…)。これを観るためです。
青森県立美術館:めがねと旅する美術展
 ※現在、展覧会は終わっています。

 2010年「ロボットと美術展」、2014年「美少女と美術史展」のスタッフが三度終結。今度は「めがね」をテーマに、「見ること」について美術の面から迫ります。このシリーズ、好きです。この第3弾となる「めがねと旅する美術展」は最終章とのこと。楽しみにして行きました。

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青森県立美術館の白い建築がお出迎えです。
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フライヤーにもなっているこのデザインのイラストが好きです。このイラストの中にあるものは、展示されているものでもあります。

 現在、シャガールの「アレコ」背景画は、4幕全部揃っています。しかも、写真撮影OKとのこと。フラッシュは禁止。個人的な利用のみ可能。画像を撮ろうとしたら、携帯を落としてしまい動作が不安定に…撮影できず(その後、電源入れなおして直りました)。撮影のことは考えず、展覧会に集中します。

 人類、文明の発展と技術進化の歴史は、見ることも広げてきました。はじめは、自分の目で見るしかなかった人間。自分の目の前にあるものしか見られません。それが、空から見たらどう見えるんだろう…高いところへ登ってみたり、高い塔を作ってみたり。遠くのものを見ようと双眼鏡や望遠鏡を作ったり。人工衛星や探査機を打ち上げて、宇宙から地球を見たり、他の星を見たり。人は見ることの出来る範囲を広げてきました。

 映像、VR(ヴァーチャルリアリティ)も、人間の見ることの可能性を広げてきました。その場その時で見られなくても、映像で撮っておけば後で観られる。VRで、行ったこともない場所に行った気分になれる。人間の「見る」ことへの情熱の強さを感じました。

 一方で、人間の眼(脳)は、だまされやすい。VRもひとつの錯覚。錯覚を起こす絵画でだまされる。アニメーションも、絵を連続して見せると動いて見える。見ることは、人間を知ることでもある。

 また、「見たい」という欲望は、どこまでもある。人々の生活、他者のこと、まだ見ぬ未来、現実にはないもの…そんな欲望を形にしたモノや、記録も。

 こんな多角的な面を、様々な美術品や現代作品、ポップカルチャーで紐解いていきます。見るものが細々していて、ちょっと疲れますが面白いです。これまでの他の展覧会で展示されていた作品もありました。観点を変えると、違う解釈や説明にもなる。興味深かったです。


 「美少女の美術史展」では、太宰治「女生徒」をアニメ化して上映していました。今回は江戸川乱歩「押絵ト旅スル男」。押絵とは、立体絵本のような紙芝居みたいなものです。ストーリーがダーク。見ること、現実と虚構の間、狂気の願望…世界観が好きです。10分ほどの短いアニメですが、印象が強い。作中で流れる歌も印象的です。

 展示には、JAXAの「かぐや」や、人工衛星「だいち」(初代です)が撮影した映像があったり、アニメーションでは、「名探偵ホームズ」(犬ホームズ)が出てきたり、好きなものがちょこちょこ出てきて嬉しかったです。 
 展覧会は、今後、島根県立石見美術館、静岡県立美術館でも開催します。
めがねと旅する美術展

【過去関連記事】
”人間”を投影する、機械以上の存在 「ロボットと美術」展
少女という文化と変遷を紐解いたら 「美少女の美術史」展に行ってきた
by halca-kaukana057 | 2018-09-04 22:11 | 興味を持ったものいろいろ

灯台150年切手 & 特印

 今年は、日本で西洋式の灯台の建築が始まってから150年だそうです。記念切手が出ました。
郵便局:灯台150周年

 切手シート左から、観音埼灯台(横須賀市。日本最古の西洋式灯台)、神子元島灯台(静岡県下田市神子元島(みこもとしま)にある灯台)、室戸岬灯台(高知県室戸市室戸岬)、部埼灯台(へさきとうだい、福岡県北九州市門司区)、初代 観音埼灯台をイラストにしました。灯台はほとんど詳しくなく、調べずに買いに行ったので、切手シートを手にとった時、これは現実にある灯台なのかなと思ってしまいました…。勉強します。
 灯台は、日本の海、船を見守ってきたんですね。

 特印はこちら。
f0079085_21422650.jpg

 切手は初代 観音埼灯台にしました。夜の灯台が印象的だったから…。昼間の姿も夜の姿もかっこいいです。
 手押し印は、9月9日まで押印できます。取り扱い郵便局へどうぞ。
by halca-kaukana057 | 2018-09-03 21:45 | 興味を持ったものいろいろ
 先日発行された「日本・スウェーデン外交関係樹立150年」切手。
・前の記事:日本とスウェーデンの150年 切手&特印(手押し印)

 この切手の、郵頼していた押印機印の特印が届きました。
f0079085_21265019.jpg


日本・スウェーデン外交関係樹立150年オフィシャルサイト
 このサイトにもある、150周年記念ロゴマークが図案です。日本をあらわす赤い丸。スウェーデンをあらわす黄色と青の四角。なのですが、特印になると全部鳶色(特印の赤い色は「鳶色(とびいろ)」)になってしまっている…。切手にはない図案、150年のいい記念です。切手は、ストックホルム市庁舎です。切手も、スウェーデン側は黄色と青、日本側は赤と白が上下に配色されています。
 ちなみに、切手に、ストックホルム・コンサートホールを入れてくれたら嬉しかったなぁ。

 今年はスウェーデン、北欧も30度まで気温が上がっている猛暑だそう。暑さに慣れていない、暖房はしっかりあるけど冷房はないであろう北欧の家は暑苦しくて大変ですね…。スウェーデンではあちこちで山火事も起きているということ。心配です。長い冬に備えて、夏を謳歌したいところでしょうが、この猛暑では早く秋になってほしい…のかな?


by halca-kaukana057 | 2018-08-06 21:34 | 興味を持ったものいろいろ

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