カテゴリ:フィンランド・Suomi/北欧( 93 )

北欧デザインを知る

「北欧デザインを知る ムーミンとモダニズム」(渡部千春、NHK出版:生活人新書、2006)



 以前、かの「無印良品」でフィンランドの若手デザイナー、ハッリ・コスキネンがデザインしたカップが期間限定で販売されていた。私はこの頃、他の製品のコスキネンのデザインが気に入っていたので、是非実物を手に取ってみようと店に行って探してみた。そして、店で見つけてちょっとびっくりした。無印というとシンプルというよりも無駄が全くないというイメージを持っているのだけれど、そのコスキネンのカップも彼のデザインだと知らなければすーっと素通りしてしまうぐらいシンプルで、無駄のないデザインだった(しかも無印はデザイナー名を書かないので余計分からない)。コスキネン自身、「生活のベーシックで、見せびらかしでなく、目的が明確」(70ページ)かつ、「美しいライン」を大切にしてデザインしているらしい。デザイナーの個性が「シンプル」であること。個性といえばその人特有の強烈なものを想像してしまうが、こういう“個性”もアリなんだな、と納得した。(実はその時、それが期間限定販売であることを知らずそのまま買わずに帰ってきてしまったのだけれど、後で売ってないことが判明し、惜しいことをしたなぁと思った。)


 フィンランドに興味を持つようになって、フィンランドがデザイン大国であることをようやく知った。フィンランドだけじゃない。北欧諸国がデザイン大国となっている。それからずっと、なぜ北欧のデザインが良いと言われるのか考えていた。この本「北欧デザインを知る」はその答えを考えるのにうってつけの本。著者はフリーのデザインジャーナリスト(そんな職業もあるのかと感心した)で他にも北欧デザインに関する著書がある。

 まず知ったことのひとつに、北欧諸国の「強さ」がある。おなじみの充実した福祉制度や何かと注目されている教育だけでなく、経済での国際競争力、豊かさ比較でも北欧諸国はトップクラス。G7に代表される強そうな国の陰で、地道に力をつけているのが北欧諸国だということに驚いた。北欧諸国は国土も狭いし人口も少ない。資源も少なく、歴史的には目立たない国々のはず…。アメリカやイギリスを映画のトップスターだと例えれば、北欧諸国は実力派の名脇役(あくまで私の想像ですが…)。目立たないけど力がある。ただ何でも先進国になればいいわけじゃないと教えてくれる。

 かつては目立たない存在だったけれど、今では雑誌でも特集されたり、携帯電話の「ノキア」や家電の「エリクソン」、「マリメッコ」や「イルムス」「イケア」など日本進出を果たしたりしてメジャーになってきた。「そう言えば、あのメーカーも北欧のものだったんだ」と言われて始めて気づくものもある(私にとってはエリクソン。アアルトのスツールのデザインも)。著者はここで「ムーミン」と比較してみている。1969年にはじめてアニメ化されて以来、ムーミンは日本でも人気者になった。アニメは90年に「楽しいムーミン一家」とリニューアルして放送され(私も楽しんで観ていた。)、キャラクターグッズも沢山ある。でも、「爆発的に人気を博す」ものではない。著者曰く「ひそやかにやってきて、他の地でも根を生やす。」(32ページ) 「ムーミン」とデザインに共通するこの控えめなところ。そう言えば、北欧の人は控えめで大人しく日本人に似ていると何かで読んだことがある。(「かもめ食堂」に関する監督や主演俳優インタビューでもそんなことを読んだ)この本にも、「『個人の主張をはっきりとさせる』という特徴は北欧ではさほど強くない。口数も少なく、押しも強くなく、みなおしなべて同じ、という均質化、標準化の指向があるようだ」(213ページ)と。その土地に生きる人の気質が反映されているのだろうか。


 著者が北欧を訪れて取材した話も面白い。日本では北欧発ともてはやされる物が、日常生活で当たり前のように使われている。そりゃ、自分の国で作られた物なのだから当たり前なのだが、生活必需品として古くなっても大切に使う。日本でも有田焼の食器や漆塗りのはしやお椀、ガラス製の風鈴に藍染の風呂敷等を丁寧に使っているところは使っている。ただ、今ではそのような家庭が減ってきた一方で、北欧では今でも使っているという違いはある。

 北欧諸国でも、90年代にバブルが崩壊し、不景気に陥った。その時、産官学が共になってITを産業にしようとしたのだそうだ。(参考リンク:読売新聞の記事より) デザインでも、政府が援助する機関があり若いデザイナーをサポートしたりレクチャーを開いたりしている。それは、「美術品」としてのデザイン製品ではない。あくまで日常で使うための物、日用品、工業製品として。北欧諸国でもスーパーではアジア製の安い食器が売られている。かのアラビア社もイッタラ社と統合した。そう、北欧でも安い製品との競争が存在する。それでもそれらのデザイン製品が人々に愛され、今でも大切に使われているのはそのデザインの基本が「大衆によいものを、普段の生活に楽しさを与える」ものだから。アンティークブームを起こしただけでは、その製品は飾っておくだけの「美術品」にしかならない。日常で使うことが出来るようにデザインされた物なのに。政府も経済界のトップもそのことをちゃんと理解している。そこが日本との違いなのかもしれない。

 シンプルなデザインの北欧の製品は、日本の暮らしにもなじみやすい。日本と北欧の文化や風土、どんなものを美しいと感じるかという意識は似ているとも言われる。先に述べたように人の気質も似ている。だからこそ、いつの間にかじわじわと日本でもメジャーになり始めた北欧のモノ。しかし、そこには危険もはらんでいると思う。少しこの本から離れるが、「spoon.」(プレビジョン刊)2004年12月号のフィンランド特集の最後に、興味深い文章があった。この特集では、ムーミンやイッタラ、アラビアなどの「可愛いもの」を取り上げていたのだが、そのイッタラ社の広報担当者が日本での北欧デザイン人気、さらにはそのライフスタイルを実践するために北欧に移住したいという人も多いということを聞いてこう述べたのだそうだ。
「それは嬉しいことね。だけど覚えておいて、don’t be Scandinavian」(同誌36ページ)

 この「spoon.」の取材をした林みき氏もはじめこの言葉がよく分からなかったのだが、イッタラの資料館で同社の巨匠・カイ・フランクの資料を見ていた時にその意味が分かったのだそうだ。カイ・フランクも日本文化に感銘を受けたのだそうだが、作風は“日本化”せずフィンランド人デザイナーとしての作風を貫き通した。ちょっとその後の部分を引用してみる。

「またフィンランドの新世代デザイナーと呼ばれる若手のデザイナーたちも自国での仕事よりも海外での仕事の方が多く、外国文化の影響を受けやすい状態にいるにも関わらず各々の個性、言うなれば“フィンランドらしさ”を失わずに活躍しています。自分の生まれた国、自分が育った環境、そしてそこから得た知識や経験、そして感性はそう簡単に捨て去ることはできない。無理に全く違うものを完全に取り入れようとすると、それは決してプラスにはならない。もし自分のライフスタイルに取り入れたい異国の文化や風習があったら、自分が日本人であること、日本の文化の中で生まれ育ったことを認識した上でバランス良く、取り入れるべきである。北欧信仰主義にハマりすぎて、自分を見失ってはいけない―――そう彼女は言いたかったのではないかと。」(37ページ)


 まだフィンランドを深く知ろうとし始めて一年にも満たない私には、いくらシンプルでなじみやすいとは言え、どこか自分からかけ離れているものを北欧デザインに感じている。マリメッコの可愛いテキスタイルの服やバッグを見ても、可愛いと思うだけで実際に使おうとは思えない(以前買ったCDケースは使っているが、外を着て歩くとなるとという意味)。ノキアの携帯もカッコイイと思うけど、私には今までの折りたたみ式携帯の方が使いやすく感じる。長く使っていて違和感がない人も勿論いらっしゃると思う。多分私の場合、いきなりフィンランドなら何でもと意識したからこんなことになったのだと思う。今まで当たり前のように使ってきた自分の生まれた国・地方の慣習や風土に目を向け、その上で自分に合うものを選び、「美術品」としてではなく「日用品」として生活に取り入れとにかく使う。北欧デザイン製品の本来の目的を私も思い知った。


 北欧デザインをただ単に「シンプルで可愛く、なおかつ質がよい」とばかり思ってきたが、その根底にはしっかりとしたデザインやモノへの意識があった。さらには経済発展に隠された事実や、真の国際理解のためのヒントまでも。本当に北欧デザインは奥が深い!長く付き合ってこそ面白い。ただブームで集めるだけじゃその面白みは見えてこない。ここで、いつもの私の何かを深く追求したい欲がかきたれられるのだが…(笑)そういうものがこの日本でも人気があるのを嬉しく感じる。


 おやおや、随分長文になってしまった。計算したら約3500字って……。大学のレポートかよ!…申し訳ない。
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by halca-kaukana057 | 2006-04-22 21:16 | フィンランド・Suomi/北欧

フィンランド国旗のマグカップ

 以前、雑貨屋さんで写真のマグカップを購入しました。なんと、フィンランド国旗のデザイン。
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トップでもその画像を使っています。(ちなみに前に写っているのは「わたしのオーケストラ」というミニチュア楽器食玩のヴィオラ。他にもホルンやトランペット、ティンパニなどがあるのですがとても精巧。)

 フィンランド国旗の他、中国やギリシャ、デンマーク、ドイツなどの国旗がありました。国旗のデザインとは面白い。しかも内側にも小さく国旗と「FINLAND」と国名が書かれている(さすがに「SUOMI」は無理か)。デザインで選ぶもよし、好きな国を選ぶもよし。好きな国の国旗って、結構欲しいと思うのにあまり売っていない。国旗実物があったとしても、大きいのはちょっと…と思うのでこれはいいと思う。

 しかし、フィンランドの国旗ってシンプルな上にデザインがいい。白地に青の十字。まさに湖の国。ところでこの青、水色でもないし真っ青とも違う。このカップでは水色になっているが、実際の国旗の色とはちょっと違う。一体何の青なんだ?
 
 マグカップ自体は日本製。大きめで頑丈。持った感じはちょっと重い。私の場合、部屋に飾っています。使う勇気がないので…。間違って壊したら…。



 この記事はmikamyyさんのブログ「Finland:見つけた!フィンランド国旗のマグカップ」
mfさんのブログ「ザ・フィンラン道!:愛国(?)カップ」
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by halca-kaukana057 | 2006-04-03 20:59 | フィンランド・Suomi/北欧

フィンランド近現代史を知らずにフィンランドを語れるか?!

 フィンランドが好きだといっておきながら、手を付けずにいたフィンランドの歴史。世界史の参考書を引っ張り出してきても、フィンランドのことなんて少しも書いていない。書いてあっても年表に「1917年 独立」ぐらい…。図書館で関係のありそうな本を開いては見たけど、何故か読む気がしない。これではいかん。という訳で、まずは以下の2冊から。


「戦う北欧」(武田龍夫、高木書房、1981)
「白夜の国ぐに 米ソ対立の谷間で」(武田龍夫、中公新書、1985)


 どちらも古いが、近現代史入門にはちょうどいいかも。とにかく、ソ連・フィンランド戦争、いわゆる「冬戦争」と「継続戦争」がドラマチック。ナチスドイツが勢力を増す中、ソ連もポーランド東半分やバルト三国に軍を駐留させ、さらにフィンランドに手を伸ばそうとしていた。ソ連の要求をなんとか平和的に退け、中立の姿勢を保ちたいフィンランド政府に対してソ連はひるまず。1939年11月、「冬戦争」が始まる。大国ソ連に対してフィンランドは小国。ソ連側もすぐに占領できると思っていたら、フィンランド軍の大反撃。ここからがすごい。カレリアの森をスキーで移動するフィンランド軍はソ連軍戦車を破壊しまくり、武器や食料も奪ってしぶとく戦う。…これがフィンランド魂“sisu”か。すごい…。

 休戦後、ソ連を侵略しようとするナチスドイツに加担してしまうフィンランド。この経緯が未だよくわかっていないらしい。でも、冬戦争の「継続戦争」であることは確か。失った国土を回復するための戦争であることには変わりないらしい。

 フィンランド近・現代史のもうひとつのヤマは力のある指導者がいたこと。冬戦争では元帥として軍を率い、のちに大統領となったマンネルヘイム。ナチスドイツに加担したと戦争犯罪者となってしまったが、苦しい戦況の中でソ連と和平を結ぼうとしたリーチ大統領。戦後、ソ連に同調を強いられる中半世紀にもわたって大統領を務めたケッコネン。大国に挟まれて苦労が絶えないにも関わらず、指導者に恵まれたのは本当に幸い。

 フィンランド近現代史からみると、私が今まで見てきたフィンランドは歴史のほんの一部なんだと感じる。まさに悲劇の国。とは言えまだまだ入門程度。他にも色々本を見つけてきているので、徐々に読み込んでいくことにする。
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by halca-kaukana057 | 2006-03-23 21:37 | フィンランド・Suomi/北欧

トリノの夢のあと

 オリンピックが終わってしまった。男子アイスホッケー決勝…フィンランド残念無念。いい線までいっていたのに。本当に残念。しかもスウェーデンに負けるとは。きっとフィンランドの人々も悔しがっていることだろう(スウェーデン系フィンランド人の人々は複雑な心境なのだろうけど)。それでも、決勝まで無敗、決勝は負けはしたがどちらも健闘したと思う。フィンランドのゴールキーパー・ニーティマキはMVP。(時事通信社のニュースより)改めて健闘を称えたいです。

 *****

 それで、閉会式の様子をニュースで見ていて何かイライラした。何にイライラしている?映像を良く観ながら考えていた。金メダルを掲げて肩車してもらっている荒川選手。周りで楽しそうにしている日本勢。皆笑顔だ。楽しそうだ。そこでふと思った。

「本当に楽しいの?楽しんでいる暇なんてあるの?」

 今回、日本の成績は知ってのとおり。お世辞にもいいとは言えない。健闘した選手もいるけれど、期待はずれに終わった選手も少なくない。オリンピックが始まる前にはメダルを期待され、期待してくださいと言わんばかりの選手も。競技が終わってみれば唖然。応援していた人々も勿論だが、選手本人が一番現実を知っているはず。それなのに、閉会式では何事もなかったかのように楽しそうにしている。競技の後で流したあの涙は、あの悔しさの言葉はどこへ行ったのか。私は体育会系の部活をやっていたわけではないから、スポーツの厳しさを理解できていない。だから言う資格なんてないのだろうけど、でもすっきりしないものを感じた。
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by halca-kaukana057 | 2006-02-27 20:55 | フィンランド・Suomi/北欧

恐るべしスオミ

 トリノ五輪はまだまだこれからだ。まず、女子アルペン大回転。プティアイネンがやってくれましたよ。本当にあの山のないフィンランドでどうやって練習したんだ?とにかくめでたい。

 男子カーリング。…こっちは残念。でも銀メダルだし、カナダの恐ろしいショットには勝てん…。日本でもチーム青森の健闘で盛り上がっているカーリングですが、フィンランドではそれ以上に盛り上がっているのだそうだ。このニュースによると、フィンランド国民のほぼ全員が応援していたってことか?ハロネン大統領はトリノまで駆けつけて応援。力の入れ方が違うよ。フィンランドの国営放送YLEのニュース動画より、試合の様子等を。私もこれは何を言っているのかさっぱり分かりません。

 さて、見事決勝に勝ち進んだ男子アイスホッケー。ロシアを撃破しましたよ。決勝はなんとお隣スウェーデン。しかし、ロシアといいスウェーデンといい、昔フィンランドを支配していた国が相手なのは偶然か?ハイライトを観ましたがパックの動きが速すぎ。でもカッコイイ。

 あと、女子フィギュアのポイキオもかわいいが、キーラ・コルピがとにかくかわいい。夜中だったもので、生で演技を見られなくて残念。

 最後まで目が離せません。
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by halca-kaukana057 | 2006-02-25 22:09 | フィンランド・Suomi/北欧

今さら「牧場の少女カトリ」

 今日、借りていたCDをTSUTAYAに返し、何気なく店内をうろうろしていたら「牧場の少女カトリ」のDVDを発見。実は今まで一度も観たことがない。フィンランドが舞台ということだけしか知らなかったけど、フィンランドファンとして観るしかあるまい。まずは1巻を借りて観た。

 1巻は1~5話まで。冒頭から何ですか母子の再会と別れという感動的なシーンの連続は!!しかも「フィンランディア」の中間部がさらに雰囲気を盛り上げている。たまらん…。けなげで優しいカトリに元気付けられました。本当に、マルティが自分を「情けない」というのに同感。でも、マルティっていい奴だ。お坊ちゃんなのに偉そうにしていないし、カトリの役に立とうと頑張っている。しかも、カトリがマルティの家で働きたいと聞いた時に、友達を召使扱いしたくないというあたりも。年代も1910年代とあって、のどかなようで戦争の影がひしひしと伝わってくるあたり、大人でも十分楽しめる。

 フィンランドファンの視点としては、カトリのおじいさんとマルティの“スオミの男”ぶりに注目。おじいさんが熊に襲われて怪我をしているのにサウナに入って汗を流しているあたりとか、嵐の中ボートをこぐあたり。あと、カトリが働きに出る途中で悪がきたちに勇敢に立ち向かうマルティ。まさにカレワラに出てくるような“スオミの男”だ!!古いアニメとはいえ、白樺や樅の木の森や湖も見逃せない。「フィンランディア」の他「カレリア組曲」のバラードや「トゥオネラの白鳥」等々シベリウスの音楽も使われているし。ワルツ調の「フィンランディア」が気に入った。

 これはもう全部観るしかないでしょう。原作本もあるようなので探してみる。あと、こんなファンサイトもあったので参考にしてみる。



<関係ないがフィンランド@トリノオリンピック>
 はぁ…。ジャンプラージヒル残念無念。ハウタマキまで伸びない。アホネンもマンニネンと同様、五輪には縁がないのか…?今晩の団体だけでも大ジャンプが見たいです。
 あと、意外なところで男子カーリングが健闘していたり。女子の日本もいい感じ。
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by halca-kaukana057 | 2006-02-20 20:51 | フィンランド・Suomi/北欧

オリンピックの魔物は…

 先ほどまで男子モーグルの決勝の模様をテレビで見ていました。うーん、ミコ・ロンカイネン、惜しかった! ユソ・ラハテラ(ヤンネ・ラハテラの他にラハテラさんがもう一人いたのか。ちなみにラハテラとはフィンランド語で“湾の”という意味だとか)もいい線いっていたのにな。ヤンネは本当に残念。

 しかしだ、日本勢といい、以前紹介したフィンランド注目選手といい、勝てない。オリンピックの魔物の仕業か…?朝起きて、新聞やらテレビで試合の様子をチェックすると、必ず「あれ?あの選手は?」と思う。後で調べると下の方に名前がある。いつも勝てない選手が勝てるのは面白い。でも、やっぱり残念。

 とにかく、ノルディック複合団体、ジャンプラージヒル&団体では魔物が活動しないことを祈ります。


 オリンピック報道を見て思うのは、メダルに執着しすぎだなということ。確かに取れたら嬉しい。選手も嬉しいだろう。でも、男子モーグル決勝を観ていたら選手はメダルのことだけを考えているのではないのかなと感じました。どの選手も楽しそうに滑る。他の人はどうあれ、自分で満足のいく試合が出来たかどうかが大事なのだろうか。各選手の競技が終わったあとは、結果が良くても悪くても握手やハイタッチで迎え、最終結果が決まれば勝った選手を称える。ああ、スポーツマンシップってのはこれか。文化部ばかり(美術部)に所属していた私には新鮮な感じがした。

 それに、せっかくの4年に一度のスポーツの祭典なのだから、もっと海外選手を紹介してくれと思う。日本選手の応援も勿論だけど、海外のうまい選手の技や活躍から学ぶことも沢山あるのに。自分で調べるしかないのかな。

 ということで、トリノ五輪公式サイトやフィンランドの新聞・テレビニュースのサイトで調べています。去年のSTS-114ディスカバリーの時も感じたけど、英語が…。そしてフィンランド語なんて、簡単な会話しか分からないのに…。雰囲気で読んでいます。少しずつ単語も覚えてきたみたい。フィンランド語は意味は分からないけど、発音は日本語に似ているから分かりやすいし面白い。反対にスウェーデンあたりの名前が読めない。英語やドイツ語に近いから、日本語とは異なる発音。言語・文化比較みたいで面白い。

 見知らぬ世界を知るのは、やっぱり楽しい。
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by halca-kaukana057 | 2006-02-16 21:56 | フィンランド・Suomi/北欧

まずはノルディック複合

 トリノ五輪開会式、フィンランドの入場もちゃんと見られました。ありがとうNHK。青一色でまさしく湖の国を連想させてくれました。

 ノルディック複合はもう競技が始まっていて、フィンランドの民放MTV3のサイトによりますと、ジャンプのトップはノルウェーのTande(タンデで発音合ってるかな?)、4位にフィンランドのJaakko Tallus(ヤーッコ・タルス)、高橋大斗は11位、マンニネンは14位とのこと。このあとの距離で逆転するか、どうなるか。楽しみです。
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by halca-kaukana057 | 2006-02-11 20:49 | フィンランド・Suomi/北欧

トリノ五輪・フィンランドにも注目!

 いよいよトリノ五輪が始まりました。日本選手にも注目したいところですが、ウィンタースポーツに強いフィンランドにも注目。ということで、フィンランドの注目選手・競技を覚え書き。

<スキー・ジャンプ>
 何と言ってもW杯連勝中のヤンネ・アホネン。名前は日本人が聞くと吹き出してしまいそうですがとにかく強い。ちなみにフィンランド語でアホ(aho)とは、湖の側の湿地帯のことなのだとか。朝日新聞のインタビューでは、「決して笑わない男」と言われている。クールなのか?でも、フィンランドの演歌(フィンランドにも演歌ってあるのか?)をカラオケで熱唱し、イラスト描きが趣味で、家族を大切にするあたり、冷たいというわけでもなさそう。トリノでは笑って欲しい…。日本も応援したいところだが。ちなみに日本ジャンプチームのヘッドコーチはフィンランドから招聘されたカリ・サカリ・ユリアンティラ氏。ユリアンティラコーチのもとで着実に調子を上げつつある日本。フィンランドに追いつけるかが見所。

<ノルディック複合>
 こちらも連勝中のハンヌ・マンニネンに注目。再び朝日のインタビューにもあるとおり、W杯では強いのだけれども、何故かオリンピックでは勝ったことがない。大舞台が苦手なあがり症らしい…。でも、たとえジャンプで失敗しても距離の怒涛の速さで優勝してしまうその勢いで、今度こそ勝ってほしい。

<スノーボード>
アメリカ勢が強いと言われるスノボは、フィンランドも負けてはいない。アンティ・アウティリスト・マティラの2人はW杯でも調子が良く、成田童夢選手もライバル視している強敵。コースが延長されたことにより、ダイナミックなエアがいつもより多く見られるのが楽しみ。

<モーグル>
 開会式でフィンランド国旗旗手を務めたヤンネ・ラハテラに注目。前回ソルトレーク大会の金メダリスト。公式サイトもあるのでどうぞ。フォトギャラリーには愛犬とたわむれているのもあって和んだ。ソルトレークのあと、ルール変更で悩んだこともあるそうですが、是非2冠を。

<アルペンスキー>
 高い山がないので、アルペンはあまり盛んではないフィンランド。しかし、ターニャ・プティアイネンは昨年度W杯チャンピオン。今季はあまり調子は芳しくないようですが、復帰を期待。

<フィギュアスケート>
 日本ではとにかく盛り上がっているフィギュア女子。フィンランドにも可愛い選手がいます。スザンナ・ポイキオ。昨季は世界選手権8位、ヨーロッパ選手権2位と健闘。日本の番組で村主・荒川・安藤3選手と共に紹介されると…いいなぁ。

 個人はこの辺まで。あとはアイスホッケー男子チーム。カナダやチェコが強いですが、フィンランドもどこまで出てくるかが見所。まとめると結構あった。という訳で、心から応援したいと思います。最後にフィンランド国歌「我が祖国」をどうぞ。曲はこちら(一番下のリンクをクリックすると聞けます。) 歌詞の日本語訳はこっち。「フィンランディア」も第2の国歌と言われているのでここを参照してください。
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by halca-kaukana057 | 2006-02-11 13:57 | フィンランド・Suomi/北欧

マリメッコおぉぉぉぅっ!

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 マリメッコのグッズを見つけました。

 marimekkoとは、フィンランドのテキスタイルメーカー。斬新なデザインが印象的で、大きな花柄のウニッコが有名。そのマリメッコのデザインの、CDケースとマウスパッドがあるではないか!これは欲しい…と思っていた時、ふと思いついた。もしかしたらマウスもあるのでは。

 ありました。マリメッコのマウスも。うひゃぁ、可愛い。ウニッコのしかなかったけど、こんなのが机の上においてあったら華やぐだろうな。しかし、約4000円と高いしマウスなんてめったに使わないので買わないことにした。代わりに、上の写真のCDケースを買ってきました。色は他にも青やオレンジも気に入ったけどグレーで。ついでに携帯のコーナーにあったNOKIA(ボーダフォンの)のチラシももらってきた。ああ満足。

 フィンランドのデザインのものって、なかなか手に入りにくいイメージがあった。ネットショップでも買えるけど高い。でも、お手ごろなものもあって嬉しい。
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by halca-kaukana057 | 2006-02-04 20:42 | フィンランド・Suomi/北欧


好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


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