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牧場の少女カトリ 8

 フィンランドが舞台のアニメ「牧場の少女カトリ」感想続き。今日は第8巻。




【第30話:美しい白鳥のように】
 クラウスも病気から回復し、カトリはペッカとライッコラ屋敷に荷物を取りに行った。奥様のウッラとアンネリに再会、喜び合う。そこでカトリはウッラが妊娠していることを知る。女の子が生まれたらカトリのような女の子に育てたいと夢見るウッラ。そんなカトリが将来何になりたいのかとウッラは尋ねる。カトリは人の役に立つような仕事、医師や教師になりたいと言うが、ウッラは田舎育ちの娘には無理だと告げる。落ち込むカトリだがアンネリは「カトリならなれると思うよ」と励ましてくれた。
 ライッコラ屋敷の帰りにグニンラおばあさんの住む村へ寄って行くことにした2人。その村に着くと、2人の馬車の前を葬列が横切っていった。

<第30話感想>
・猫のミッキがアベルの小屋を占領中。アベルはミッキには頭が上がらないらしい。
・ライッコラ屋敷へ向かう途中、グニンラおばあさんのことを話す2人。カトリが「グニンラおばあさんのようなおばあさんになりたい」というシーンで2人(+1匹)の老いた想像に爆笑。ペッカ爺さんとカトリばあさん、老いぼれ犬アベル。アベルが一番悲惨か?
・ウッラ奥様妊娠!!
・あれ?テームさんは?出てこないの…(がっかり)。
・将来の夢を聞かれても、カトリは積極的に話す気になれない。カトリ自身も自分の身の上を分かって言っているのです。そこが切ない。
・アンネリさんにとって、カトリは希望なんですね。
・グニンラおばあさん死去。葬列はグニンラおばあさんのもの。そんなぁ…。
・帰宅後、クラウスに「みにくいアヒルの子」のお話を読んであげているカトリ。白鳥になりたくても、自分の生まれは白鳥ではないことを思い知って泣いてしまう。今は福祉国家・教育先進国として有名なフィンランドも、かつては苦しい時代があったのです。もし今の時代にカトリが生まれていれば、こんな苦しい思いをしなくても何にでもなれると思う。



【第31話:本が送られてきた】
 カトリの刺繍はどんどん上達していった。ロッタもアドバイスがうまかったし、カトリも粘り強く刺繍を続けていた。
 そんな楽な仕事をしているカトリを、同じ雇い人のヘンリッカは気に食わない。カトリに嫌味を言い、「出来るだけ仕事を手伝う、何をすればいいか」と言うカトリに対して、「自分で見つけなさい」と告げる。その後カトリはアリーナに手伝わなかったことを謝るが、アリーナもビリヤミもカトリは奥様のお世話をすることが仕事なのでそんな必要はないと言う。ビリヤミはヘンリッカを注意した。
 奥様の刺繍をスウェーデンで売るために、溜まった刺繍を運送屋まで運んでいくことになった。クラウス、カトリも奥様の操る馬車で移動。運送屋に荷物を預けた後、郵便局によるとカトリ宛の荷物が届いていた。

<第31話感想>
・カトリは呑み込みが早い。何しろ熱心だし。粘り強く、努力家なスオミ気質の表れ?
・ヘンリッカ、カトリにあたる。確かにヘンリッカの仕事とカトリの仕事は大違い。でも、カトリ自身も仕事の少なさ・楽さに戸惑いを感じている。複雑。
・そんなヘンリッカを注意するビリヤミ。最初はひどい登場の仕方だったけど、しっかりして信頼できる人だね。
・奥様も馬を操れます。
・掛け算を知らないカトリ。でも足し算で切り抜けるあたり凄い。
・カトリに届いたのは、アッキさんから算数の本。アッキさんは友達であるソフィアさんから、カトリのことを聞いていたのです。恐るべし情報網。



【第32話:魔法の本と悪魔】
 牧草刈りの日。カトリも牧草刈りを手伝うことに。カトリは一生懸命に働き、ヘンリッカはそれを見て驚き、悔しがる。
 クウセラ屋敷に靴職人のラスキ親方が来ることになった。雇い人全員とクラウスの靴を作るよう頼むと言う。屋敷の者たちは皆喜ぶ。
 算数の勉強を続けるカトリだったが、掛け算がどうしても分からない。奥様に聞くと、九九を覚える必要があると言う。カトリは朝から晩まで九九を暗唱する。ぶつぶつ何か言いながら働くカトリを屋敷の者たちは不思議な顔で見ていた。クラウスを牧場で遊ばせている間も暗唱していると、一人の男性が魔法の呪文を覚えているのかとやってきた。その男性は靴職人のラスキ親方で、彼はカトリに若い頃に出会った悪魔の話をしてくれた。

<第32話感想>
・牧草刈り、カトリは猛然と働きます。外で働く方が合っている?
・働き者のカトリを見て悔しそうなヘンリッカ。そう、怠けているわけではないのです。ヘンリッカにとって働くとは肉体労働の事を指すのだろう。頭脳労働は田舎の人には分かりにくいか。
・九九をぶつぶつ言いながら働くカトリ。奇妙だ。
・ラスキ親方が話してくれたのはフィンランドの民話。樅の木に閉じ込められた悪魔を助け、お礼に老いぼれ馬を若返らせ、悪魔をうまくそそのかして再び樅の木に閉じ込めてしまう、と言うお話。以前フィンランドの民話の本を読んだ時に、そう言えばこのお話もあったかも。もう一度読み直す。


【第33話:喜びと悲しみ】
 ラスキ親方が靴を作り始めた。皆早く自分の番がこないかワクワクして待っている。ところが、クラウスの靴は随分とぶかぶかに出来てしまい、ヘンリッカの靴は少しきついようだ。それを見て弟子のクスターは落ち込んでしまう。クスターはこれまで親方の手伝いをして型をとったり、靴を縫ったりしてきたが、どれもうまく出来ず親方にフォローしてもらってばかりだと言う。クスターはカトリの靴も型をとったのだが、これがダメなら靴職人を辞めると言う。
 翌朝、クスターはカトリに会うと、カトリの靴がどうだろうと靴職人を辞めないと告げる。一晩中考えて、今がダメでもまた5年、10年と続けることにしたのだ。元気をとりも出したクスターは、カトリに出来た靴を履かせてみる。ぴったりでクスターもカトリも喜んだ。
 親方も次のお屋敷に行き秋の仕事が済んだ頃、ビリヤミとアリーナの結婚式が行われた。皆飲んで踊って楽しい結婚式を祝っていた中、フィンランド軍の使者が奥様宛に特別郵便を持ってきた。

<第33話感想>
・クスターさんの苦悩。時代も国も違うけど、分かる分かると共感しながら観た。
・夕飯の間、戦争について話していた屋敷の者たち。そこでカトリの名言。
「嵐や吹雪と違って戦争は人間が始めたもんだから、人間がやめさせる事が出来るはずだわ」
凄い。カトリもお母さんのことで、戦争に巻き込まれているのですから…。
・元気になったクスターさんの結論。同感。じっくりゆっくり続けていくしかないんだよね。特に職人さんは、すぐには熟練した技を身につけることは出来ないし。でも、それに耐えて技を磨いてゆく職人さんって、凄くカッコイイと思う。
・ビリヤミとアリーナの結婚式。「トロルドハウゲンの婚礼の日」をBGMに…、ってそれはシベリウスじゃなくてグリーグですから…。でも、この曲がぴったりな、賑やかで楽しい結婚式です。
・お酒大好きフィンランド人の皆さん、ここぞとばかりに飲んでます。
・ちょ、ちょっと!サウナの手桶で酒飲んでる人がいるんですが!!!
・カトリ、ペッカと踊る。可愛い。ペッカリード。
・軍から使者。旦那様が重傷を負い、ヘルシンキの病院に収容中。どうなるんだこれから。
・最後はどうあれ、これまでの話の中でこの回が一番好き。クスターさんのエピソードが。
by halca-kaukana057 | 2007-01-15 21:27 | フィンランド・Suomi/北欧

牧場の少女カトリ 7

 DVD「牧場の少女カトリ」各巻感想。今回は7巻。ようやく折り返し地点です。




【第26話:助けてくれた人】
 カトリはペッカが働くクウセラ屋敷で働くために、クウセラ屋敷に向かう朝が来た。カトリを送って行こうと馬車に乗るマルティに、マルティの姉・マリは一冊の本を手渡す。読んでしまったのでカトリにプレゼントするのだと。マルティは姉の意外な行動に驚き、優しい面もあるのだと見直す。
 マルティの馬車に乗ってカトリは家を発つ。近道をするマルティだが、道が悪く馬車の車輪が壊れてしまう。子どもの力では直せず途方に暮れる2人の前に、一台の馬車が通りかかる。助けてもらおうと声をかけるが、その馬車に乗っていたのはなんとあのハンナと泥棒一味だった。

<感想箇条書き>
・マリがカトリにプレゼントしたのはヴィクトル・ユーゴーの「KURJAT(クルヤット)」。「ああ無常」です。私も読んでない…。
・意地悪いとこヘレナと比べられるのは、お姉さんにとっても名誉毀損であった件(笑)
・別れはいつも辛いもの。
・本を貰って大喜びするカトリ。可愛い。
・マルティに看護婦さんになりたいと語るカトリ。そこでマルティが一言
「キラキラしてる。君の目さ。カトリならきっとなれる。看護婦でも、他のものでもなりたいものならなーんでもなれる。」

・ま た ハ ン ナ か。しつこい奴だ。
・子ども相手に本気で殴る泥棒たち。大人気ない。
・アッキさん再登場!!正義のヒーローっぽくてカッコイイ!!
・逮捕されていたアッキさんはロシアから逃げてきたのです。かなりの距離だろう。




【第27話:都会育ち】
 アッキに助けられたカトリとマルティは、トゥルクへ向かうアッキと共にクウセラ屋敷を目指す。途中帰るマルティと別れ、アッキとカトリは歩いてクウセラ屋敷へ向かう。クウセラ屋敷に着いた2人だが、家の者に聞くとペッカもペッカの兄・ビリヤミも外出中だという。誰もカトリが来ることを聞いておらず、カトリは不安になる。そこへ屋敷の主人と奥様、幼い子どもの3人が出てくる。軍人の主人がドイツへ発つところだった。主人を見送った奥様・ロッタはカトリたちに気付き話を聞く。

<感想箇条書き>
・独立運動の話をしていて、アッキさんが一言。
「でも、もう2度と捕まらないよ。この国が独立するまで、絶対に捕まるもんか」
アッキさんの静かな、しかし強く熱い決意と意思。
・ご主人様カルロさん、ハンサムだなぁ。
・戦場に向かう男と待つ女。いい絵だ。
・坊ちゃんのクラウスが可愛すぎる。
・奥様はトゥルクのご出身。スウェーデン統治時代のフィンランドの首都はトゥルクでした。ロシア支配になってヘルシンキに移動したのです。
・早々とカトリの仕事決定。新しい生活が始まります。
・カトリとアッキの別れがとても爽やかです。恋人同士…違う。
・屋敷で働くアリーナさんとペッカの兄・ビリヤミは婚約中。
・奥様から刺繍を習うことになったカトリ。これまでとは仕事が大分違うぞ?
・ところで、これまでライッコラだのペンティラだのクウセラだの名前が出てきたが、この「ラ」は「~の場所」という意味のフィンランド語の格変化じゃないのか?「アイノラ(Ainola)」や「タピオラ(Tapiola)」と同じように。でも、ライッコラ屋敷でテームが書いてくれた証明書には「テーム・ライッコラ」と署名してあったからこれでいいのか?



【第28話:新しい生活】
 クウセラ屋敷での新しい仕事が始まった。カトリの仕事は奥様のお世話とクラウスの面倒を見ること。カトリはペッカにアベルの犬小屋を作るように頼み、早速ペッカは犬小屋を作り始める。一方、カトリも自分の部屋を掃除する。自分の部屋があるので、遅くまで本を読んでいられるとカトリは心の中で喜んでいた。掃除中、奥様が部屋の様子を見に来るが、机の上の本を見てカトリが字を読めることを知る。
 昼食中、ビリヤミはペッカが納屋の扉を直すのを忘れていることを注意する。ビリヤミはカトリに、いくら友達でもここでは雇い人同士で旦那様がいない屋敷で全てを任されているビリヤミに逆らうようなことをすれば皆がうまくやっていけないとカトリに言い聞かせる。
 カトリはクラウスを遊びに牧場へ出かけるが、あまりにも楽な仕事に戸惑ってしまう。こんなに楽でいいのかと。
 その日夜遅く、奥様がカトリを起こしに来る。クラウスが熱を出したのだ。

<感想箇条書き>
・奥様がカトリと話すシーン。
「あの子をもっと強い子にしたいの。」

奥様は父親が側にいないことを気にかけているのだろうか。
・作った犬小屋は釘が出ており、アベルはそれに気付いて小屋に入ろうとしなかった。それに気がつかず決裂するアベルとペッカ。面白い絵だ。
・カトリとペッカを注意するビリヤミ。でも、厳しく叱るのではなく、優しく言い諭す。ビリヤミの人柄もだんだん見えてきた。ペッカはあまり気にしていないようだが。
・刺繍の図案のモデルをしながら戦争について話すカトリと奥様。この時、フィンランドはロシアに支配されているためロシア側にされてしまい参戦している。冬戦争・継続戦争とは参戦理由が異なることに注目。
・熱を出したクラウスのために医者を呼びに行くカトリとペッカ。通貨単位がルーブルってことは、やっぱりロシアだ。
・兄に何と言われようと、カトリの頼みは断れないペッカなのです。



【第29話:夢を見ていた】
 熱を出したクラウスのために医者を呼びに行ったが、その医師は3日前に亡くなったのだそうだ。代わりに医師の娘で医師見習いであるソフィアが来ることになった。女性の医師にクウセラ屋敷の者たちは驚く。
 ソフィアはクラウスをてきぱきと診断する。ペッカがソフィアを送り、その帰りに薬とカトリへの贈り物を渡す。贈り物とは、アンデルセンの童話集と一匹の子猫だった。

<感想箇条書き>
・ソフィアさん、素敵だなぁ。
・女性が医師だと信じられないビリヤミ。その態度にアリーナ「女をばかにしないでもらいたいわ」。全くだ。フィンランド女性をばかにするととんでもないことになりますよ…。約90年後には女性の大統領だっているのですから。
・ソフィアに看護婦のことを聞こうとしたカトリだが、皆の前では何も言えない。カトリの夢はこのまま終わってしまうのか。
・帰途、カトリのことを話すペッカとソフィア。ペッカベタ誉め(笑)
・ソフィア「あなた、カトリのこと好きなんでしょ」ストレートに来ました!!
・子猫にミッキと名づけたカトリ。アベルとは仲良くなれない模様。
・アベル再び怠けもん宣告。確かに今の屋敷では、アベルの仕事は特に無いですね…。
・ソフィアと再会したカトリはどうしたら医師になれるか尋ねる。今のカトリには到底実現できないが、カトリの努力と運のよさなら出来るような、そんな気がします。
by halca-kaukana057 | 2007-01-14 21:07 | フィンランド・Suomi/北欧

問題山積みシューマン

 ピアノ演奏録音、一気に3曲いきます。

【チェルニー100番練習曲】
○3番:チェルニーのページへどうぞ。
 こういう曲、苦手です。スケール系が苦手なんです。苦戦しました。左手の和音のミスタッチもなかなか減らなかった。



【ブルクミュラー25】
第12曲:「別れ」ブルグ25:別れのページへ。「第1回録音」です。
 スケール系が苦手ゆえ、ようやくこの速度で弾けるようになりました。でも強弱がおろそかになってます。もっとダイナミックな強弱を出したい。もう一度録音しよう。ところで先日この曲の長調に転調する部分が一体何を意味しているのかわからないと書いたけど、結論が出た。多分そのお別れする人との楽しい思い出を表しているのではないかと。だから焦っているような、不安を感じる長調なんだろう。
 ところで、久々にブルグミュラーをテーマに絵を描きたいと思った。この曲で描きたいテーマがまとまりつつある。描いてみよう(せっかくだからペンタブを使って描きたい…。)


【シューマン:見知らぬ国々】
 指定速度近辺でペダルもつけてみました。
シューマンのページでどうぞ。「第1回録音」が今回のものです。
 まだ「シーソーファーミレー」の「ファーミレー」が装飾符のように聴こえる(特に前半)。伴奏もぎこちないなぁ。もっとゆったりとのびやかに、余裕を持って歌うように弾けないものか。あと気になったのは、第1主題「ファーミレー」の後の中間部伴奏の「ドレラ」の「ラ」。この音だけ他の音とつながりが無く目立って聴こえるのだが…。ペダリングがまずいのかな。この曲のペダリングは、楽譜には何も指定がない。演奏者に任せているのかな?まだまだ精進が足りない模様。あと2回ぐらい録音してみよう。


 全てホームページの演奏ページにもアップ。ブルグミュラーとツェルニーは特設ページを作りました。
by halca-kaukana057 | 2007-01-12 21:41 | 奏でること・うたうこと

「樅の木」が無理なら…

 先日の「2007ピアノ目標」で、「今年はシベリウス・イヤーだし『樅の木』が弾きたい」と言っていた私。その後、譜読みしてみました。


…無理です。今の私には。


 1年間かければ何とかなるかもしれないと思いつつも、弾くために足りないものがいっぱいある。これまでアルペジオのある曲をロクに弾いたことがないのに、このアルペジオ嵐を制覇できるのか?ブルグミュラー「せきれい」もボロボロなのに。和音も結構複雑だぞ?今の状態で弾いても、挫折するか未熟なままで終わってしまうかのどちらか。この曲でそれは嫌だ。この曲だけは、適当に弾きたくない。と言うことで出直してきます。

 しかし、せっかくのシベリウス・イヤー。「樅の木」がダメなら他の曲はどうだ?と言うことで下のCDを聴きながら探してみた。
北の詩情~シベリウス:珠玉のピアノ小品集
マリタ・ビータサロ/ワーナーミュージック・ジャパン

 その結果、候補に上がったのが以下の曲。
・即興曲op.5-6
・ピヒラヤの花咲く時op.75-1
・アンダンテ・フェスティーヴォ(ピアノ版):この曲はCDには入っていないが、輸入楽譜にあるらしい。

 「ピヒラヤ~」は全音から楽譜が出ていて比較的簡単に入手可能。しかし、楽譜を一目見て却下。「樅の木」とほとんど変わらない。「アンダンテ~」は楽譜が品切れ状態。注文も出来るらしいが、2~3ヶ月かかるとか。残った「即興曲op.5-6」も輸入楽譜でしか手に入らない模様。輸入楽譜なんて何が届くんだ?と不安になりつつも注文。
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 届いたのがこれ(Breitkopf社版)。6曲目を見てみる。

弾ける!!

 すぐには弾けそうには無いが、「樅の木」よりは易しい。頑張れば何とかなるはず。よし、これに決めた!こちら(BISのサイト)より試聴できます。「Listen!」ボタンをクリックし、トラック9番目「VI. Commodo」をクリックしてください。ホ長調ののびやかな曲です。途中で短調に転調するところがまたたまらない。よし、やるぞ。(今のシューマンを何とかしないとどうしようもないのだが。もう少しなんだけど…)



 しかし、「アンダンテ・フェスティーヴォ」もピアノで弾けるなら弾きたかったなぁ。弾きたい曲リストに追加だな、これは。さらに探しているうちにこんなものを見つけた。アマゾンで見つけたのだが、ここの一番下、「25. Finlandia, Op.26/7」を聴いてみてください。そう、「フィンランディア」のピアノ編曲版。勿論あの冒頭から。これは凄い!!と絶叫してしまった。このCD,そのうち買ってみようかな…。
by halca-kaukana057 | 2007-01-11 21:53 | 奏でること・うたうこと

メンデルスゾーンの歌心

 以前「目覚めよ、と呼ぶ声が聞こえ」で紹介したペライアのCD。メインはメンデルスゾーン作曲「無言歌集」。今度は「無言歌集」を紹介します。

無言歌
マレイ・ペライア/バッハ(ブゾーニ編)、メンデルスゾーン/ソニーミュージックエンタテインメント


 ウィキペディア「無言歌集(メンデルスゾーン)」の項によれば、ドイツ語での原題は「Lieder ohne Worte(言葉のない歌)」。歌詞は無いが、ピアノ独奏による「歌」。メンデルスゾーンの歌心。どれも親しみやすく難易度も高くない(私には十分難しいが)から、聴いて、弾いて楽しみたいと思う。全8巻、作曲年代も生涯にわたっているところはグリーグの「抒情小品集」に良く似ている(グリーグのほうが後の時代だけど)。

 曲には全てタイトルがついているが、メンデルスゾーン自身がつけた表題は5曲しかないのだそうだ。だからタイトルにこだわらず、自由なイメージで聴いてもいいかもしれない。どれもドイツロマン派らしい豊かなメロディーで、個人的には「甘い思い出」op.19-1,「安らぎもなく」op.30-4,「失われた幸福」op.38-2,「デュエット」op.38-6,「心の悲しみ」op.53-4,「瞑想」op.67-1(op.30-1にも同じタイトルが付いている)が気に入った。一番有名な「春の歌」op.62-6も勿論好き。楽譜は何曲か持っているので、まだ弾くことができなくても楽譜を見ながらも聴いてみようと思う。別の演奏者でも聴いてみよう。「抒情小品集」と同じように曲数が多いから、CDによって入っている曲・入っていない曲に差が出てしまうのだが…。


 この頃弾けない曲でも楽譜を見ながら聴くと面白い発見があることに気がつき、聴くために楽譜を色々買おうかと考えている。買わなくてもネット上に無料配布されている楽譜もあるので、それも有効利用。1年後には一気に楽譜が増えていたりして。ここ2年ぐらいの間にクラシックCDがどんどん増え続けているのだが、それと同じように。目指せ音楽オタクの部屋?
by halca-kaukana057 | 2007-01-09 21:51 | 音楽
 読んだのになぜかタイミングを失って感想を書かずにいた本の感想を、まとめて3冊。テーマは「その人だから書ける物語を」。



「小学生日記」(華恵/角川書店・角川文庫/2005)
 その名の通り、小学生であり「作文家」である華恵さん(「hanae*」から改名)が描く等身大の日常風景。帰国子女でモデルや女優として活躍もしているのできっと世間離れした作品なんだろうと思ったら、見事に裏切ってくれました。家族のこと、学校のこと、塾のこと、友達のこと…。解説で重松清氏が書いている通り、「小学生にしか書けないけれど、小学生には書けない」。子どもの文章を読んでいると時々ハッとさせる文章に出くわす。大人なら見過ごしているようなことを鋭く突いていたり、何かを考えて発した言葉が想像以上に深いものだったり。でも、言葉足らずでたどたどしいところをじっと我慢しないと読めない時もあるので手ごわい。

 ところが、華恵さんは見事にそれを乗り越えている。子どもの観察力と感情に、大人並みとはいかないけれど感情豊かな文章と表現を持って。そしてその華恵さんから見える子どもの世界も、広く色彩に溢れている。いい事ばかりじゃない。いじめや離れ離れになってしまった友達のこと、友達の勇気ある行動から見えた華恵さん自身の情けなさ。一瞬一瞬はどれも華恵さんには大切な時間なのだろう。その一瞬を大事にした小学生華恵さんだからこそ書けた。華恵さんに限らず、きっと身の回りには豊かな感性で一瞬を語ろうとする子どもがいるのだろうと思うとワクワクする。



******

 次はこれ。


「ボクの音楽武者修行」(小澤征爾/新潮社・新潮文庫/2000)

 恥ずかしながらこの本をまだ読んでいなかったのです…。小澤征爾の若い頃の回想記。指揮者を目指し、単身ヨーロッパをスクーターでめぐりながら音楽を勉強しようと考え日本を離れる。ブザンソン国際指揮者コンクールで一位になり、カラヤンやバーンスタイン、ミュンシュのもとで学び認められる。スピード出世と言えばいいのかその勢いに驚いたが、本人はそんな気負ったところは無かったようでスキーを楽しんだり酔っ払ったり。音楽も遊びも全力投球で、本当に楽しかったんだろうなぁと思う。そんな全力投球の熱心さが、小澤氏をここまで引っ張ってきたのだろうと思う。家族へ宛てた手紙もユーモアたっぷり。日本にこんな音楽家がいて、そして本でもその人柄に触れることが出来るなんて幸せだと感じた。小澤氏の演奏も恥ずかしながらそれほど多くは聴いていない…ので、この作品をきっかけにもっと聴こうと思う。つか、日本人演奏家自体そんなに聴いていないや。これはイカンです。


******

 次は突然雰囲気を変えて漫画。


「宙のまにまに 2」(柏原麻実/講談社アフタヌーンKC/2006)

 前回1巻を紹介した天文部が舞台の漫画2巻。天文部は夏合宿に来たものの、フーミン率いる文芸部と同じ場所で合宿することになってしまう。観測に夢中になる美星たちだったが、フーミンとあれこれあるうちに文芸部を招いて天体観測をすることに。今がチャンスだと張り切る天文部員。一方星のどこが面白いのかと思うフーミン。観測会の行方はいかに。

 その合宿の観測のシーンは面白いのだが、あとはほとんどラブコメという展開。天文:ラブコメの割合が3:7ぐらい。しかもコメディ部分が暴走気味。作者・柏原さん自身天文部だったと思うのですが、元天文部なら元天文部員だからこそ書ける物語に持っていって欲しかった(文芸部との合同観測会で朔がフーミンに語るシーンは素晴らしかった)。ただ、後半で天文部の命運を握る(かもしれない)新顧問・草間先生が登場したり、文化祭へ向けて天文部の挑戦が始まったりと天文重視の展開になることを期待します。「宙」とタイトルにあるのに、このままではただの飾りになってしまうような…。いち読者がこんなことを言ってもどうしようもないことはわかっているのですが…。




 以上。その人にしか語れない物語は大好きだ。誰でもじっくり聞こうとすれば、そんな話に巡り会えるんじゃないかとも思う。本でなくても、ブログや身近な人の話でも。
by halca-kaukana057 | 2007-01-08 22:13 | 本・読書
 「おかあさんといっしょ」の歌の一曲である「ふゆっていいな」がとても好きだ。冬になると決まってこの歌を聴きたくなる。最近何度も放送されているような気がするが、あのアニメは何度観ても楽しい。一昔前の絵柄なのに、人物の動きや視点の動きが生き生きとしている。冬になれば寒くてあまり活動したくないと思うのが正直なところだけど、そんな冬にも楽しいことがいっぱいある。あったかいお鍋を家族で囲み、アツアツの焼いもをほおばる。冬ならではのおしゃれが、白い雪と息に映える。今年の冬は雪が少なくて冬好きの私はかなりがっかりしているのだが、この歌の間だけは、いつもの白い雪と寒さと、内側の暖かさをじんわりと感じるんだ。

 昨日のファミリーコンサート@新潟では、ぐーチョコランタンの4人(4匹?)がこの歌を歌っていた。珍しい。あの4人のどこか抜けた、愛らしい声で「ふゆっていいな」もいいもんだ。


 ところで、そのファミリーコンサート@新潟の放送で、タイトルテロップが古めかしいと思った件。一昔前の、ちょっとかすれた感じのタイトルテロップだった。子どもの頃民放地方局でこういうのを良く見かけたのだが…。さらに放送された歌が全て昔のものだった件。新しい曲が一曲も放送されなかったってかなり珍しいと思う。実際のコンサートでは演奏されたんだろうが。新潟放送局はレトロ嗜好なのかも。こんなコンサートもいいな。
by halca-kaukana057 | 2007-01-07 22:06 | Eテレ・NHK教育テレビ

2007ピアノ目標

 新しい年ですもの、目標を持った方が気合が入ります。と言うことで今年のピアノでの目標。

1:ツェルニー100番は丁寧に。50番まで進む。
 昨年末から始めたツェルニー100番練習曲。抜粋でも50番までは進みたい。でも、番号に気を取られず丁寧に弾く。易しめだからこそ丁寧に。そう言えば、今年はツェルニー没後150年。アニバーサリーイヤーだったんです。

2:ブルグミュラー25は20番「タランテラ」まで。
 今16番「甘い嘆き」に取り組むところで、今年中に終わらせたいところだが…今後一気に難しくなるのでまずは「タランテラ」まで。これはこれまでやった曲のやり直しも含む。


3:弾きたい曲リストから
グリーグ「アリエッタ」(「抒情小品集」第1曲):グリーグ没後100年ですもの。今こそ!
マリー「金婚式」:去年放置した。今年こそ。
・シューマン「見知らぬ国々」:継続中
弾きたい曲リストはこちらから。ただし、既に何曲か変わっています。

*シベリウス没後50年だから、「樅の木」は是非やりたいんだが…今のレベルだとかなりきつい。いや、今から練習して今年末には弾けるようになるのはどうだ?
 ただ、問題は没後50年でも著作権保護期間が切れるのは来年2008年1月1日なので、今年いっぱい練習しても部分的だろうと録音はアップできないこと。保護期間に関係なくアップされている人も多いが、いくらばれなくても著作権侵害には変わりない。(しかし、今年中に著作権保護期間が70年に延長される法案が可決したらどうするんだ?さらに20年お預けはちょっと…。しかし著作権の問題はややこしい。ややこしくても、分からない・知らないでは済まされないし)
 問題は他にもあのアルペジオとか色々あるのだが。まずやってみる?


4:スケールとアルペジオ練習を始めよう
 その「樅の木」アルペジオ問題に対抗するため、ハノンにあるスケールとアルペジオの練習を始めることにする。スケールなんて簡単だろうと思っていたが、やってみたらかなり難しかった。これはやりがいがありそうだ。


 以上、独り言も入りましたが4点。ブルグミュラー中心であることは変わりませんが、ツェルニー100番やこれまで放置気味だったハノンで練習曲重視になると思います。有言実行あるのみです。
by halca-kaukana057 | 2007-01-04 22:16 | 奏でること・うたうこと

クインテット新年仕様

 今日から教育テレビ・わんぱーくは通常放送に戻ります。新年1発目の「クインテット」、昨年の再放送じゃなかったー!

シャープ&フラットの獅子舞(新年の挨拶)/ペチカ/アイキャッチ・ニワトリのクレッシェンド/鉄道唱歌・山手線(内回り)/アイキャッチ・ニワトリのデクレッシェンド/美しく青きドナウ

 以上今日のプログラム。シャープフラットの獅子舞が可愛い!こんな新年のご挨拶は、4年観て来て初めてだと思う(私の記憶に間違いがなければ)。クレシェンド&デクレシェンドのアニメも、ニワトリのは初めて観た。新年に気合入っています。(特に昨年末クリスマス週間からずっと再放送だったからなぁ…)

 そして何といっても目玉はコンサートの「美しく青きドナウ」!!新年ですもの、やっぱりこの曲で決まりでしょう!!ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートでもこの曲をニヤニヤしながら聴いていましたが、クインテット版もいい。特に最後の主題の「ダダダッダンダン!」という低音部分。ここが一番好きだ。原曲でもクインテット版でもここが一番ワクワクする。

 今年もクインテットで思う存分楽しませていただきます。「おかあさんといっしょ」も今日明日は新年特別版らしい。去年はスプーショックやらいろいろ合ったなぁ。今年もいろいろな意味で楽しませてくれるに違いない。
by halca-kaukana057 | 2007-01-04 21:31 | Eテレ・NHK教育テレビ
 今年もよろしくお願いいたします。新年最初の投稿はフィンランド本です。

フィンランド 森と街に出会う旅
(鈴木 緑/東京書籍/2006)

 北欧諸国を旅してきたデザインジャーナリストである著者が見た「等身大のフィンランド」について書いた本。旅行ガイドでもなく、解説書でもなく、専門書でもない。いち日本人が見た「不思議の国」フィンランド。そう、私もフィンランドはとても不思議な国だと、この本を読んでも思う。


 まず、フィンランド人の国であるのにスウェーデン人の国でもあること。フィンランドはかつてスウェーデンに支配されていたこともあって、スウェーデン語は公用語でスウェーデン系フィンランド人は人口の6%を占める。フィンランド国歌は初めスウェーデン語で作詞されたし、シベリウスやトーヴェ・ヤンソン、アルヴァ・アアルトにカイ・フランクなど、フィンランドを代表する人にスウェーデン系フィンランド人が多くて、じゃフィンランドのアイデンティティとは何なんだと問いたくなってしまう。民族も言語も単一である日本から考えると不思議で仕方がない。この点については著者も解決できていないのだが、フィンランドの胸の奥には私には計り知ることは出来ない、複雑でデリケートなものが潜んでいるのだろう。

 この本で紹介されているフィンランドは、とても自然だ。森と湖に囲まれた豊かな自然は、魅力的であると同時に野性そのもので厳しく、装飾が何もない。トイレ事情には本当に驚いた。自然と一体になると言えばいいのだろうか。

 面白いと思ったのは第3章のフィンランドの皆さんに訊いたアンケート。フィンランドの好きな所・嫌いな所、自分自身のことなど、生のフィンランドの方の声を聞くことができるのは本当に貴重だ。ただ、残念なのは著者の仕事の関係上、インタビューした大部分がデザイン関係者であること。個人的にはフィンランドを代表するデザイナーであるハッリ・コスキネンやイルッカ・スッパネンのインタビューがあるのは本気で嬉しい。ヘルシンキ市民街頭インタビューもあるので、デザイン関係以外ではそちらを参考あれ。

 著者は最後にこうまとめている。
フィンランドほど、どれだけ本を読んでも、人の話を聞いても自分の目で見て経験しないと分からない国はないのです。(166ページ、「あとがき」より)

 ええ、いつになるかは分からないけど、フィンランドに行ってやろうじゃないの。蚊が多かろうと、サルミアッキが不味かろうと、物価が高かろうと。フィンランド貯金を始めるかな。
by halca-kaukana057 | 2007-01-03 22:11 | 本・読書

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