この頃ピアノの練習時間が足りなくて、イライラしがちです。仕事が早く終わるか、まとまったお休みが取れればいいのにな…
【ブルグミュラー】
◆再会
冒頭の左手の連打が全然ダメ。黒鍵は白鍵よりも連打しにくい。べたべたと歯切れが悪く、テンポも一定にならない。どうしたらいいんだここ。
さらに中間部左手のメロディーもぎこちない。右手の伴奏と合わない。部分ごとの繋がりもぶつ切れで汚い。ボロボロです。本当にこの曲を完成させられるのだろうか。
【プレ・インベンション】
モーツァルト父のブレも途中。スタッカートの位置を間違えると全く違う曲になってしまう。弾きにくく感じます。
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話は変わって、オリンピックの男子体操で興味深い話を聞いた。エース冨田洋之さんのインタビュー。冨田さんがいつも目指しているのが 美しい体操 。たとえ優勝しても体操にはパーフェクトはない。でもパーフェクトを目指し、美しさで見る人を魅了する体操をするのがモットー。採点基準にはない技の完成度も自分でチェックし、練習を重ねてきたのだそう。スポーツ選手であると同時に芸術家であるとも感じた。冨田さんの演技はひとつひとつが安定していて、力強くてきれいだと感じていたが、こういう理由があったのか。
パーフェクトを目指し、美しさを追求する点ではピアノも似ている。どんな演技・演奏をしたいのか。魅せるところ、聴いて欲しいところはどこか。その曲の美しさを引き出すために、何が必要か。体操から学ぶこともたくさんありそうだ。個人戦はそんな角度から見てみよう。